いらっしゃいませ!
現役自動車営業マンの田中です!
あなたは、車中泊(車の中で一泊)した経験はありますか?
最近、お店にみえるお客様で「車中泊が出来る軽自動車」を探されている方が増えました。
ひと昔前は節約のための強硬手段のようなイメージもありましたが、最近では自由な旅を楽しむためのイベントとして気軽に車中泊する人が増えました。
本屋に立ち寄れば専門の本や雑誌が出るほど車中泊が人気となっているようで、その中でも車内のスペースが大きくなっていることから軽自動車に注目が集まっています。
自動車メーカーも車中泊を視野に入れた仕様やオプション設定をしたり、道の駅やサービスエリアなどそれを前提としたサービス環境が充実してきています。
「寝るときはちゃんとしたベッドじゃないとダメ」という方にはおすすめは出来ませんが、少しワイルドな自由な旅の楽しさを満喫できるのも車中泊ならではです。
「車中泊で日本横断しようと思っている」ということで車を買いに来て頂いた方も人もいるほどです。
今回は、そんな車中泊の魅力についてや車中泊に向いている「おすすめの軽自動車」についても話をしていきます。
まずは車中泊に適した「車の条件」を確認しておきましょう!
どんな車でも仮眠をとるくらいなら大丈夫ですが、車中泊となるとゆっくりと寛ぎたい。
そのために外せない車に求める条件は一体何なのでしょうか?
車中泊にお勧めの軽自動車を紹介する前に、まずは快適な車中泊を過ごすための「こだわりたいポイント」を整理していきましょう。
充分なスペース
やはり体を曲げずに横になれる奥行は欲しいです。
身長プラス10cmくらいあれば足を延ばして眠ることができます。
寝心地の悪さはかえって体を疲れさせます。
せっかくの旅行でふらふらになってしまわないように、快適に眠れるスペースにはこだわりましょう。
フルフラット仕様
広さとともに大事なのがフラット性です。
但し、最近ではフルフラット仕様と記載されている車種も多く販売されていますが、実際にはシートの段差などで凸凹がある車種の方が多いです。
ちょっとした段差でも寝返りが打ちにくく寝心地が悪いものです。
車中泊を前提としているのであれば、フラット性を重視しましょう。
収納スペース
旅行となるとそれなりに荷物もあります。
いくらフルフラット仕様でも収納スペースがないと、結局は居室空間を荷物で犠牲にしなければなりません。
例えば助手席の足元や倒したシートの下が収納スペースになっていると、フルフラットの荷室を最大限利用できるようなります。
これらのポイントを抑えつつ、車中泊におすすめの軽自動車を紹介していきますね。
車中泊もできるワイドな軽自動車でおすすめなのは?
上記のポイントを抑えつつ、いよいよお勧め軽自動車の紹介です。
車中泊では車が大きれば大きいほど圧迫感もなく居住性が優れているのは当たり前。
理想を言えばキャンピングカーですが、トヨタ・ハイエースや日産・キャラバンなども元々は荷物を運ぶ商用車としても活躍しているので、荷室の広さ・フラット性は抜群です。
しかし、それらの車は車体も大きく価格も高いので、通勤や買い物など日常使いを考えれば使い勝手がいいとは言えません。
そこで、最近話題なのが軽自動車でも高さや広さを重視したトールワゴンタイプ。
代表的な車種としては、
- ホンダ…N-BOXシリーズ
- ダイハツ…ウェイク、タント
- スズキ…スペーシア
その中でも「ホンダ N-BOX+」は車中泊のことを考えられた構造になっており、人気を集めています。
車中泊人気NO.1の「ホンダ N-BOX+」
ベースとなるN-BOXの荷室容量を増やしたのがN-BOX+です。
マルチボードでフルフラット仕様にしながらも下部に充分な収納スペースも確保しました。
参考元:ホンダ N-BOX+
さらに、荷室後部の床面は傾斜が付けられていて大きな荷物の出し入れもラクラク。
参考元:ホンダ N-BOX+
いろいろな場面を想定して充実な装備は確かに「すごい!欲しい!」と思わせます。
確かに良い車です!
