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車の買い替えは何年目がお得?オークション相場から計算してみた

こんにちは!

自動車整備士のまいこです!

みなさんは「車の買い替えって何年くらい」で検討されますか?

私が今乗っているココアは「ピンク色が恥ずかしくなるまで」乗り続けようと思っています。

でも、ダイハツのココアは現在生産終了していて「も、もしかしたら高く売れるかも…!?」とも考えています。(でも売らないけどね!)

 

そして話を戻すんですけど、先日同じココアに乗っているお客さまに「2回目の車検の案内」をしていたんです。

このお客様は同じムースピンクのココアを、同じ時期に買ったのでよく覚えていました。

「私も同じ色のココア買ったんですよ!」なんて話をして、「ココア可愛いですよね!長く乗りましょうね!」とか2人で話をしたりして。

それなのに2回目の車検。つまり「新車を購入してから5年目」なんですけど、そのお客様すでに買い替えされてたんです。

まいこ
思わず「え~!」っつって。

 

でも、よくよく考えてみると「車の買い替えも5年目だと良いタイミングかな?」と思いました。

そこで営業の田中さんに「オークションブック」を借りてきまして、車の買い替えは何年目がお得なのか調べてみました。

 

 

車の買い替えは何年が得なの?オークションの相場を見てみよう!

車の買い替えは「車検のタイミング」で検討する方も多いと思いますが、乗用車であれば新車購入から「3年・5年・7年…」ですね。

そこで車検のタイミング(3年・5年・7年…)だと、車はどれくらいの市場価格になるのでしょうか?

実際のオークションの取引価格を見てみましょう!

 

「1年落ち」だと車両価値はどれくらい下がるのか?

平成30年のトヨタ アクア グレードG は「車両本体価格 2,052,000円~」です。

まずは、アクアのオークション相場を調べていきましょう。

 

1年落ち(平成29年)<アクア・グレードG>

参照元TOYOTA

ボディカラー パールホワイト
走行距離 5,000km
落札価格 1,602,000円

新車購入から1年経過すると、価格は「22.0%減」となっています。

また別の車種として、ホンダ フィットを見ていきましょう。

 

未使用車(平成30年)<フィット・グレード13G.F>

ちなみに、こちらフィットは「車両本体価格 1,428,840円~」です。

参照元HONDA

こちらの「H30/未使用車」のオークション相場を見ると、

ボディカラー ブラック
走行距離 1,000km以下
落札価格 1,170,000円

車両価格は「18.2%減」です。

ほとんど走っていない未使用車でも、約2割価値が下がることが分かります。

次は「軽自動車」を見てみましょう。

 

未使用車(平成30年)<タント・グレードX SAⅢ>

参照元ダイハツ

軽自動車の場合は「普通車よりも値下がりは緩やか」と言われます。

実際にオークション相場を見てみると、

ボディカラー パールホワイト
走行距離 1,000km以下
落札価格 1,226,000円

タントのグレード X SAⅢは「車両価格 1,420,200円~」です。

H30年の未使用車を見ると「13.7%減」となっていますので、やはり普通車と比べれば緩やかな値下がりと言えそうです。

 


 

上記はオプションカラーの代金など計算していないので”ざっくり”ですが、それでも新車から1年経過すれば「15~20%ほど価値は下がる」ようです。

あまり1年で買い替える方もいませんが、こちらを基準に買い替え時期ごとの値下がり率を計算していきましょう。

 

「3年落ち」だと車両価値はどれくらい下がる?

