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車で事故したら対応はどうする?保険についても詳しく解説!

いらっしゃいませ!

現役自動車営業マンの田中です!

最近、高齢者の交通事故のニュースが多いせいか「緊急時の自動ブレーキ支援システム」の付いている車を購入される方が増えています。

思いがけぬ交通事故。

出来れば遭遇したくないものですが、平成28年中には約49万件も起きているのだそうです。

自分は交通ルールを守った安全運転をしていても不意に被害に遭うかもしれませんし、また逆に加害者となってしまうこともあります。

あなたは、交通事故にあってしまった時に冷静に対応が取れる自信がありますか?

今回はそんな万が一の事態のために、事故に遭ったら何をどう対応すべきかをまとめてみました。

 

 

車の交通事故は他人事ではない!?

最近ニュースをよく見るせいか交通事故が増えた気がしますが、じつは交通事故のピークは昭和40年代なんです。

昭和40年代に比べ、交通事故死亡者数は近年減少傾向にあるようですが、最近は現代ならではの交通事故のニュースが報道されます。

身近なところでは、スマートフォンを操作しながらの自動車事故。

ながらスマホは加害者側にも被害者側にも事故の危険性を高めます。

また高性能自転車がブームなことから思わぬスピードでの飛び出しや巻き込みなど、自転車事故も多発しています。

レアなケースでしょうが、運転中の持病発症などからくる歩道への乗上げや暴走もニュースでしばしば取り上げられます。

このように誰しも事故に遭う可能性があります。

「自分は交通事故を起こすほど運転が下手じゃない」と過信せずに、その時にどうすればよいのかを知っておきましょう。

 

交通事故に遭ったらどうする?

まずは「運転者」として事故に遭ってしまったときの対応について説明しましょう。

一口に事故と言っても軽度な物損事故と負傷者を伴う人身事故では深刻さが違いますが、基本的な対応は同じです。

 

すぐに交通の妨げにならない場所に車を止める

自分が運転をしている場合は、交通の妨げとならない場所にすぐに車を止めて被害状況を確認しましょう。

たまに道路の真ん中で車を止めて、相手と言い争いしている人がいますが、交通の邪魔ですし、道路の真ん中で自分自身も危険です。

まずは冷静に、車が動くのなら安全な場所に移動させましょう。

負傷者が要る場合は最優先で救護

事故で負傷者が出てしまった場合、まずは救護が最優先です。

それが事故相手であろうが巻き沿いの歩行者であろうがすぐに対応しましょう。

必要であれば救急への手配も迅速に行います。

当然のことながら「事故加害者が救護措置をとらずに現場を立ち去ると、ひき逃げ(救護義務違反)となり処罰の対象」です。

 

警察・救急へ通報

次に事故の状況を警察へ、場合によっては消防へ通報します。

連絡は原則的には加害者の責務ですが、この時点で加害者・被害者の分別が付きにくい場合はどちらでも構いません。

詳細は警察が到着後の実況見分にて行いますので、発生場所、時刻、大まかな概要を伝えましょう。

とくに任意保険を利用する場合、「交通事故証明書」が必要になりますが、こちらは

  • 人身事故(人がケガをしている)
  • 物損事故(物が壊れただけ)

それぞれ交通事故証明書は違います。

 

人身事故の場合は、必ず人身事故であることを伝えてください。

交通事故証明書は、自身で「自動車安全運転センター」で取り寄せることも出来ますが、物損事故で届出したけど、後日人身事故になったら申請のやり直しにもなりますし、もめる原因にもなりますから警察を呼んで、きちんと実況見分を行ってもらいましょう。

 

事故の関係者・目撃者を確認

事故に相手がいる場合や、目撃者がいる場合は、その方の

  • 住所
  • 氏名
  • 電話番号

を確認して下さい。

事故の相手であれば、免許証を確認しておくと間違いがありません。

 

また、目撃者の方には「状況説明」して頂けるようにお願いしておくと良いでしょう。

 

