こんにちは!
自動車販売スタッフの田中です!
「車両保険は保険料が高い!」
ゆえに皆さん車両保険の加入については少し頭を悩ませます。
それでも、新車を購入した場合は「修理費用やオートローンの残債の不安」が大きいことから車両保険に加入する方は多いです。
もちろん保険は万が一の備えですから、加入はした方が良いでしょう。
しかし、車両保険に加入すると保険料は約2倍となります。
であれば、何か車両保険に加入するしないの「判断基準」って欲しいですよね。
そこで、今回は私が車両保険の加入に悩んでいる方にお伝えしている「2つの判断基準」からお伝えしていきます。
車両保険がいらない?「時価額」と「修理費」から考えてみよう!
私がお客様から車両保険の加入について相談される場合は「時価額」と「修理費」についてお話します。
時価額とは「現時点で同じものを再購入した金額から経年や消耗分を差し引いた現在の価値」で、修理費はそのままです。
まずは「車の時価額」から解説していきましょう。
車の時価額は1年ごとに10%下がる!?
車両保険で「全損時に支払われる保険金」は時価額が参考にされます。
例えば、新車を300万円で購入して「5年後に事故した」のであれば、当然300万円が支払われるわけではありません。
目安として「1年経過するごとに約10%ずつ減価償却される」と判断されるので、おおよそ上記の例であれば「150万円(5年落ちで50%)」でしょう。
実際に全損事故を起こして「150万円の負担が大きいか小さいかは個人による」と思いますが、仮に30万円であればどうでしょうか?
300万円の車も10年落ちになれば時価額1/10で30万円です。
海外であれば日本車の10年落ちは新車も同然という感覚でバリバリ現役で走ります。
でも、時価額30万円の車にわざわざ車両保険まで加入するのは…どう思いますか?
車の修理費用を考えてみる!
以前は自動車保険を利用するなら「実費で7万円以上払うなら保険を使った方が得」と言われていました。
ですが、最近は保険料が高くなっているため「11万円以下なら実費で払った方が良い」と言われています。(目安)
もちろん相手方がいる人身事故であれば11万円なんてあっという間に出て行くお金。
しかし、自分の車を修理費で考えると「10万円」で何が直せるのでしょうか?
飛び石によるフロントガラスの交換
一般的な「何も付いていない」フロントガラスであれば、交換費用は6~7万円というところです。
ただ、最近の車両にはフロントガラスには「センサー用のカメラ」が付いているので、この場合はカメラの取り付けや調整など合わせて12~13万円くらい掛かります。
何も無ければ実費ですが、カメラ有りだと保険で修理するか悩ましい微妙なラインです。
もちろん飛び石のリペアであれば車両保険は使うまでもありません。
フロント(リヤ)バンパーの交換
最近はバンパーに傷が付いたら交換が主流です。
衝突して押し込まれている状態であれば「取り付け金具や装飾品などの付属部品も必要」ですが、軽自動車のバンパー単体の交換であれば10万円を越えることはありません。(6万円程度)
損傷の度合いにもよりますが、この場合も「車両保険は使わない方が得」ということになります。
ドア等の板金塗装
側面のドアやフェンダーの板金修理であれば「面積」によって大きく変わります。
例えば、フロントドア1枚の板金塗装であれば6万円程度ですし、カーコンビニ倶楽部など「一部分塗装」で良ければもっと安いです。
ですが、ドア2枚の板金塗装が必要なレベルであれば「10万円は越えてくる」と思うので、この時点でようやく車両保険の出番という感じですね。
参考に軽自動車でお伝えしましたが、もちろん普通車であればフロントガラスの交換で20万円というようなケースもあります。
基本的に普通車は軽自動車よりも部品が高い傾向にありますが、それでも7年10年と年数が経過してくるとリビルトパーツも出てきて「部品代を安く済ませる」ことも可能です。
そういった点も合わせて考えると「車両保険が必要か?いらないか?」見えてくるのではないでしょうか。
しかし、それでも「車両保険に加入しておいた方が良いケース」は存在しますので、続いてお伝えしていきましょう!
