こんにちは!
自動車整備士のまいこです!
今日は、軽自動車の新車を昨年購入していただいた女性のお客さまから「車を縁石にぶつけてタイヤがパンクしてしまった…!」と慌ててお電話頂きました。
女性だと車のタイヤがパンクしても簡単にジャッキアップも出来ないですし、正直困ってしまいますよね。
じつは、車のパンクは自転車のパンクと違って状況によってはすぐに空気は抜けません。
パンクしていることに気がつかずに空気圧の点検をした時に「他のタイヤよりも空気が少し減っている」ということでパンクに気が付くことは結構多いです。
パンクの仕方も色々ありますが、今回はパンクのケースに合わせてどういった対処を取ればよいのか?
女性でも出来るように詳しく解説していきます。
まずはパンクしている場所の確認
タイヤがパンクしている時に確認しないといけないのは、パンクしている場所と状況です。
車のタイヤは場所によっては修復できません。
では具体的に修復できないパンクの仕方は、タイヤは縁石などにぶつけて側面が裂けたり、バーストしたりするとパンク修理は出来ません。
パンク修理出来るのは、道路と接する部分に釘が刺さったような穴が開いた場合のみです。
まずは、パンクした場所(タイヤ側面が裂傷していないか)を確認しましょう。
釘が刺さっているのを発見した場合
タイヤに釘が刺さっていて完全に空気が抜けていない状態であれば、釘は抜かずにそのままにしておきす。
釘を抜いていしまうと空気が一気に抜けてしまいますし、穴が開いた位置や角度がわからないと修理する時にきちんと穴が塞げない場合もあります。
釘がしっかり刺さっていると、そんなに簡単に空気は抜けませんから、そのまま整備工場やカー用品店に持ち込んでしまいましょう。
車のタイヤがパンクしたらどうする?
まず、結論から言えば「任意保険のロードサービス」を利用されるのがベストです。
任意保険のロードサービスは、年に1回のパンク修理や30分以内のレッカー移動は大体どこの保険会社でも無料になっています。
そういう時のために、必ず「任意保険のロードサービス」のダイヤルナンバーは分かるようにしておきましょう。
任意保険のロードサービスを利用すると「等級が下がる」と思っている方もみえますが、ロードサービスを利用しても等級が下がることはありません。
任意保険のロードサービスとJAFの違い
車のトラブルと言えば「JAF」を初めに思いつく方もみえるでしょう。
JAFはパンク修理に限らずに車全般のトラブルに対応してくれますが、自分の車で今年始めてのトラブルであれば任意保険のロードサービスがよいです。
ですが、
- 任意保険に加入していない車
- 今年に入って2回目のトラブル(要確認)
の場合は、JAFを呼びましょう。
任意保険のロードサービスは、保険をかけている車が対象となるため、仮にパンクした車が家族や友人のものであれば対象外となります。
また保険会社によりますが、ロードサービスの利用は年1回の制限が設けられている場合もあります。
任意保険のロードサービスが呼べない場合は「JAF」を呼びましょう。
パンクの応急処置
車には、パンクした時のために「スペアタイヤ」や「パンク修理キット」が積まれています。
最近の車はスペアタイヤが積まれておらず、代わりに「パンク修理キット」が積まれている方が多いです。
スペアタイヤの交換はご存知の方も多いと思うので、ここではパンク修理キットの使い方をご説明します。
パンク修理キット
車によってジャッキやパンク修理キットが収まっている場所はそれぞれですが、
- トランクルーム(一番多い)
- 助手席の足元
- シートの下
あたりに大体あります。
最近の車は軽量化のためにスペアタイヤが積まれていないことが多いです。
中を開けると「コンプレッサー(空気入れ)」「パンク修理の薬剤」が入っています。
パンクの補修キットを使用する時もジャッキアップは必要です。
ジャッキは掛ける場所があるので確認してください。
場所を間違えると鉄板が曲がってしまうので注意してください。
ジャッキアップする時の、工具のつなげ方がわからないという方は多いですが、以下の写真のように組み合わせます。
ひたすら左に回します。
するとジャッキが上がりタイヤが持ち上がっていきます。
タイヤが持ち上がったら薬剤を入れます。
この時にいくつかポイントがあるので、必ず説明書をきちんと読んでください。
- バルブコアを外す
- 薬剤は高い位置から流し込む
- タイヤを2,3回転させて液剤を全体に広げる
というのはポイントです。
そして、車内のシガーソケットからコンプレッサーの電源をとります。
コンプレッサーの電源をONにして空気を入れていきます。
空気が入ったらジャッキを外して完成です。
ただ、修理キットの場合は、タイヤの側面が裂けてしまったり、バーストすると補修・応急処置は出来ません。
そういう時のためにも「任意保険のロードサービスのダイヤルナンバー」は必ずわかるようにしておきましょう。
ジャッキアップしないパンク補修キット
女性の方だと「ジャッキアップ」させることが、そもそも大変だと思います。
工具を組み合わせて、クルクル回してタイヤを持ち上げるのも一苦労です。
また高速道路など作業を行うこと自体が危険な場所というのもあります。
そこで、女性にもお勧め!
ジャッキアップ不要で瞬時にパンクの補修が出来るカー用品をご紹介します。
Holts(ホルツ)のパンク修理剤は、ジャッキアップ不要でパンクの補修が可能です。
女性ドライバーの方には、ぜひ緊急時のために1つ用意しておきたいです。
ただし、こちらもタイヤ側面の裂傷などでは使用できませんので、その点はご注意ください。
パンク修理キットは2度目の補修が出来ません。
パンク修理キットは、あくまで一時的な補修です。
説明書にも記載されていますが、修理キットでパンクの穴を塞いだタイヤでは高速走行は行わない方がよいです。
というのは、パンク修理キットは内部のゴムを溶かして穴を塞ぐのでタイヤの強度は落ちます。
そのため2度目の修理も出来ません。
ですから、タイヤが新品に近いような場合は、パンク修理キットは出来れば使いたくありません。
仮に普通車でタイヤサイズが大きい車であれば、JAFで最寄りのカーショップまで運んでもらってレッカー代金を支払った方が費用は安いという場合もあるでしょう。
そう考えても「任意保険のロードサービスのダイヤルナンバー」は必ずわかるようにしておきたいですね。(3度目)
パンクしているのに無理やり走行するとどうなる?
車はアクセルを踏めばパンクしていても進みますが、空気が抜けているのなら当たり前ですけど走行しない方がよいです。
パンクして完全に空気が抜けている状況で走ると、
- タイヤのゴムが切れる
- ホイールに傷が付く、歪む
ということに繋がり、パンク修理ではなくタイヤの交換が必要になります。
余計な出費が発生する恐れが出てきますから、パンクしているのに無理に走るのはやめましょう。
まとめ
車のタイヤがパンクした時の対処法についてまとめます。
- 任意保険のロードサービスを呼ぶ
- JAFを呼ぶ
- 自分でパンク修理キットやスペアタイヤで対応する
というように、まずは「任意保険のロードサービスを呼ぶのが一番」です。
女性の方でしたら、ジャッキアップするのも一苦労ですから、使えるものは使っていきましょう。
いかがでしたでしょうか?
車のタイヤがパンクは、いつどういった時に起こるかわかりません。
パンク修理キットも状況によっては使えませんし、任意保険のロードサービスの番号は本当に控えておきましょう。
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