いらっしゃいませ!
現役の自動車営業マン田中です!
今年もたくさんの方に車を購入して頂きました。
皆様ありがとうございます。
さて、そんな車の商談の時によく聞かれる質問として「いつ買ったら新車ってお得なの?」というものがあります。
同じ車だったら1万円でも安い時期に購入したいというのは、みなさんが思われるところではないでしょうか?
まあ、私の場合は同じ車(商品)がお店や営業マンによって値段が変わる車業界の販売スタンスに疑問を抱いているので、いつもMAXで値引きしてますから年中安いですけどね(笑)
でも真面目な話、値段交渉が苦手な人っていると思います。
じつは私も営業を行っているせいで、逆に営業マンの気持ちが手を取るようにわかってしまって、電化製品の値段交渉とか出来ないんです。(笑)
しかし、そういう値引き出来ない人でも「新車を安く買える時期」というのはありますからご安心ください。
というわけで、今回は現役の自動車営業マンが”本当に”安く新車が購入出来る時期について解説していきます。
新車購入で値引き交渉が苦手なら「1月の新春初売り」を狙おう!
値引き交渉が苦手な方は、新年の初売りがおすすめです。
「オプションプレゼント」「特別価格ナビ」「特別金利」で車両購入価格に直結するキャンペーンや、「ホテルランチ」や「高級和牛」、「コーヒーメーカー」や「商品券」などのご成約プレゼントが新年の初売りには付いています。
新春初売りは、どの店もキャンペーンを目白押しにするので特典をどれだけ付けるかの競争になりがちです。
結局、チラシを並べて一番目立つ広告にしたお店にお客さんは集中しますから店側も必死です。
お店によっては「絶対赤字だろう」というような、新春初売りの特別限定車を作ったりもします。
イメージとしては、値段交渉して価格を下げるのではなく「これだけお得になっていますから買ってください」というスタンスです。
ですから、値交渉が苦手な方でも新春初売りの時期はお値打ちに車が購入できます。
3月・12月で”登録台数が足りない”場合は値引きチャンス!
よく「軽自動車販売台数 No.1」みたいに販売台数の実績をCMで見たりしますよね。
あの各メーカーの販売台数実績は、3月31日までに登録が完了した台数でカウントしています。
また会社内の目標台数は年内登録(12月末まで)でカウントしています。
登録する台数が足りていない場合に販売店はどうするかというと、自社名義で買ってでも登録します。
そういう台数稼ぎで購入した車はどうするかというと、
- 未使用車として店頭で販売する
- オークションで売る
ことになります。
オークションで売れば基本的に赤字確定です。
であれば、利益ゼロでもお客さんに購入して貰った方がマシなので、通常行わない値引きをすることもあります。
ここで注意したいのは、3月・12月に車が安くなるわけではないということです。
”3月・12月末までに車を登録しないといけない”から安くするのです。
勘違いして3月や12月の中旬~下旬に買いに来られても、登録が間に合わないのに特別安く販売する理由がありません。
3月や12月に登録台数が足りていないことを期待していくなら、2月・11月には動きだしましょう。
決済シーズンは値引きしてもらえるのか?
他のサイトを見ると3月は決算シーズンだから1年で一番安くなる時期と書かれています。
そのせいか「決算=3月」と思っている方もみえますが、決算は各店舗(会社)で決められているので必ず3月というわけではありません。
また「やっぱり車が安くなるのは決算シーズンなの?」と聞かれますが、正直に告白すると決算だから特別安くなることはありません。
実際のところは、ただの宣伝文句です。
決算時期の広告を見ると、初売りのように「コレが付きます!アレも付きます!」と具体的に書かれていないことが多くないですか?