所有権留保付きのオートローンは「車両保険」必須です!?
車両保険は保険料が高いので「加入しなくても良い理由」を探しがちになります。
実際、私も先の話から「車両保険いらないケースもあると考えている派」です。
しかし、逆に絶対に車両保険の加入を勧める場合があって、それが「所有権留保が設定されているオートローン」で購入した時です、
もちろん購入時に現金一括払いであれば関係の無い話ですが、オートローンでは一定金額(150万円程度)の借り入れで「所有権留保」が設定されます。
この所有権留保が設定されている時に注意したいのは、全損規模の事故を起こして廃車したい場合「一括返済を求められる」という点。
廃車するために所有権留保を解除しなければならず「車が無い状態でローンの支払いだけ継続することは出来ない」のです。
最悪のケースを考えると「買い換えもしくは修理費が必要」なのに「ローンの一括返済も求められる」というダブルで痛い状況に陥ります。
ですから、所有権留保を設定してオートローンを組む際は「万が一の一括返済のリスクに備える」ためにも、車両保険には加入することをお勧めします。(逆にオートローンが完済したらが車両保険を外しても良いタイミングだと言えます)
加入していた車両保険を外すタイミングは?
ここまで車を購入した際に車両保険に加入するかどうかお伝えしてきましたが、先ほどチラッと書いたようにオートローンを完済したなど「車両保険を外すタイミング」もあります。
車両保険を外すとなると気になるのは、
- 契約途中で外すことは出来るのか?
- いつから保険料は下がるのか?
- 車両保険を使って外すことは可能なのか?
についてお伝えしていきます。
保険契約の途中で車両保険は外すことが出来る?
自動車保険は契約途中で内容変更すると損だと思っている方もみえます。
たしかに契約途中で他社に乗り換えを行なうと「保険の始期日が変更となる等級割引が日割りで勿体ない」です。
しかし、保険の内容変更に関しては関係ありません。
車両保険を外したら、保険料はいつから下がる?
保険料を年間一括払いにしている場合は「車両保険を外して約1週間後に銀行口座に返金」されます。
保険料を月割りで支払っている場合は、翌月の保険料から安くなります。
車両保険を使ってから外すことは可能か?
事故や盗難などがあったという前提で話しますが、車両保険を使ってから外す事は可能です。
自動車保険を利用すれば支払われた保険金額に関係なく「翌年からの保険料は高く」なってしまいます。
ですから、車両保険(自動車保険)を使った翌年の保険料負担を少なく済ませるために使ったら外すのはアリと言えます。
おわりに
今回は「車両保険がいらないケースについて」お伝えしてきました。(個人的な見解ですが)
車両保険に加入すると保険料が約2倍になるので、正直大きな負担です。
そのため新車はともかく中古車であれば加入を悩む方も多いですが、ポイントは「時価額」と「修理費」の2つを考えること。
万が一の事故や修理時を想定して「保険金とのリスクバランス」を考えるのが、車両保険の判断についてベストだと思います。
また、すでに加入されている方も、新車から10年経過している場合やオートローンの支払いが終わっている際には「思い切って車両保険を外してしまう」のもアリでしょう。
どうしても車両保険を外してしまうのは不安だと思うなら「車対車の事故のみ適用」などの条件付きに切り替える手もあります。
ちなみに車両保険に加入のメリットについて以下の記事でお伝えしています。
車両保険は必要ですか?加入した方が良いケースについて詳しく!
車両保険の加入について悩んでいる方は、ぜひ合わせてご覧下さい。
以上「車両保険はいらない?中古車だったら外すのも正直アリかも!」でした。
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みなさんも車を運転するにあたって「自動車の任意保険に加入」していると思います。
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