こんにちは!
現役の自動車営業マン田中です!
私は新車販売がメインの仕事なんですが、今日も新車の商談が終わって「じゃあ、契約書作ってきますね」と言って席を立とうとしたら、お客様から「納車はいつ出来るの?」と質問されました。
今まで「あともう少し値下げしてくれたら買うんだけどな~」と値交渉していたのに、いざ買うと決まったら本当に気の早いこと(笑)
ただ、お客様も納車日に合わせて、
- 自動車保険(任意保険)の加入
- 駐車場の契約
- 新車のお祓い
など色々と手続きがあるでしょうから、納車日や新車の車検証がいつもらえるのか気になるのも重々承知しております。
というわけで、今回は「新車の車検証はいつできるのか?」車検証がもらえる流れやタイミングについて、詳しくお伝えしていきましょう!
新車の車検証はいつできる?発行までの流れについて
まず新車の車検証ができるまでには、3つのステップがあります。
- メーカー(生産工場)に新車を発注する
- 車が完成して「車体番号」の振り当てが行われる
- 書類を準備して「登録」を行う
登録までの流れとしては「(1)ディーラーが行う → (2)メーカーが行う → (3)ディーラーが行う」になります。
お客様が行うことは「登録までに必要な書類を準備して頂く」ことだけですが、私たちには納車までにこういった流れがあります。
メーカーに新車を発注する
他のディーラーでも一緒だと思いますが、当社の場合はお客様から注文を頂いてからメーカーに発注を掛けます。
売れ筋の車種などは在庫で購入しておくこともありますが、基本的には「受注発注」です。
新車を発注することで、車が工場で完成する「生産予定日」が分かります。
生産予定日は「工場で何月何日くらいに完成しそう」くらいの曖昧なものなので、この時点で納車日まで決める事は出来ません。(予定なので日程も前後します)
新車を注文後に内容の変更は難しい!?
ここで1つ新車購入時の注意点です。
新車を購入する際は「内容をきちんと決めてから」注文するようにしてください。
たまに注文を頂いてから「やっぱり色を変えたい」というお客様もみえるのですが、新車を発注する時はグレードやボディーカラーなど指定してメーカーに注文していますから、色が変わるだけでも全て初めからとなります。
当然納車の時期も遅れますし、なにより「タイミングによってはキャンセルが出来ない」こともあるので新車購入の際には気を付けてくださいね。
車体番号の振り当てが行われる
メーカーで車の完成が近づいてくると「車体番号」が分かります。
車体番号とは「車1台1台に割り当てられた識別番号」のことで、車検証にも記載されますが車のボディにも刻印されます。
そのため、仮に同じ車種・グレード・色でも車体番号が一緒ということはありません。
この車体番号が振り当てられると「登録」の準備が出来るようになります。
今まではメーカーの生産待ちでしたが、車体番号が分かってようやく私たちも動き出せます。
書類を準備して、いざ登録!
自動車の登録とは「この車の所有者はこの人です」と公に証明する事です。
車体番号が分かると新車の登録で必ず必要な「自賠責保険」が作成できるようになります。
ですが、ここまでに「他の必要書類」を準備していないと新車を登録することが出来ません。
軽自動車の場合は、認印や住民票(代理人が請求可能)なので時間はさほど掛かりませんが、普通車の場合は「印鑑証明書や実印」が必要になります。
これらは新車の購入者様の方で準備して頂くことになるので、早めに用意しておいた方が納車までの流れはスムーズです。
登録が完了すれば、陸運局(軽自動車検査協会)から「新車の車検証とナンバープレート」が発行されます。
ここまでの話をまとめると、新車の車検証は登録が完了すれば発行されます。
ですが「新車の車検証も出来たし明日にでも納車出来るよね」というと、そうでもありません。
即日納車も出来なくはないのですが、ここら辺はディーラーの段取りの仕方によって変わってきます。
新車の車検証が発行されてから納車まで、どれくらい時間が掛かるの?
登録は車が無くても車体番号が分かれば手続きの準備を進めていくことが出来ます。
そのためディーラーによっては準備が出来ればサッサと登録してしまう会社もあるようですが、納車するには当然ですが新車が無ければいけません。
ここでは「新車が完成してから納車までの流れ」について解説していきます。
新車の輸送に3~10日ほど掛かります
新車が完成して車体番号が分かれば登録は可能ですが、実際に新車が発注した店舗に配送されるまでに数日掛かります。
生産工場からの距離によって輸送に掛かる日程は変わってきますが、九州から中部でおおよそ1週間程度というところです。
また注意したいのは台風や大雪などで簡単に配送予定は変わってきます。
あまり早い段階で「お祓いの予約をして、月極め駐車場も契約して…」と納車後の段取りを組んでも天候の都合で納車日が変わる恐れもあります。
事前に予約したり準備したいことがある場合は、車の配送状況などが確定してからの方が安心ですね。
車体番号が決まっても車が変更になることもある!?