保険会社に連絡

加入している任意保険の保険会社に事故発生について報告しましょう。

最近は24時間受付で初期対応までしてくれる場合もありますので、事前に契約内容を把握しておくとともにコールセンターなどの連絡先は携帯などに登録しておくと便利です。

  1. 事故発生の日時
  2. 事故の場所
  3. 事故の概要
  4. 相手の方・目撃者がいれば、その方の住所・氏名・連絡先

を、保険会社に伝えるようにしましょう。

 

また、最近では事故対応時のアプリを用意している保険会社もあります。

参照元App Store/サポNAVI(あいおいニッセイ同和損保)

加入されている保険会社によってサービスも違いますので、確認しておきましょう。

 

交通事故を起こした際の注意点

はじめて交通事故を起こした方だと、一体何がどうなるのか不安があると思います。

ここでは、

  • 「交通事故を起こしてやってはいけないこと」
  • 「どういった流れになっていくのか?」

について解説していきましょう。

 

当事者同士の話し合いは避ける

警察による実況見分や保険会社と話す前に「当事者間で話し合いを進める(示談)」は絶対にしてはいけません。

示談が行われると、保険会社が介入できずに保険で支払いが出来ないケースもあります。

事故後は興奮状態で感情的になりがちで、相手方が恫喝や高圧的な態度をとってきたとしても、うかつに返事や合意をするのではなく警察の到着を待ちましょう。

とにかく「警察」と「保険会社」に連絡してください。

交渉は保険会社に委ねることになりますので、基本的に当事者間で話すことは後にも先にもありません。

 

警察による実況見分(人身事故の場合)

人身事故の場合は、通報により警察が到着すると実況見分が始まります。

実況見分とは、警察の状況確認で、警察は「実況見分調書」を作成するために、どういった状況で事故が発生したのか調査します。

現場検証や目撃者証言も含め事故の詳細を調査するのですが、加害者側と被害者側で意見が食い違うことがよくあります。

警察がいないと言い争いになりますが、警察も車の損傷やブレーキ痕、目撃者の証言から客観的に状況分析してくれます。

あくまで正直に状況を伝えましょう。

 

また、警察の仕事は実況見分調書を作成することなので「どちらが過失割合が多い」とかは決められません。

過失割合については、保険会社側の仕事になるので、警察官に食って掛からないようにしましょう。(意外といらっしゃるようです。)

 

 

怪我をして病院に搬送されたため、実況見分に立ち会えない場合は後日警察から報告を受けることとなります。

その際は、相手側の証言を元に調書が作成されていると思いますので、違う点ははっきりと伝えるようにしましょう。

 

また、物損事故の場合は「物損事故報告書」が作成されます。

車が動くのであれば、警察署で車の損傷確認を行う場合があります。(警察署に持ってきてと言われます。)

どちらにしても警察が指示してくれますので、安心してください。

 

痛くなくても念のために病院へ

事故直後は興奮状態にあるので自分の負傷に気づかないことがあります。

明らかにどこも痛めていないのであれば良いですが、後ろから衝突された場合、むち打ちなどは後日に痛みを発症しますので、事故で強い衝撃を受けた場合は後からでも病院に行くようにしましょう。

 

 

事故の過失割合について

事故が起きてしまうと、ある意味でお互い被害にあっているのですが、原則的には事故の原因に関わらず「相手に怪我を負わせたら」加害者となります。

無謀な飛び出しよる事故でも、飛び出した側が重傷を負った場合は、被害者側で対応しなければいけないことが多いです。

 

しかし、「過失割合」については別問題です。

いくら相手をケガさせたとしても、事故の原因を作っているのが相手であれば、負うべき責任の内容は変わってきます。

 

 

過失割合で自分の負担はどう変わるのか?

