こんにちは!
現役の自動車整備士まいこです♪
突然ですが、先日このブログの読者さんから初めて質問が届きました!
内容は「バッテリーを容量(ランク)アップすると良くないと聞きました。本当でしょうか?」というもの。
…むむむっ。
そうですね。まず初めに私がお伝えしたいことは…、
ブログ読んでくれてありがとうございます!!
超うれしーです!
これからも宜しくお願いします!(o^∇^o)ノ
はいっ!というわけで質問の件ですが、確かにネットで調べると「バッテリーの容量アップについて」は色々な意見がありますよね。
メリットが多いという意見もありますが、デメリットの方が多いという方もみえます。
なので記事にすると賛否両論で意見が分かれそうですが、ここでは私の見解をお伝えしますね。
バッテリーを容量アップさせる効果は「状況」による!
まずバッテリーの容量アップが「良いか?悪いか?」よりも、バッテリーの容量アップを必要とする状況なのかが大切です。
具体的には、
- 寒い地域で車を使うことになった(寒いとバッテリー性能が落ちる)
- 電飾品を取り付けた(電気の使用量が多くなる)
など、バッテリーに負荷が掛かる状況になった(なる可能性がある)場合は、バッテリーの容量アップは効果があります。
ようするに、今まで付けていたバッテリーでは電気が足りないわけですからね。
しかし「バッテリーの交換時期だし、容量アップすると良いって聞くし…」ということであれば、大きなメリットは無いというか「勿体ない」と思います。
まずは、そちらについて解説していきましょう。
バッテリーを容量アップさせるデメリットは?
バッテリーの容量アップとは、「55B24R」の55の数値を大きくすること。
参照元:GS YUASA
つまり、始動性能や電気を貯める容量を増やしても「必要な状況でなければ」デメリットも無いけどメリットもないというわけです。
しいてデメリットを言えば、バッテリーの価格は容量が大きい方が高いですからお金が勿体ないということでしょう。
バッテリーを容量アップさせるとオルタネーターに負担は掛かるの?
バッテリーの容量をアップさせると「オルタネーターに負担が掛かる」という意見と、「オルタネーターはバッテリーから減った分を充電するだけだから負担は掛からない」という意見に分かれていました。
ちなみに、オルタネーターとは発電機のことです。
では、これはどちらが正しいのかというと「じつは両方間違いではない」のです。
ポイントは「充電制御システム」かどうか!
充電制御システムとは、バッテリーの充電が減るとオルタネーターが発電を行い、一定量まで充電されると停止する指示が出される仕組みです。
この充電制御システムが採用される以前は、オルタネーターは常時稼働していました。
ですから、容量アップでオルタネーターに負担が掛かるという意見は「充電制御システムが採用されていない車」では正解です。
また充電制御システムが採用されている場合は「オルタネーターに負担は掛からない」という意見が正解となります。
「充電制御システム」が採用されているかの判断ですが、以下のようなステッカーが貼られていると充電制御システムの可能性が高いです。
充電制御システムの車は「専用バッテリー」を選びましょう
充電制御システムは、オルタネーターにとっては優しいシステムですが、バッテリーにとっては充電されない期間が出てくる=放電期間が長くなるので「充電効率が高い」必要が出てきます。
そのため充電制御システム車には対応のバッテリーが販売されています。
似たようなケースとして「アイドリングストップ車」にも専用のバッテリーが販売されていますが、それぞれ専用バッテリーでも車は動きますが、バッテリー自体の寿命は短くなったり性能が十分引き出されないことが考えられます。
バッテリー上がりなど起こすと不便なので「容量アップ」よりも、まずは車の性能にあったバッテリーを選択するようにしましょう。
バッテリーの容量アップによる燃費の影響は?
「バッテリーの容量アップをすると燃費が良くなる」「バッテリーの重量が増えるから悪くなる」など、こちらも意見が分かれています。
バッテリーの容量(性能)がアップすればエンジンスタートがスムーズに行われ燃費向上しそうな気もしますし、バッテリーの重量が増えれば燃費は悪くなる気もします。
ですが、実燃費で考えればそれほど影響があるとは思えません。
それよりも燃費は、
- 運転の仕方
- 使用する環境(寒暖・道路状況など)
- 電装品(エアコンやオーディオなど)の使用頻度
こういったことで簡単に変化しますから、まずはエコドライブを心がけるのが良いですね。
結論!バッテリーの容量アップにメリットはあるのか?
バッテリーの容量アップについて解説してきましたが、今までと車の使用状況が分からないのであれば、とくに大きなメリットはありません。
ただ「寒い冬でもエンジンがしっかりと掛かる」のは、容量が大きいバッテリーであることは間違いありませんから「寒い日が心配」だとか「雪山に遊びに行くことが多い」のであれば、バッテリーの容量アップはメリットというか、その分”安心感がある”でしょう。
じゃあ、容量アップするなら「どれくらいのサイズ」にすると良いの?
「念のために容量アップはしておきたいな」という方であれば、次に気になるのはバッテリーの容量アップの大きさですよね。
こちらに関しては「ワンサイズアップ」くらいが良いと思います。
そして、ただバッテリーの容量を気にするのではなく「高性能タイプ」を選ぶのもアリでしょう。
市販されているものであれば「パナソニックのCAOS」はおすすめです。
上記はアイドリングストップ車にも対応していますが、お使いの車種に合ったものを選んでくださいね。
おわりに
いかがでしたか?
バッテリーの容量アップで大切なことは「容量アップを行う必要があるか?」を考えること。
「寒い地域で使用する」とか「電飾品を多く取り付けた」など、通常よりもバッテリーに掛かる負荷が高くなるなら容量アップは必要ということが大切なポイントです。
普段は寒い地域で使用するわけではないけど旅行や遊びに行った時のためにということであれば、容量アップを行うことは安心にも繋がりますし、現地でバッテリー上がりなどのトラブルを防げるというようなメリットはあるでしょう。
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