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車の廃車費用!ディーラーでお金払うよりもお得な処分方法あります

こんにちは!

自動車販売スタッフの田中です!

田中さんあいさつ

先日、80歳になる年配のお客様が「もう免許返す」ということで、車を廃車にしたいと来店されました。

車も走行距離が15万kmを超えていて「これだった解体費用もいるよな?4万円くらいか?」と、80歳で免許返すと思えない元気さで詰め寄ってきます。

ディーラーによっても廃車費用は一律ではありませんが、ウチの場合だと

  • 普通車で14,000円(税別)
  • 軽自動車で8,000円(税別)

で、廃車手続きをしています。

これに事故などで動かせない場合は、レッカーで引き上げに行く出張費(市内だと8,000円~)に解体費用(20,000円)が必要になっています。

 

でも、じつは自走できる車であれば「少なくても無料で廃車は可能」なんです。

田中
実際、私は無料にしちゃうことが多いです。

では、なぜ廃車費用を無料に出来るのか?

業界の裏話をお教えしましょう。

 

 

車の廃車費用の相場は「無料」の時代!?

今回の話は「日本全国どこの車屋さんでも一緒」という話ではありません。(読んで貰えれば分かりますが)

車業界の豆知識として参考にして下さい。

 

自走できる車は「とりあえず1万円」にはなる!

まず、他にも細かい条件はあるのですが、とりあえず動く車であれば「リサイクル・オートオークション」に出品できます。

通常のオートオークションでは出品車が落札されなければ、当然流れます。

でも、リサイクル・オートオークションでは「落札保証」というものがあって、どこの業者も落札しなければオークション運営会社の方で「最低金額で落札してくれる」ことになっているんです。

 

例えば、ウチの近くのリサイクル・オートオークションの場合、走行距離も20万kmを超えるような軽自動車でも最低12,000円で買い取ってくれます。(ただ、出品成約料として11,000円請求されます)

「じゃあ、差し引き1,000円しか儲からないじゃないか!」

となるのですが、リサイクル料金は戻ってくる(乗用タイプの軽自動車で8,000円くらい)ので、悪くても10,000円弱にはなります。

田中
冒頭で私が「廃車手数料いらない」と言っていたのは、リサイクル・オートオークションに出せば手数料分くらいにはなるからです。

 

私は自分でオークション会場まで車を運んでしまうので「まあ、いいですよ」で済ませられますが、会社によってはオークションまで陸送費を払って運んで貰っていることもあります。

その場合、オークションの利益は陸送費で消えてしまうという裏事情もお伝えしておきます。

 

普通車は排気量が大きいほどアツイ!?

ちなみに、先ほど「最低12,000円で買い取ってくれる」という話でしたが、これは軽自動車(排気量660cc)の場合です。

パッソなどのコンパクトカー(1,000cc)になれば20,000円だとか、2,500cc以上の車であれば50,000円以上で落札保証が設定されたりします。(イベントなどで変わります)

まいこ
30万km以上走っていても2,500cc以上であれば5万円確定なんです。

 

もしディーラーなどで廃車費用を請求されたら

このように廃車で入庫した車でも、裏事情を話せば多くは「売れる」のです。

ただ、自動車業界の営業は「売り上げ重視」なので、値段が付くような車でも「廃車して下さい」とお店に行くと「いやいや、この車だったら2万円で買いますよ」という営業マンは正直少ないです。

言葉を選ばなければ「人を見て値段を変える」人が多いので、とりあえず廃車するにしても「動く車であれば近所の買い取り業者に持ち込んだ方が良い」でしょう。

面倒であれば「廃車買取査定」に来て貰うのも手です。

少なくてもディーラーのように廃車費用を請求されることは無いと思いますよ。

 

 

廃車する時は「還付」されるものに注意!

ディーラーや買い取り業者に持ち込みで廃車依頼をするなら「返金されるもの」について確認するようにしましょう。

それぞれ順番に解説していきます。

 

自動車税

自動車税は1,000cc以上の車で3月よりも前(2月中)に抹消手続きを行うのであれば還付が発生します。

計算方法は「自動車税額÷12ヵ月×登録抹消した翌月から3月までの月数=自動車税還付額(100円未満切り捨て)」です。

還付金額に関しては業者の方で正確に行って貰えますが、注意したいのは以下の2つ。

  • 3月に抹消すると自動車税の還付はありません。
  • 3月を過ぎて4月1日以降に抹消すると4月分の自動車税が発生します。

 

自動車税は4月1日~3月31日の1年分を納税します。

また自動車税の納付通知は5月に送られてくるので、4月に抹消だと自動車税を1ヶ月分(だけ)支払う形になります。

買い取りであれば「買い取り金額に含まれる」こともありますが、抹消(廃車)であれば納税者に返還されるので確認しておきましょう。

マイケル
ちなみに軽自動車の場合は「年払い」になるので還付が発生しません。

 

リサイクル料金

廃車手続きで注意したいのは「リサイクル料金」です。

リサイクル料金とは、車を解体する時に「シュレッダーダスト」「エアバッグ類」「フロン類」をリサイクルするためのものです。

そのため、リサイクル料金は「車を解体した人が支払うもの」ですが、実際は車を購入した時に一緒に前払いされています。

解説する田中さん

どういうことかというと、仮にAさんが新車を購入してリサイクル料金を払いました。

このままAさんが解体するまで乗り続ければお終いですが、Bさんに車を税金などの還付を含めずに「100万円」で譲ったとします。

その場合、Aさんは100万円+リサイクル料金+(その他自動車税など)を貰うことで「今度はBさんがリサイクル料金を支払っている」ことになります。

 

田中
では、ここで先ほどの「オークションの話」を思い出してください。

実際ディーラーなどで廃車の依頼をしても、ほとんどはオークションなどに出品する(解体はされていない)ので「オークションからリサイクル料金が貰える」のです。

これを私のように廃車費用と相殺するならまだしも「廃車費用は貰うはリサイクル料金は内緒にポッケにしまうわ」だと、なんか悔しいですよね。

ですから、そういう会社だったら依頼せずに帰って、廃車費用0円の「廃車買取査定」に来て貰いましょう。

 

自賠責保険

車検がある程度残っている場合に抹消すれば「自賠責保険も還付が発生」します。

これは還付に「自賠責保険を発行している保険会社に申請する書類手続きが必要」なので廃車を依頼する業者にお願いしましょう。

 

自動車保険

そして忘れてはいけないのが「自動車保険」です。

先の自賠責保険とは違って「任意保険」と呼ばれる方ですね。

こちらも年払いされていれば保険料の返金がありますし、月払いであれば解約手続きをしないと「そのまま引き落としされる」ことになります。

基本的には電話一本で受け付けてくれるので、忘れずにしっかり行うようにしましょう。

 

 

おわりに

今回は「車の廃車費用について」お伝えしてきました。

田中さんあいさつ

話の内容をまとめると、ディーラーで廃車を依頼すると費用は一般的に「普通車で1万円くらい」はします。

でも、実際は廃車と言っても本当に解体(スクラップ)にしているかは謎で、もしかしたら「一時抹消」にしてオークションに出品しているかもしれません。

まいこ
それで廃車費用まで請求するのは「ちょっと酷い」ですよね。

 

私は人見て価格を変えるようなことはしたくないので、廃車費用4万円かと言っていた冒頭の80歳の方も廃車費用に無料にしました。

「浮いたお金で孫とスシロー行ってくるわ」と喜んでくれたので良かったなと思います。

以上「車の廃車費用!ディーラーでお金払うよりもお得な処分方法あります」でした。

 



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