まいこ
先程の「アクア」「フィット」「タント」を一気に見ていきましょう。

※ 以降、値下げ率は「現在の新車価格を基準」に計算しています。参考程度に見てください。

 

3年落ち(平成27年)<アクア・グレードG>

ボディカラー パールホワイト
走行距離 2.1万km
落札価格 1,151,000円

H30年の新車価格と比べると「44%減」

ボディカラー シルバー
走行距離 6.6万km
落札価格 937,000円

H30年の新車価格と比べると「54.4%減」

 

3年落ち(平成27年)<フィット・グレード13G.F>

ボディカラー ブラック
走行距離 3.9万km
落札価格 895,000円

H30年の新車価格と比べると「37.4%減」

ボディカラー シルバー
走行距離 6.3万km
落札価格 527,000円

H30年の新車価格と比べると「63.2%減」

 

3年落ち(平成27年)<タント・グレードX SAⅢ>

ボディカラー ブラック
走行距離 2.5万km
落札価格 925,000円

H30年の新車価格と比べると「44.9%減」

ボディカラー シルバー
走行距離 7.7万km
落札価格 563,000円

H30年の新車価格と比べると「60.4%減」

 


 

3年落ちで走行距離が「1年1万km」として考えると、おおよそ4~5割は車両価格が下がることが分かります。

また1年1万km”以上”となると「6割以上」下がるので、走行距離が売却に与える影響は大きいですね。

車の状態(走行距離・色・内外装の綺麗さなど)で下取り価格は大きく変わりますが、

  • 走行距離は1年1万km前後
  • 修復歴なし
  • 内外装もひどい汚れでは無い

ということであれば、大体の値下がり率にそう大きなズレは無いと思います。(私の計算自体怪しい部分はありますが)

 

 

「5年落ち」だと車両価値はどれくらい下がる?

まいこ
新車から5年目は「2度目の車検」になります。

またメーカーの保証も切れることから買い替えを検討される方も増えてくるタイミングです。

はたして5年目の買い替えは得なのか? 検証してきましょう。

 

5年落ち(平成25年)<アクア・グレードG>

ボディカラー パールホワイト
走行距離 4.4万km
落札価格 803,000円

H30年の新車価格と比べると「60.9%減」

ボディカラー レッド
走行距離 7.9万km
落札価格 481,000円

H30年の新車価格と比べると「76.6%減」

 

5年落ち(平成25年)<フィット・グレード13G.Fパッケージ>

ボディカラー ブラック
走行距離 3.0万km
落札価格 642,000円

H30年の新車価格と比べると「54.9%減」

ボディカラー レッド
走行距離 5.0万km
落札価格 454,000円

H30年の新車価格と比べると「68.3%減」

 

5年落ち(平成25年)<タント・グレードX >

マイケル
型式が「L375S」に変わります。
ボディカラー パールホワイト
走行距離 2.1万km
落札価格 742,000円

H30年の新車価格と比べると「47.8%減」

ボディカラー ブラック
走行距離 7.5万km
落札価格 383,000円

H30年の新車価格と比べると「73.1%減」

 


 

ここで一旦まとめて値下がりのパーセンテージを見てみましょう。

  • 1年落ち…15~20%減
  • 3年落ち…35~45%減(1年あたり11.6~15%減)
  • 5年落ち…50~65%減(1年あたり10~13%減)

1年目が最も値下がり率は高く、3年5年と長く乗れば1年あたりの値下がりの割合は少なくなっています。

続いて3回目の車検にあたる7年目を見ていきましょう!

 

「7年落ち」だと車両価値はどれくらい下がる?

田中
同じのよう「アクア」「フィット」「タント」を見ていきたいのですが、アクアはH24年から発売のため7年落ちがありません。

そのため、H24年の初代モデルを見てみましたが「おおよそ25~30万円」で落札されていました。

 

7年落ち(平成23年)<フィット・グレードG>

※ 型式が「GE6」に変わります。

ボディカラー シルバー
走行距離 3.4万km
落札価格 315,000円

H30年の新車価格と比べると「78.0%減」

ボディカラー パールホワイト
走行距離 9.5万km
落札価格 245,000円

H30年の新車価格と比べると「82.9%減」

 

7年落ち(平成23年)<タント・グレードX >

ボディカラー シルバー
走行距離 5.0万km
落札価格 353,000円

H30年の新車価格と比べると「75.2%減」

ボディカラー グリーン
走行距離 11.3万km
落札価格 156,000円

H30年の新車価格と比べると「89.1%減」

 


 

大体7年落ちになると値下がり率も80%前後になってきます。(1年あたり11.4%)

1年あたりの値下がり率で考えると「5年落ちとあまり変わらない」ようですね。

グラフにしてみると「はじめの1年にガクッと下がって、あとは年数の経過に応じて平均的に下がる」というようなイメージです。

まだ3年目だと1年目の値下がりが影響してしますが、5年目7年目だと平均化されているので買い替えのタイミングとしては良いのではないでしょうか?

