最近はMT(ミッション車)が少ないのでエンジンブレーキという言葉を聞く機会も少なくなっています。
そもそもエンジンブレーキとは、ギアを下げて(例えば4速から3速に下げる)エンジンの回転を抑制して車を減速させることだと思っているからも見えるかもしれません。
ですが、皆さん普通にエンジンブレーキは利用しています。
そんなエンジンブレーキですが、よく「エンジンブレーキを使いすぎると車に良くない」なんて話を聞きます。
であれば、ブレーキを踏まずにアクセルを離して減速していくのは良くないのでしょうか?
エンジンブレーキの使いすぎによる影響
エンジンブレーキの使いすぎは、エンジンやトランスミッションに過度な負荷をかける可能性があります。
エンジンブレーキはエンジンとトランスミッションの回転を抑制する仕組みで、適切に使用されるとフットブレーキの摩耗を軽減し安全な運転をサポートします。
しかし、当然不適切な使用は逆効果になることがあります。
エンジンブレーキを過度に使用するのは逆効果!?
まず冒頭でアクセルを離せばエンジンブレーキになるとお伝えしましたが、単純にそれくらいで車に悪い影響を与えることにはなりません。
しかし、ギアを下げてエンジンブレーキをかける。
例えば、AT車であれば「D」から「2」にしたり、CVTだと「D」から「B」に敢えて下げてエンジンブレーキをかける。
こういう場合は使いすぎるとエンジンとトランスミッションに過度な負荷をかけ、エンジンやギアボックスの損傷に繋がる可能性があります。
エンジンブレーキは適切に使用することでフットブレーキの摩耗を抑える効果がありますが、使用の過多や不適切な使用は避けるべきです。
意外とエンジンブレーキを使っている人は多い?
ちなみにツイッターでエンジンブレーキと検索してみると「エンジンブレーキ使っています」という方はみえました。
自分の運転はエンジンブレーキ使いすぎと言われるほどエンジンブレーキ大好きですが、
良く箱根新道、ターンパイクの下りで、ブレーキから焦げた匂いさせてるクルマ見ると、エンジンブレーキ使えばいいのにと思ってしまいますステップワゴンにB、Lレンジが無いのにはとても驚きました
— トンちゃん (@whitenegipon21) January 26, 2018
うちはエンジンブレーキを使いすぎじゃない!?ってぐらい使ってる気がするけど、教科書に近いはず。
— YUH (@yuh_86) May 7, 2013
中堅ドライバー「エンジンブレーキうざい。ランプもつけずに減速すんな」
ベテランドライバー「車間距離足りないだけやろ」
Z世代「エンジンブレーキって何…?車間距離って…?老害多いから車嫌い…」 pic.twitter.com/J93zL20sum
— お侍さん (@ZanEngineer) March 27, 2023
マニュアル車ワイ、信号で止まる時は50m手前から順にエンブレ使って止まるからブレーキランプは完全停止時のみ点灯なんだけどバイパスや高速道路ならまだしも一般道で前走る車が減速したかどうかなんて前見てれば分かるとおもうんだけどそうでも無いの? https://t.co/dxbzucKVBJ
— チャーチルは葱 (@marusinisuto) June 1, 2023
エンジンブレーキの適切な使用とは?
そもそもエンジンブレーキは、速度を大幅に落とすための手段ではありません。
停車するためにフットブレーキを利用しますが、それこそ昭和や平成初期の車だとブレーキの使いすぎで
- べーパーロック現象…ブレーキを使いすぎることでオイルが沸騰して気泡が発生してブレーキが効かなくなること
- フェード現象…ブレーキパッドが摩擦熱で効かなくなること
が心配されました。
そのためエンジンブレーキはフットブレーキを補完する形で使用すべきものになります。
エンジンブレーキの効果的な使い方
では、エンジンブレーキはどういった場面で使用するのでしょうか?
具体的には、下り坂や減速する予定の長い直線道路など、特定の状況で最も効果的です。
たとえば、下り坂では、エンジンブレーキを使うことでブレーキを酷使することなく安全に速度を落とすことができます。
最近の車だとドライブシフトに「D」意外に「B」がありますが、これは「ブレーキモード」になります。
ただ、坂道は「B」にした方が良いかという離しですが、フットブレーキの性能も上がっているので、そこまで多用する必要はありません。
エンジンブレーキを懸けながらアクセル踏むとどうなる?
アクセルを踏むとエンジンは燃料を燃焼させてエネルギーを発生させ、車輪を回転させる力を生み出します。
一方、エンジンブレーキをかけると、そのエネルギー生成プロセスが逆になりエンジンの回転を抑制して車の速度を減らします。
ですから、エンジンブレーキをかけた状態でアクセルを踏むと、エンジンが燃料を燃焼させる力とエンジンブレーキによる回転抑制が同時に発生します。
つまり、エンジンブレーキをかけたままアクセルを踏むという行為は、エンジンとトランスミッションに無駄なストレスが加わり、機械的な摩耗を招く可能性があります。
おわりに
エンジンブレーキは、適切に使用すると運転の安全性を向上させ、フットブレーキの摩耗を抑制する有用な道具となります。
エンジンの自然な抵抗力を利用して車速を減少させる機能を持っています。
しかし、エンジンブレーキの過度な使用は、エンジンやギアボックスの摩耗や損傷を招く可能性があるので注意が必要です。
また、エンジンブレーキを多用したり、エンジンブレーキをかけた状態でアクセルを踏むと、エンジンとトランスミッションに不要な負荷をかける可能性があります。
適切なエンジンブレーキの使用は、運転の安全性と車両の長寿命につながります。
エンジンブレーキは適切な使用を心掛けましょう。
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