こんにちは!
現役の自動車営業マンの田中です。
早速ですが、みなさんは車を購入するのに「オートローン」を利用したことはあるでしょうか?
私も社会人になりたての頃は「貯金が無くても車は欲しい」ので車のローンを組んだことがあります。
そんなことを考えていたら、親御さん付き添いで社会人になったばかりと思われる若い娘さんが車を見に来ました。
話を伺うと、一部は親が負担して足りない分は娘さんがローンを組むらしく「車のローン審査が大丈夫か不安」で付いてきたそうです。
車をローンで購入する時に気になる点として、私がお客様によく質問されるもので言えば
- 最低年収はいくら必要なの?
- アルバイトだと審査は通らないの?
- 未成年でも車は買えるの?
- 最高年齢って何歳までOK?
- 一番長くて何回払いまで出来るの?
などがあります。
これも銀行では審査基準は変わってくるかもしれませんが、今回は弊社が契約している「信販会社のオートローンの審査基準」をお伝えしていきましょう。
車のローンの審査基準!信販会社の担当者に聞いてみた
今回の審査基準ですが「一応社名は伏せさせて頂きます」が、信販会社としてはかなり大手です。
ディーラーでも中古車屋さんでも利用していますし、信販会社であれば審査基準は各社そう大きな違いはありません。
車のローン審査が通るか気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
車をローンで購入する時の”最低年収”はいくら必要なの?
「年収が少ないんだけどローン組めますか?」というような質問を頂くこともありますが、車のローンを通すために必要な最低年収は「103万円」です。
年収が103万円を超えると「所得税が課せられ、扶養から抜ける」ことになりますが、103万円の理由は”そこが基準”になっています。
でも、年収が103万円以上あっても「正社員じゃないと車のローンって組めないんでしょう?」という声もあります。
アルバイトでも車のローン審査は通るの?
もちろん学生でもアルバイトの収入が103万円を超えていれば審査の土台には乗ります。
また勤続年数が1年未満であれば「月収」から見込で年収を計算します。
最低でも月収9万円程度は必要ということですね。
ただ、いくらアルバイトで103万円以上の収入があっても「未成年」の場合は少し条件が変わります。
未成年でも車は買えるの?
これは民法で「未成年者が法定代理人の同意を得ないで行った契約は取消すことができる」と決められているためです。
そのため、未成年者であれば信販会社から「連帯保証人は付けてください」と必ず言われます。
また、これは私たち「車を販売する側」も同様に気を付けなければいけません。(契約取り消しにならないように)
民法では「未成年者でも結婚していれば法定代理人の同意は必要ない」ので、それ以外であれば必ず親御さんの同意が必要になってきます。
少し話が逸れましたが、基本的に未成年者でも「連帯保証人がいれば」ローン審査の条件を満たします。
では、逆に「何歳まで」車のローンは組めるものなのでしょうか?
車をローンで購入できる年齢は何歳まで?
ただ信販会社によってはもう少し完済年齢に余裕を見てくれることもあります。
こちらについては「実際にローン審査に申し込んでみる」のが一番です。
また「完済時の年齢」ということなので、逆に何回払いが可能なのかも気になる所です。
次は、MAXで「何回払いまで出来るのか」見ていきましょう。
車のローンは最高で何回払いまで出来るの?
但し、これは車屋と信販会社の契約内容によります。
当社であれば基本的に「84回(7年)」ですが、内容によっては「120回も可能」です。
内容によってと言うのは「支払いや金利条件などが通常ローンと違う」ということで、変な内容ではありませんよ。(念のため)
契約期間を長くし「途中で払い込む」ことは出来るの?
初めの契約期間を長くして「月々の支払いを少なく」抑えて、途中でまとまったお金を支払うことはできるのかということも聞かれます。
これは「残金の一括返済」であれば可能です。
逆に残金が200万円で100万円だけ返済したいというのは出来ません。
残金200万円であれば200万円の一括返済に限り可能ですし、一括返済してしまえば「契約当初計算されていた金利」は当然未経過分の年数は割り引かれます。
詳細の計算は契約している信販会社に問い合わせば教えてくれます。(個人情報の関係で本人が聞かないと教えてくれません)
車のローン審査について「よく頂く5つの質問」をご紹介してきました。
基本的に審査基準としては、
- 最低年収は「103万円」以上は必要!
- アルバイトでも契約社員でも審査は出来る!
- 未成年者は「連帯保証人が必須」となる!
- 完済年齢は75歳までが基本!
ということがポイントです。
ただ、これらはあくまで車のローン審査の基準であって「審査の合否は別の問題」となります。
「年収103万円あれば欲しい車は何でも買えるの?」というと限度はありますし、また年収が500万円あっても「車のローン以外の借入れ(住宅ローンは除く)がたくさんある」のであれば審査に通らない可能性も高くなります。
お客様から質問される内容ではありませんが、こちらも合わせて解説しておきましょう!
知っておきたい!自分の年収で契約できるローン金額について
車のローンに限らずローンと名のつくものは「返済可能かどうか?」を審査でチェックされます。
そこで一般的に目安となるのは「返済負担率」です。
返済負担率とは「年収に対してローンの返済額が占める割合のこと」で、一般的に返済負担率が30~35%以内が合格基準と言われています。
つまり、年収103万円であれば「1年の支払いは30万円くらいに抑える」必要があるわけです。
また、仮に年収が500万円でも「すでに年間150万円以上をローン返済に充てている」のであれば、審査はかなり厳しいと言えます。(住宅ローンは除く)
ちなみに年収103万円で「60回(5年)で年間30万円の返済額に抑える」場合は、金利含めて150万円くらいのローンであれば問題なさそうと計算がたちます。
最終的にはローン審査に申し込まなければ分かりませんが「これくらいならローン通るかな?」という目安にはなりますね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「車のローン審査」について解説してきました。
文中でもまとめましたが、審査のポイントをおさらいすると
車のローン審査のポイント!
- 最低年収は「103万円」以上は必要!
- アルバイトでも契約社員でも審査は出来る!
- 未成年者は「連帯保証人が必須」となる!
- 完済年齢は75歳までが基本!
ということが挙げられます。
また、自分の年収から「どれくらいのローンが組めるのか?」の目安が知りたい場合は、大体自分の年収の30%くらいで計算してみましょう。
車を買う際は住宅ローンは気にしなくて良いのですが、マイホームを買う際は「車のローンは返済負担率に含まれる」ので、近いうちに家を買う予定のあるかたは「先に住宅ローン」を契約するようにしましょう。
そんな豆知識をお伝えしつつ、以上「車のローンの審査基準は?最低年収からアルバイトの可否まで全解説!」でした。
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