また、走行距離にもよりますが7年落ちであれば「人気度に関わらず下取り価格が付く」ラインです。

ここから「9年11年と乗り続けるか?」もしくは「車を買い替えるか?」の分かれ目になりそうです。

 

 

税金が上がる”13年目”の買い替えってどう思う?

7年目を超えていくと「次の買い替えのタイミングは13年目(ディーゼルは11年目)」ではないでしょうか?

というのも7年目ともなると、走行距離も5万kmを迎えて「ブレーキパッドなどの消耗品もお金をかけて交換している」と思います。

せっかく整備にお金をかけたのなら長く乗りたいですよね。

解説するまいこ

 

ちなみに、この自動車税の値上げは「グリーン化特例」というもので、平たく言えば「エコカーじゃない車は重課します」という内容です。(そのためハイブリッド車などは13年経過しても重課されません)

私も「毎年の自動車税が値上げされる」となると、なんか嫌ですし買い替えに心も揺らぎます。

ちなみに、日本の車の平均使用年数って「じつは13年前後」なんですよ。

車の寿命は20年が限界?日本や海外の使用平均年数が知りたい!

 


 

最近の車は寿命も長くなっているので、買い替えしなくても乗るには十分です。

しかし、買い替えのタイミングを早くして「新しい車に乗り続けたい」という気持ちも分かります。

新しい車であれば、

  • 故障の心配もない
  • 万が一もメーカー保証があって安心

ですし、何よりも気分が良いですよね。

ではタイミングとしては早めの「3年目や5年目で車を買い替える際のポイント」は何かあるのでしょうか?

 

「3年で50%・5年で35%”以上”」の査定額が付くか!?

車を買い替える時に「現在乗っている車の下取り価格は一体どれくらいが妥当なの」でしょうか?

もちろん「高い方が良い」のは分かりますが、だからと言って落とし所の数字がないと決めきれないですよね。

そこで参考にしたいのが先のオークション相場からの「値下がり率」です。

下を指すまいこ

私はだったら「3年で新車の車両価格の50%以上・5年で35%以上」の下取り価格が付くなら買い替えしても良いのかなと思います。

逆に、このラインを下取り価格が割ってしまうなら勿体ない!

 

田中
ちなみに、3年で50%・5年で35%というのは「残価設定型ローン」の残価分でよく使われる数字でもあります。

正直これは「3年後で50%の価格で買っても損する事はないでしょう?」という、ディーラーの”余裕を持った数字”です。

ですから「3年で50%・5年で35%」というのは最低ラインです。

逆に過走行で50%・35%”以下”なのであれば「長く乗らないと損」と言えます。

もちろん「お金の損得じゃなくて新しい車が欲しい!」ということで、思い立ったが吉日で買い替えするのはも良いと思いますよ。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

今回は「車の買い替えは何年目がお得か?」考えてみました。

大前提として「車は長く乗った方が金銭面的には得」です。

でも比較的早いタイミングで車を買い替えたい場合に、「オークション相場」と「ディーラーの残価設定ローンの残価率」などから私が導き出した答えは、

  • 3年落ちなら新車購入価格の50%以上
  • 5年落ちなら新車購入価格の35%以上

であれば、3年や5年のタイミングでも買い替え検討しても良いのかなと思います。

逆に、それよりも安い値段しか査定額が付かないのであれば「整備して長く乗った方が勿体なくない」かなと。

 

とはいえ車ってお金の損得だけで決めるものでもないと思うので、最終的には「買い替えたいタイミング買い替えるのがベスト」かもしれませんよね。

買い替えしなかった事で後悔する事もあるかもしれませんから。カコ(・ω・)イイ!!

以上「車の買い替えは何年目がお得?オークション相場から計算してみた」でした。

 



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花畑とまいこ

 


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