例えば、あなたの車が事故によって修理費が50万円必要とします。

ここで、過失割合が「相手が7割悪い:あなたが3割悪い」となったとした場合、あなたの車の修理費の7割(35万円)は相手が負担して、3割(15万円)は自己負担になります。

プラス、相手の車の修理費も50万円の場合、あなたは相手の車の修理費の3割を負担することになります。

任意保険に加入している場合、基本的には「対人・対物賠償責任保険」は入っているので、相手に対する賠償は任意保険で支払われます。

ですから、上記のケースでは「自分の車の修理費15万円」が実費になる、もしくは「車両保険」に加入されていれば、そちらで保険金が支払われます。

(※対人・対物・車両保険については後述します。)

 

車両保険に加入していれば、過失割合は関係ない!?

過失割合ですが、「少しでも割合を自分に有利にしたい」と思うかもしれません。

ですが、じつは車両保険に加入している場合は、実質的に過失割合は関係ありません。

というのは、保険というのは相手がいる事故は「3等級ダウン事故」となり、保険金の支払いがいくらになろうとも保険の等級が3等級ダウンします。

ですから、車両保険に入っていれば、相手の車も自分の車も保険で修理出来ますし、結局は3等級下がるのです。

つまり、過失割合が「5:5」でも「2:8」でも、3等級ダウンすることには変わりがありません。

※保険の等級が下がると「適応割引率が下がる」

 

ですが、車両保険に加入していなければ、相手に対する賠償は「対人・対物」で賠償できますが、自分の車の修理費は実費です。

その場合は、少しでも過失割合が有利な方が自分の財布には優しくなります。

 

自動車保険の種類と内容

今までの解説でも「対人・対物賠償責任保険」や「車両保険」など、専門用語が出てきましたが、保険の種類についても解説していきましょう。

保険の種類は、たくさんあって覚えるのも大変ですが、

  • 基本的だけど大事な保険
  • 重複していると損する保険

について解説していきたいと思います。

まずは、自賠責保険と任意保険から解説していきましょう。

 

自賠責保険

自賠責保険とは、いわゆる強制保険と言われるもので車検の際に必ずに加入します。

(車の場合、次の車検まで自賠責保険に加入していないと車検が受けられません。)

そのため、あまり自賠責保険の未加入というケースは少ないですが、仮に車検が切れている車を移動させる際に自賠責保険が未加入であれば、

  • 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
  • 免許停止処分(違反点数6点)

という罰則もあります。

自賠責保険の、補償額は怪我の場合は最大120万円、死亡の場合は最大3,000万円となります。

 

任意保険

任意保険は、自賠責保険でカバーしきれなかった金額を補う保険です。

こちらは加入は任意ですが、仮に死亡事故を起こした場合は、とても自賠責保険の保険金だけでは賠償出来ないので、出来る限り加入されるのをお勧めします。

今まで出てきた「対人・対物賠償保険」や「車両保険」は、任意保険の内容の1つです。

任意保険では、基本となる

  • 対人賠償保険(人にケガを負わせたり、死亡させた場合の補償)
  • 対物賠償保険(相手の物を破損させた場合の補償)
  • 人身傷害補償保険(自分の車に乗っていた人のための補償)

は、補償金額は選ぶことが出来ますが加入は必須です。

その他に、

  • 車両保険(自分の車の修理費などの補償)
  • 車のトラブルサポート
  • その他の補償

などがあります。

 

気を付けないと損する補償もある

任意保険には、たくさんの補償があり、中には「同居の家族が加入していれば必要の無い補償」などもあります。

知らずに加入していると勿体ないですね。

具体的に、どのような補償か確認していきましょう。

弁護士費用特約

弁護士費用特約とは、もらい事故など保険会社が示談交渉出来ない場合などに発生する弁護士費用を支払ってくれる補償です。

こちらは、同居の家族の方が加入していれば、他の家族の方も使える補償となります。

また、旦那さんが保険会社Aで加入していて、奥さんが保険会社Bであっても問題ありません。

 

個人賠償特約

個人賠償特約とは、日常生活での賠償事故を補償します。

例えば、自転車に乗っていて怪我をさせたなど車が関係していなくても補償されます。

こちらも同居の家族の方に適用されるので、どなたか一人加入していればよいです。

また、個人賠償特約は、車の任意保険だけでは無く、住宅の火災保険で加入している場合もあるので、合わせてご確認ください。

 