私もホンダ車好きなんですが、そこを抑えて現役自動車営業マンとして、もう1つ「おすすめの軽自動車」をお伝えします。
日常使いにも便利で広い!「ダイハツ ウェイク」もオススメです♪
ウェイクの特徴は、なんと言っても軽自動車最大の「高さ」です。
室内高さも145.5cmと他を圧倒するゆとりサイズ。
【ウェイク】
室内長:2,205mm
室内幅:1,345mm
室内高:1,455mm
【N-BOX】
室内長:2,180mm
室内幅:1,350mm
室内高:1,400mm
頭上空間の余裕があると広く感じ長時間の居住性も高まります。
また、ディーラーオプションを活用して、頭上のスペースも「魅せる収納」としてフル活用出来ます。
参考元:ダイハツ・ウェイク
荷室のアンダートランクをはじめ、
助手席下にもアンダーボックスを装備し、
ウェイクは収納スペースがかなり充実していますので、車中泊の際も荷室をフルに使うことができます。
ウェイクの室内を写真で見てみよう!
ウェイクをお勧めするのは、やはり収納スペースの広さです。
トランクルームの収納スペースは、かなり荷物を収めることが出来ます。
またシートをリクライニングすると、このような感じです。
後ろから見ると、こんな感じです。寝るには十分の広さがあります。
また、シートの段差がわかりにくいので、角度を変えて撮ってみましょう。
下からシートに対して水平になるように撮ってみました。
どうしても段差は出ますが、これはどの車でも生じてしまいます。
とはいえ、本当に今の軽自動車は広くなりました。
足を延ばしても余裕のある広さがあるんですからね。
しかし、ここまではホンダのN-BOX+でも一緒です。
ここからがウェイクに注目したいポイントです。
ウェイクのシートアレンジですが、後部座席を足元に畳み込むことが出来ます。
すると、こんな感じになります。
直接寝るには硬いですけど、ちょっとしたクッションを敷けば、かなりフラットですし快適に寝ることが出来ます。
助手席もリクライニング部分を前に折りたためば、大人でも足を思いっきり伸ばせます。
多少ななめになりますが、疲れた足を少し上げて寝るくらいのちょうど良いくらいの高さです。
一人旅での車中泊だったら、相当快適に寝れますよ。
また、どうしても快適に眠りたいという車中泊への気持ちがハンパない方には、純正用品で「ふらっとキット」というのもあります。(お値段も結構しますけど)
参照元:ダイハツクラフト
ここまで本格的にするなら「普通車の方がいいんじゃないか」と個人的には思ってしまいますが、軽自動車最大級の室内の広さを最大限に活かせるキットも販売されています。
ズバリ!「N-BOX+」か「ウェイク」買うならどっちを選ぶ!?
車中泊に向いている車はどちらかというと非常に難しいですが、純粋に「寝る」という点で考えると「N-BOX+」かと思います。
またスロープがあったりすることを考えると「使う人にとっては選択肢はN-BOX+一択」になってきますね。
しかし、車中泊も寝るだけでは無く「アウトドアやキャンプに行って車中泊になる」というような活用のシーンを考えると、収納が広く、高さがある「ウェイク」の方が便利だと思います。
普段でもアンダーラゲージボックスの広さは使い勝手が良いでしょう。
N-BOX+にもウェイクにも、それぞれの良い所があるので一概に言えません。
ですが、敢えてどちらかを選ぶならネットの評判では「車中泊にお勧めの車はN-BOX+」という意見が多いですし、確かに便利なのもわかりますが私はウェイクを推します。
というのも、車中泊は普段使う上でのワンシーンです。
普段の日常使いで考えると、N-BOX+までの機能は必要がありません。
だったら、N-BOXで良いですし、実際売れているのはN-BOXなんですよね。
ですから「普段は日常的に使って、たまに行く旅行で車中泊が出来ればいいな」という考えでいくと「ウェイクの方がバランスが良い」と思うのです。
とはいえ、私も現役の自動車営業マンですから、お客さんがN-BOX+を気に入っていたら、そちらを勧めますけどね(笑)
なぜ今、車中泊が人気なのか?
旅行でちゃんとした宿泊施設に泊まると1人1万円くらいは掛かりますよね。
これが家族ともなれば結構な出費です。
そこを車中泊で出費を抑えることが出来れば旅行プランも気軽に計画することができます。
当たり前のことですが、ホテルなどの宿泊施設にくらべると車中泊は不便ですし、寝心地も快適とは言えません。
ですが、宿泊費で浮いた数万円分で少し旅行日数を延ばしたり、旅先で遊んだり出来るので旅行の楽しさも倍増しますよね。
道具要らずのアウトドアキャンプ
また、宿泊費を浮かせたからと言って、我慢づくしの節約ではありません。
ちょっとしたキャンプ気分を味わえるのも車中泊も魅力です。
テントなどを組み立てる必要はなく、後片付けもほぼ不要で気軽にキャンプ気分が味わえます。
参考元:ダイハツポート
予定は自由!好きな時に好きな事を!
