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軽自動車とコンパクトカーを徹底比較!下取りの事まで考えるなら

いらっしゃいませ!

現役の自動車営業マンの田中です!

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私のお店では軽自動車もコンパクトカーも販売していますが、どちらを購入するか迷っているお客さまは多いです。

最近の軽自動車は良いターボ車など上級グレードに大型のナビを付けたりすると、車両価格もコンパクトカーと変わらない金額になることもよくあります。

マイケル
軽自動車は100万円くらいで買えると思っていましたが、今は200万円くらいする車も多いみたいでビックリしました!
田中
 今、100万円で買える軽自動車は軽トラックかアルトやイースといった昔ながらの軽自動車でもお値打ちなグレードだけですね。
マイケル
200万円もするなら普通車も検討しようかなと思っちゃう人も多いんじゃないですか?
田中
車両価格で考えるとそうですね。ですが、それでも軽自動車ならではのメリットもあるから悩むところです。

 

マイケルさんが言うように「軽自動車で200万円もするなら普通車にしようかな?」という方は少なくありません。

ただ、逆に普通車から軽自動車に乗り換えを検討される方も多いです。

一般的に考えられる軽自動車・コンパクトカーの魅力は、

  • 軽自動車…税金や車検などのランニングコストが安いことが魅力
  • コンパクトカー…軽よりも室内幅も広くエンジンも軽自動車よりはパワーがある

という所です。

こちらは間違いないのですが、今回は自動車営業マンとして少し先を見据えた視点も踏まえて軽自動車とコンパクトカーを比較していきます!

 

 

税金や車検などのランニングコストで比較

税金や車検のランニングコストを軽自動車とコンパクトカーで比較すると、軽自動車の方が断然優遇されているのは明白ですが、ここでもざっくり確認していきましょう。

自動車税を比較

  • 軽自動車の自動車税…10,800円
  • 1000cc未満の普通車の自動車税…29,500円
  • 1000cc以上・1500cc未満の普通車の自動車税…34,500円

自動車税は、軽自動車と1,000cc未満の普通車でも約2万円の差額があります。(減税が適用されていない場合で計算)

毎年のことなので結構大きいですよね。

10年車を使用すると自動車税だけで約20万円の差が出ます。

 

1,000ccの車だと自動車税はどっち?

「自分の車は1,000ccのパッソだけど、自動車税は1,000cc未満か以上かどっちだろう?」と迷っていしまう方も見えると思います。

でも、じつは車検証を見るとジャスト1,000ccという車は無くて、例えばトヨタのパッソだと排気量は0.99kw/lと表記されています。

また、平成29年現在の新車のパッソのカタログを見ると996ccとなっていますので、車検証上では1ケタを切り捨てて表記していることがわかります。

一般的に1,000ccというのは、数字的に切りが良いので1,000ccと呼んでいるわけですね。

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車検で比較

車検の費用も基本的に軽自動車の方が安く済みます。

例えば、車検の諸費用とされる重量税では、

軽自動車の重量税

6,600円(13年を超えると7,800円・18年を超えると8,800円)

1000cc未満の普通車の重量税

16,400円(13年を超えると21,600円・18年を超えると25,200円)

1000cc以上・1500cc未満の普通車の自動車税

24,600円(13年を超えると32,400円・18年を超えると37,800円)

 

重量税だけを見ても軽自動車とコンパクトカーでは1万円以上の差があり、こちらに自賠責保険や車検整備費用など含めると2万円以上の金額差がでてきます。

 

軽自動車とコンパクトカーの使用感を比較

ここでは軽自動車とコンパクトカーの使用感を比べていきたいと思います。

ただし、あくまで私の個人的見解なので購入する時は、ぜひお店で試乗したりしてご自分で体感してくださいね。

 

走行性

まず「走行性」を比べてみると、やはり排気量の大きいコンパクトカーが快適と言えるでしょう。

軽自動車の排気量は660ccですから、1,000ccのコンパクトカーと比べても1.5倍以上の開きがあります。

ですが、

  • ターボの軽自動車
  • NA(ターボ無し)の1,000ccコンパクトカー

は、カタログを見ると最大出力・最大トルクは、ほとんど同じ数値になっています。

というのは、ターボ車はNAに対して1.7掛けで計算するからです。

 

ただ、あくまで数値上は一緒でもターボとNAでは走行時の感覚も変わってくるので、この辺は好みが分かれるかもしれません。

また、燃費に関しては「1,000ccのコンパクトカーよりも、軽自動車のターボの方がカタログの燃費数値は悪くなる」と思います。

ですが、カタログ数値のJC08モードでの燃費は「0.6掛けくらいが実走行の燃費」なので、さほど大きな燃費の差はないでしょう。

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参照元ダイハツ キャストスポーツ

 

室内の広さ

室内の広さですが、

  • 「ホンダ・N-BOX」や「ダイハツ・タント」のトールワゴンタイプの軽自動車
  • 「トヨタ・パッソ」や「日産・マーチ」などのコンパクトカー

を比べると、トールワゴンタイプの軽自動車の方が広いし使い勝手も良いでしょう。

 

