こんにちは!
自動車整備士のまいこです!
突然ですが、みなさんは「シフトレバーが動かない」状況に陥ったことはありますか?
AT車であれば「P(パーキングギア)」から移動できないので、車を動かすことも出来ずに本当に困ります。
そんなシフトレバーが動かなくなる原因はいくつかありますが、多くは以下のケースに当てはまります。
- ブレーキの踏みが甘いなどの操作ミス
- シフトレバー内部の故障
- ブレーキスイッチの故障
- 坂道で停車したことによりギアに力がかかっている
- バッテリー上がり
意外と運転者さんの操作ミスということもあるんですが、故障も含めてどういったケースなのか詳しくお伝えしたいと思います。
また、現在パーキングギアから動かせなくて困っているという方のために「シフトレバーの解除方法」も記事で解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
シフトレバーが動かない時に考えられる原因は?
実際に故障が原因でシフトレバーが動かないこともありますが、お客様から連絡を頂き出張で伺って操作してみると「普通に動く」ことが結構あります。
まずは、そんなよくある操作ミスからお伝えしていきましょう。
操作ミスで多い2つのケース
操作ミスについては、以下の2つが多いです。
- ブレーキを踏む前にシフトレバーを動かしている(ほぼ同時だけどシフトレバーの方が早い)
- ブレーキの踏みが甘い
もう、これは本人が気が付いていない癖みたいなものだと思います。
ただ「ブレーキの踏みが甘い」に関しては、後述しますがブレーキスイッチの接触が悪くなっている可能性もあります。
どちらにしてもシフトレバーが動かない場合は慌てる前に「一度ブレーキをしっかり踏み込んでから、ゆっくりとシフトレバーを動かす」ことを試してみてください。
シフトレバー内部の故障で動かない!
シフトレバーが動かなくなる故障原因の1つに「シフトロックソレノイド」の不具合があります。
シフトロックソレノイドは、シフトレバーをパーキングギアから動かせるようにロックし
これが故障すると「今がどのギアに入っているのか正しく判断できない」ので、シフトレバーにロックが掛かってしまいます。
シフトロックソレノイドを交換する場合は「部品が単品で出るかシフト一式交換になってしまうか」で修理費はかなり変わってきます。
シフトロックソレノイドはシフト内部にあることが多く、部品が単体で出る場合は1万円前後で済みますが「シフト一式で交換するしか無い場合は5万円以上」かかってしまう事
ブレーキスイッチの反応が悪い!
ブレーキスイッチとは、ブレーキを踏んでいるのか離しているのか
ブレーキを踏んでいても「ブレーキスイッチが感知出来ていない」とシフトレバーのロックが解除出来ません。
ブレーキスイッチの故障は工賃と部品代を含めて1万円以内で
ちなみに、お客様から連絡を貰って「ブレーキスイッチが壊れたのかな?」と思って伺ったら、ブレーキペダルと床の隙間に「社外品でサイズの合っていないフロアマット」が邪魔していたケースもありました。
坂道で停車したことによりギアに力が掛かっている
坂道に停車して車を動かそうとしたら「パーキングギアから固くて動かせない」という経験をした方もいらっしゃるかもしれません。
これは坂道でパーキングギアに入れると、
- 固定ギアに入る
- ブレーキを離す
- 坂を下る方向に車が下がり力がかかる
- (次乗り出す時に)固定ギアに力が掛かっているのでギアが抜けない
という状態になります。
固くてもギアが抜けないということは稀だと思いますが、最悪は車体を登り方向に押して貰いながら操作すれば負荷は軽減されると思います。
そうならないためにも坂道で停車する際は「ブレーキを離す前にサイドブレーキを強くかけて」車体が下がらないようにすると良いですね。
「バッテリー上がり」しているとシフトレバーは動きません!
バッテリーが上がってしまった時にシフトレバーが動かないと連絡頂く事も多いのですが、シフトレバーは「ON(すべての電気系に通電している状態)」でないと作動しません。
そのためバッテリー上がりしている状態では、いくらブレーキを踏んで動かそうとしてもパーキングギアから移動できません。
こういう時のために「緊急時の対処法」があるのでご紹介します。
シフトレバーが動かなくなった時の対処法について
シフトレバーがパーキングギアから動かせないと車を押して移動させることも出来ません。
そのため、ほとんどの車には緊急時のための「シフトロック解除ボタン」があ
シフトレバー付近にボタンやキーを差し込む所があるので「そこを押しながらシフトレバーを操作」すれば、バッテリー上がりやブレーキスイッチが故障しても動かせるようになります。
ただし、シフトが故障して動かない場合はどうする事も出来ません。
同様にシフトロック解除ボタンが「無い」車種もどうすることも出来ませんので、その場合は整備工場に相談してくださいね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「シフトレバーが動かない時の原因や対処法について」お伝えしました。
まずシフトロックが動かない原因として、
- ブレーキの踏みが甘いなどの操作ミス
- 坂道で停車したことによりギアに力がかかっている
- シフトレバー内部の故障
- ブレーキスイッチの故障
- バッテリー上がり
などが考えられますが、とりあえず試して頂きたいのは「ブレーキをしっかり踏み込んで」シフトレバーを動かして頂くことです。
人為的な操作ミスもありますが「ブレーキスイッチの反応が悪い」場合も、しっかり踏み込むことで反応することがあります。
また普段の操作で使用することがありませんので、ご存じない方も多いですが「シフトロック解除ボタン」でパーキングギア(P)からニュートラル(N)に移動させることも出来ます。
バッテリー上がりで車を移動させたい時など、緊急時のために覚えておくと役に立ちますよ。
以上「シフトレバーが動かない時はどうする?原因と対処法を解説するよ!」でした。
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