ファミリーバイク特約

ファミリーバイク特約とは、原付バイクで自身を含み、家族が起こした事故に対して保険金が支払われます。

こちらは借りたバイクでも補償されますが、「人身傷害あり・なし」の2タイプあるので加入の際はお気を付け下さい。

 


 

任意保険は、たくさんの補償がありパンフレットを読むのも「イヤだな」という気持ちになってしまう方も多いと思いますが、一度頑張って読む事をお勧めします。

読んでみると知らなかった割引が適用出来るかもしれませんよ。

 

 

任意保険どこの会社がいいか迷ったら?

自分に必要な補償内容についてわかってきたら、あとは保険会社ですね。

じつは任意保険に加入できる会社はたくさんあり、また保険会社によって「保険料は微妙に違う」のです。

「保証は同じ保険なのに、自分が支払う保険料が高かった…!?」

という場合は、正直ちょっと悲しいですよね。

そうならないためにお勧めなのが、

【ズバット自動車保険比較】自動車保険の無料一括見積もり依頼サービス

です。

 

任意保険の無料一括見積りサイトの「 保険スクエアbang! 自動車保険」では、最大20社の保険会社から一括で見積もりを取ることが出来ます。

今はインターネットでも任意保険の加入が出来ますが、仮にA社とB社の2社の保険料を比較しようとすると、2社とも自分の氏名住所や車の情報を入力していかなければいけません。

正直、1社でも手間なのに、それを複数社も行うとなると気が滅入ります。

そういう時に、一括見積りサイトを利用すると早いし手間も省けて便利ですよね。

 

いつ一括見積りを行えばいいの?

任意保険加入のタイミングは、

  • 新規保険加入時
  • 更新時(保険満期の2か月くらい前になると現在加入の保険会社から通知がある。)

です。

任意保険は、保険加入日から1年間無事故の場合は、次回更新時で割引になります。(20等級の場合は、そのまま)

 

ですが、仮に保険加入日から半年経ったタイミングで、任意保険の会社を変更すると「新しい保険会社に加入した日から1年無事故」でないと、次回割引が適用されません。

つまり、前回の保険会社に加入していた半年分割引きを受けるのが遅くなることになります。

そのため、新しく保険会社を変更する場合は、満期日(更新)の2か月前から満期日までに行うと良いです。

任意保険の新規加入時と満期更新日は、保険料を見直すチャンスですよ。

 

 

まとめ

事故対応について、まとめていきましょう。

事故発生時は予期せぬ出来事で動揺しがちですので、まずは落ち着くことが大事です。

とりあえず抑えておきたいポイントは、以下の4つです。

 

  1. 負傷者の救護
  2. 警察・保険会社への連絡
  3. 相手や目撃者がいる場合は、連絡先を教えてもらう
  4. 当事者間では交渉しない

 

また、事前に「任意保険の事故受付窓口」は、携帯電話やスマホに登録しておくか、車に連絡先がわかるのもの置いておきましょう。

そうすれば、とりあえずなんとかなります!

というわけで、いかがでしたか?

「交通事故なんて起こす程、まだまだ落ちぶれちゃいないぜ!」なんて思わずに、危機管理意識をきちんと持って任意保険の加入もそうですが、普段の運転も気を付けて下さいね。

 

まいこ
私からも一言。車を買い替えた時は事故は本当に気を付けて下さいね。今までの感覚と変わるのか、新しく車を買ってから、すぐに事故で入庫される方は結構多いのよ。
田中
それは本当に気を付けて欲しいね。車屋あるあるじゃないけど、私のお客様でも新車買ってもらって1年以内に事故で入庫している方とか意外とみえるよね。今まで事故なんて起こした事もないのに。
まいこ
この間も「新車買ったばっかりなのに事故で車へこんじゃって、それ以上に気持ちもへこんじゃった」なんて冗談言ってるお客様がいたわ。私もとりあえず「イタタタ」とか言っといたけど…。
田中
ん~。それは別の意味で”もらい事故”だったね。

 



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