トールワゴンタイプだと室内の高さがあるので圧迫感が無いですし、後部座席のシートアレンジも自由度が高いです。

パッソなどのコンパクトカーは室内の横幅こそ広いですが、後部座席も前後にスライドしません。

ただ、コンパクトカーでも「スズキ・ソリオ」や「トヨタ・タンク/ルーミー」と軽自動車を比べれば、やはり室内も高く横幅も広いので文句無しに快適です。

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参照元トヨタ ルーミー(グレード:カスタムG-T)

 

運転のしやすさ・乗り心地

運転のしやすさとして「小回り」を考えると、軽自動車の方が小さく回転出来るので扱いやすいでしょう。

そういった点で軽自動車を選ばれる女性の方は多いです。

ただ、乗り心地に関してはコンパクトカーの方が「衝撃の吸収性(クッション)」は高いです。

この点で普通車から軽自動車に乗り換えを検討している方が「やっぱり普通車だな」と軽自動車の乗り換えをやめる方も多いです。

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総評として

ぶっちゃけて言えば、軽自動車とコンパクトカーと言っても選ぶ車によって大きく変わります。

例えば、「タント」VS「パッソ」であれば、タントの方が車内は広いですし、スライドドアなので子供の乗り降りも安心です。

ですが、「ムーヴ」VS「パッソ」であれば、車内はパッソの方が広く感じます。

また「タンク/ルーミー」VS「タント」であれば、やはり総合的に「タンク/ルーミー」の方が広いですし、走行性も高いです。

 

今は軽自動車もコンパクトカーも車種が選べるので、ランニングコストのように明確にどちらが良いとは言えないです

歯切れが悪くて申し訳ありませんが「選ぶ車種による」でしょう。

 

 

下取り価格を考える

車を買う時に売る計算をする人は少ないかもしれませんが、車は資産ですから考えておきたいポイントです。

では、新車時の車両価格が同じくらいの軽自動車とコンパクトカーでは、数年後の車の値下がりの仕方はどうなっているのでしょうか?

買い取り相場を調べることが出来る「Goo買取」で見ていきましょう。

Goo買取(その他)についての参照記事

 

5年落ちの軽自動車(ムーヴ)を見てみる

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当時の新車の車両価格で120万円台のダイハツ・ムーヴのグレードXです。

5年落ちで計算すると…、

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参照元Goo買取

35.9万円と出ました。

では、次にトヨタ・パッソで見ていきましょう。

 

5年落ちの普通車(パッソ)を見てみる

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ムーブと同じ色もブラックで、走行距離も一緒です。

パッソのX Lパッケージも新車販売価格は120万円台です。

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参照元Goo買取

goo買取では、25.4万円と出ました。

軽自動車とコンパクトカーの値段の下がり方を比べると、約10万円くらいコンパクトカーの方が値下がりが早いです。

ちなみに、オークションブックで調べても同様で、3年落ちの軽自動車とコンパクトカーを比べても、3年落ちの時点で、すでに10万円ほど値下がりの差が出ています。

 

とはいえ、コンパクトカーでも新しく販売された「トヨタ・タンク/ルーミー」などに関しては今後どのような値下がりの仕方をするかわかりません。

個人的には、そこまで激しい値下がりの仕方はしないのではないかと予想していますが、今までを振り返ると「軽自動車はコンパクトカーに比べて値下がりの仕方は激しくない」ということは言えますね。

言い換えれば「軽自動車の方が売る時に有利」です。

 

軽自動車かコンパクトカー、選ぶならズバリどっち!?

まず、金額面で考えれば「軽自動車」がお得なのは明白ですね。

毎年の自動車税だけでも2万円ちかくの差がありますし、車検や任意保険もコンパクトカーに比べて軽自動車の方が安いです。

さらに言えば、高速道路の通行料金まで軽自動車の方が安いです。

しかも、売る時も軽自動車の方が高く売れると考えると、どう考えても軽自動車の方がお得です。

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「じゃあ、田中さんは軽自動車乗っているの?」と言われると、私はプリウスに乗っています。

軽自動車に乗り換えるかと言われると、乗り換えません。

もう1台セカンドカーとして買うなら軽自動車を買いますが、メインで使用する車であればお金よりも使用感を優先させたいです。

仮に「プリウス」から「タントかタンク/ルーミー」どちらかに乗り換えてと言われれば、「タンク/ルーミー」を選びます。

トヨタ・タンク/ルーミーの記事はこちら

 

 

まとめ

軽自動車とコンパクトカーについてまとめましょう。

  • ランニングコスト…軽自動車の方が得!
  • 使用感…走り、乗り心地はコンパクトカー!室内の快適さは選ぶ車による
  • 売却時…軽自動車の方が10万円くらい高い!

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いかがでしたでしょうか?

軽自動車とコンパクトカーですが、金額面では軽自動車の方が圧倒的にお値打ちです。

しかし「安ければ全て良し」というわけでもありません。

何百台と車を販売してきた私からのアドバイスとして、高くても欲しい物を買った方が後悔しません。

ですから、金額も車を購入する時の大事な要素の1つですが、金額に囚われずに最終的には実際に車を見たり乗ったり体感して購入してくださいね。

というわけで「軽自動車とコンパクトカーどっちを選ぶ?おすすめはズバリ!」でした。

 



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yuki

 


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