もちろん車中泊には、宿泊予約など事前の手続きやチェックイン・チェックアウトも不要です。
宿泊も「車を止めておける場所」を大まかに決めておけばそれでOK。
「寝るのはまだ早いからもうちょっと走ってみよう」「今日は疲れたからこの辺で泊まろう」なんて予定変更もあなたの気分次第です。
最近は道の駅やサービスエリアも充実しているので、目的地までの道中を自分たちのペースで進める自由気ままな旅が楽しめまるのも車中泊の大きな魅力ですね。
そんな車中泊で役立つ便利グッズも紹介します!
今まで車中泊で旅行なんて考えていなかった方も「車中泊をやってみたい!」という気持ちになってきませんか?
でも、何も準備せずに車中泊というのは大変です。
というわけで、ここからは車中泊をより快適にするための便利グッズをご紹介します。
エアーマット
車中泊では必需品と言っていいくらい大事なのがマットです。
フルフラットといっても微妙な段差が残っていたり、シートも固さが寝心地に大きく影響します。
家で使う敷布団でもいいのですが、エアー式マットだと使わないときにコンパクトに収納できるので便利です。
ブランケットなど防寒対策
車中泊は外気温の影響をもろに受けますので、特に冬場の防寒対策は充分にしてください。
ブランケットであれば日中は敷物やシートカバーとしても使えるので便利です。
キャンプ用品店にいけば保温シートやシュラフなど、使えそうなグッズがたくさんありますよ。
サンシェード
サービスエリアや道の駅は24時間出入りがあり、自動販売機やショップ、トイレも完備されているところなら真夜中でも人通りが結構あります。
意図的ではないにしろ車内を見てしまうことがありますので、プライバシー保護のためにもサンシェードなどの目隠しはあった方がいいです。
盗難などの防犯にも役立ちます。
インバータ
車内での電源供給はシガーソケットからが基本となりますが、AC100Vに変換するインバータを持っていれば、普通に家庭用電気製品が使うことができます。
ドライヤーや照明など普段の運転では必要ないですが、車中泊となるとあったら便利です。
LEDランタン
車中泊の場合は就寝までに車内で過ごす時間も多いので、電池式の照明があればエンジンを切った状態でも使えて経済的です。
車中泊で気を付けるべきこと
ここまで読んで頂いて「ちょっと車中泊やってみようかな」と思って頂いているかもしれませんが、車中泊を行う際に気を付けるべき事はいくつかありますのでご紹介しましょう。
エコノミークラス症候群
先ほども言いましたが、同じ体勢や圧迫した姿勢で長時間いると血流が悪くなり、エコノミークラス症候群に陥ることがあります。
いくら車中泊に適した車を選んでも、やはり姿勢はどこかで無理が出てきがちです。
対策としては定期的に散歩やストレッチをしたり、適度な水分補給で血のめぐりをよくするようにしましょう。
ガソリン補給してから
エンジンをかけたまま車内で過ごすことが多い車中泊では、予想外にガソリンを消費することがあります。
アイドリング状態を10分続けていると、おおよそガソリンを100cc消費します。
停車中にガス欠となったり、翌日出発前に警告ランプが点灯となると、土地勘のない旅先では大変ですので駐車前にガソリンの残量を確認しておきましょう。
就寝中はエンジンストップ
停車中に長時間エンジンを掛けておくと、排気ガスが車内に回って一酸化炭素中毒になる危険性があります。
就寝中は基本的にはエンジンはストップ、暑さ・寒さの対策は衣服や寝具で調整するなり、夜中に一時的にエンジンをかけてエアコンを付けるようにしましょう。
防犯対策
就寝中は無防備ですので盗難や置き引き被害に遭わないとも限りません。
ドアロックはもちろんですが、駐車場所も人通り少ないところは避けましょう。
公園で深夜に車を止めて寝ていたら暴走族の集会が始まって絡まれたという話も聞きました。
またサンシェードなどで窓を覆っておくと、防犯性も高まりますしプライバシーの保護にも役立ちます。
傾斜地や出入口は避けましょう
安全性もさることながら、意外と寝心地に影響するのが傾斜や勾配です。
少しの傾斜でも深く眠れないということがあります。
またサービスエリアや道の駅では出入り口付近は常に動きがあり、他の車のエンジン音が気になって眠れないことがありますので避けた方が無難です。
まとめ
車中泊も楽しめる軽自動車やグッズについてもご紹介してきましたが、いかがでしたか?
個人的には、ダイハツのウェイクを一押ししますが、ホンダのN-BOX+も良い車です。
車中泊が出来る軽自動車を探されている方は、ぜひ2台ともご覧になってくださいね。
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