大体「決算大商談会」とかだと思います。
何か特別にお得なキャンペーンが設定されていれば、広告に内容を掲載します。
それが無いということは、キャンペーンが用意されていないということです。
それでも店側からすると、とりあえず”決算”と書いておけばお客さんが来てくれる魔法の言葉なのです。
モデルチェンジ前の在庫処分
毎年あるわけではないありませんが、やはりモデルチェンジンジ前は狙い目です。
価格で言えば、やはり安いです。
モデルチェンジが行われる場合は、まず現行モデルに対して特別値引き枠が設けられます。
- モデルチェンジとは…デザイン・性能などを大幅に変更する
- マイナーチェンジとは…デザイン・性能などを少しだけ変更する
マイナーチェンジでも、たまに特別値引きの対策が出てくることがありますが、本当にたまにです。
こういったモデルチェンジ前に特別値引きが出来る車は売りやすいので、各店舗で奪い合いになります。
実際にお客さんとの商談予定が入っていなくても、土日で来店した飛び込みのお客さんがサクッと決めてくれます。(それだけお値打ちということですね。)
新車購入で一番安く買えるタイミングはモデルチェンジ前でしょうね。
その分、在庫限りで早い者勝ちですから決断が大事になってきます。
大感謝祭イベント
各店舗で行うイベントが年に1,2回あります。
店舗によって内容は異なりますが、通常よりも値引き幅を多くしたり、イベント告知用に限定価格のナビを用意したりします。
新春初売りや他の時期のキャンペーンは、基本的にメーカーキャンペーンです。
大感謝祭イベントは店舗(ディーラー)が値引きを頑張るわけです。
ですから、大感謝祭イベントにメーカーキャンペーンが重なると、さらにお値打ちになります。
車種によっては、初売りや決算商談会など1年で必ず開催されるイベントの中で最も安くなるかもしれません。
イベント開催日当日だと商談も重なって大変ですから、営業マンがよければ数日前に注文だけ入れて契約はイベント開催日にしてもらうとスムーズですね。
ここに注意!「値引き」と「キャンペーン」は別枠で考える
きちんと新車を安く購入するために、大事なポイントを1つお伝えします。
それは「値引きとキャンペーンは別枠」ということです。
営業マンによっては「全部で●万円値引きします!」と合算で値引き額を伝える人がいます。
これだと本当に安く買えているかわかりません。
ディーラー(店舗)の内情を話してしまえば、出来る値引きというのは1年を通して決まっています。
例えば、車体値引きは10万円と決まっていたら、ディーラーで出来る車体の値引きは10万円です。
仮に「通常の販売価格から15万円安く買えます」と言われても、メーカーのキャンペーンで10万円値引きがあるとすれば、実際に営業マンが値引きしている金額は5万円です。
※値引きの内訳については、以下の記事を参考にしてください。
新車の購入で値引きが上手な人は知っている!抑えておくポイントは?
キャンペーンがあるので安いのは間違いないですが、最大限に安く買いたいなら値引きとキャンペーンは分けて計算した方が良いですね。
キャンペーンが有るか無いかは広告をチェックすればわかる!
キャンペーンの有無は新聞の折り込みチラシなどの広告を見れば一目瞭然です。
チラシを見て「用品5万円プレゼント」など具体的なキャンペーン内容が書かれていればOKです。
広告に具体的なキャンペーンが書かれていれば、それは全店で行われているメーカーキャンペーンです。
メーカーキャンペーンとは別に店舗で出来る値引きもやってもらえればお値打ちです。
逆に、「決算大商談会」とか「ボーナス応援セール」というように、具体性の無い広告の時期は避けた方がいいでしょう。
「決算時期は安くなる」と書かれているサイトは多いですけど、現役の自動車営業マンが言うのですから間違いありません。
私の会社だと、決算という理由で特別な対策が出た事は今まで一度もありません。
店舗によっては通常より値引きするかもしれませんが、メーカーキャンペーンが出てる時の方がトータルで値引き額は大きいと思います。
まとめ
新車の購入でお値打ちな時期について解説してきましたが、いかがでしたか?
毎年必ずあるイベントで言えば、私の会社だと「大感謝祭イベント」が一番お値打ちです。
メーカーキャンペーン対応車種だとかなり安く買えると思います。
また手堅いのは「新春初売り」です。
店舗によっては”目玉車”を用意するので、それを購入出来れば最高ですね。
あとは毎年ではないですけど「モデルチェンジ前」は安いです。
モデルチェンジ前は「一番車を安く買える時期と言っても過言ではない」でしょうから、とにかく車を安く買いたい方は、モデルチェンジの情報は要チェックです。
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