ちなみに車体番号が決まってからでも「車が変更になる」ケースは稀にあります。
今までの私の経験ですと、
- 国土交通省の抜き打ち検査
- 輸送や架装中に車体をぶつけた
などがあり、国土交通省の抜き打ち検査では異常が無いかの確認が行われるものの走行距離が50km前後となります。
正直こういった抜き打ち検査の車両も「そのまま納車される」ことの方が多いのですが、私はお客様に怒られたくなかったので変えてもらいました(笑)
こういったケースは稀ですが「無きにしも非ず」なので豆知識としてご紹介しました。
ディーラーオプション(用品)の架装
新車を購入する際にディーラーオプション(ナビやマット、バイザーなど)を注文していれば、それらは新車がディーラーに届いてからの取付けとなります。
とはいえ、よほど大量にオプションを付けない限り1~2日で架装可能です。
あとは洗車など店舗での納車準備がある程度です。
新車がメーカーで完成して、ディーラーに輸送されオプションの架装が完了するまでに大体1~2週間は日数が掛かります。
そのため、私は輸送日やオプションの架装に掛かる日数などを逆算して、先に納車日を決めてから登録日を決めるようにしています。
おおよそ納車日の1週間前に登録するようにしていますから、逆に言えば新車の車検証が出来てから1週間以内に納車できる感じですね。(あくまで私の場合はですが)
ちなみに1週間の余裕を作っているのも理由があって、新車の車検証が届いてから納車までに「お客様が準備する事」もあるからなんです。
新車の車検証が発行されたら「任意保険」の手続きを!
新車の車検証が発行されたら、自動車の「任意保険の加入が可能」となります。
納車日に安心して乗って帰って頂くためにも、事前に自動車保険の加入を済ませておく必要があります。
新車を購入したディーラーで任意保険もお任せであれば納車までにきちんと契約を済ませてもらえますが、車の買い替えであれば今まで契約していた自動車保険があるので「車両入替え」となります。
車両入替えの場合は、今まで契約していた保険会社に新車の車検証の情報を伝える必要があります。
WEBの自動車保険であればPCや電話で手続き出来ますが、代理店やJAではFAXや窓口での手続きということもあります。
となると定休日などで日数がかかる可能性もあるので、新車の車検証の発行から納車まで1週間程度空けておくと安心なんです。
新車の購入時は「自動車保険の見直し」のチャンスです!
私も新車販売時には自動車保険の加入を勧めていますが、正直言ってWEBの自動車保険には値段で勝てません。
私たちのような代理店で加入するメリットは「自分で調べなくても聞けば教えてくれる」という手間暇の無さですが、1つ1つの特約の内容など読むのが苦にならない方だとWEBの保険はお勧めです。
ただ、そういった値段重視で自動車保険を探す場合に大変なのが「どこの保険会社が最も安いのか?」を調べる労力。
同じ車の内容を何度も入力するのは、ただただ手間でしかありません。
ですが、以下の「保険スクエアbang!」自動車保険一括見積もり を利用すると、一度の入力で複数の保険会社から見積りが届くので簡単に最安値の保険会社が見つかります。(もちろん無料です)
初めての車の購入や自動車保険の更新時は、とくに利用する価値大ですよ!
おわりに
いかがでしたか?
今回は「新車の車検証の発行について」お伝えしてきました。
自分で記事を書いていてなんですが、少し内容が細々とした感じが気になるので最後に内容をまとめておきます。
登録を行うには「車体番号」が分からないとダメです。
兎にも角にも新車が完成しないと何も出来ません。ただ、ひたすら待ちましょう。
オプションの架装は配送で少し時間が掛かることもありますが、段取り次第では登録後翌日納車も可能です。(当社の場合)
新車の車検証のコピーは登録が完了すればもらうことが出来ます。(原本は納車時)
登録から納車まで少し日程に余裕を持たせて安心して新車に乗って帰れるように任意保険の加入は忘れずに!
以上「新車の車検証はいつできる?納車までのポイントを全て解説するよ!」でした。
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みなさんも車を運転するにあたって「自動車の任意保険に加入」していると思います。
でも、じつは「自動車保険は会社によって保険料が全然違う」ということをご存知でしょうか?
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