こんにちは！
自動車整備士のまいこです！
突然ですけど、あなたは「シートリフター」をご存知ですか？
シートリフターは、車のシートの高さを調整できる装備のことです。
じつは、私は身長が155cmとそんなに高くないんです。
身長が低いとハイトワゴン系の車を運転すると前方が見えにくくて、よくお客様でもクッションを敷いたりしてご自分で高さの調整をされている方もみえます。
でも、わざわざ自分で「Myクッション」を常備するのも大変ですし、車のシートで高さ調整が出来ると便利ですよね。
今回はそんな身長が低い女性にとって、あって欲しい車の機能の１つ「シートリフター」についてご紹介したいと思います。
シートリフターとは？
シートリフターとは、運転席の座面の高さを調整する機能です。
ハイトアジャスターとも呼びます。
普通車では電動式のタイプが多いですが、軽自動車の場合は手動式がほとんどです。
ちなみに写真はダイハツのタントです。
手動式の場合は、結構力強く上げ下げしないといけません。
またシート全体が上がったり下がったりするわけではなく、座面のお尻の部分だけが上下します。
前方の方を支点としているので、そちらは動きません。
シートリフターの上げ下げの幅は？
車種によって変わるでしょうが、写真の「ダイハツ・タント」の場合は、上限4.5cmの稼働域となります。
スズキのハスラーで4cmです。
一番下まで下げると少しお尻が沈む感じがしますが、一番上まで上げると座った感じが直角のように感じます。
視点が4cm変わると大きいですね。
座ってみた感想なので個人によって感じ方は違うと思いますが、前がよく見えて安心です。
新車購入時にシートリフターは標準で付いているの？
シートリフターは車種によってはメーカーオプションです。
あまりシートリフター単体で販売されているわけではなく、チルトステアリングなど「運転のしやすさを調整する装備」とセットになっていることが多いです。
ちなみにチルトステアリングとは、ハンドルの高さの調整を行う装備です。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
チルトステアリングとは？車のハンドルの高さを調整できる装備！！
シートリフターは後付け可能なのか？
まず、結論から言うと後付けは難しいです。
例えば、軽自動車についている手動タイプでもシートごと交換しないといけません。
それが電動式となると配線から全て手を入れないといけなくなるので、そこまでのお金を支払って後付けされる方はみえないです。
であれば、それこそクッションを敷くなどで対応される方がほとんどでしょうね。
正しいシートポジションについて
ついでなので「車のシートの正しい座り方」についても簡単に解説します。
車の正しいシートポジションは「腰とシートに隙間を開けない」ことです。
参照元：FIAT/正しいドライビングポジションの取り方 知っていますか？
隙間を開けるように腰の座りが浅いと、
- 急ハンドル・急ブレーキなど緊急時の対応が遅れる
- 姿勢が悪く運転していると疲れてくる
- 腰に負担が掛かり腰痛の原因にもある
というような問題も出てきます。
自分の運転を過信せずに正しい姿勢で安全運転を心掛けたいですね。
シートクッションのおすすめ
「自分はどうしても運転の姿勢が悪い」という方や「長時間運転していると腰が痛い」という方のために、おすすめのシートクッションをご紹介します。
ちょっと高いですけど、体の圧力を分散させて座り心地抜群です。
じつは私の母が腰痛を持っているのでプレゼントで上げたのですが、運転していても楽になったと喜んでいました。
まとめ
あまり目立たない装備ですが、身長の低い女性にはおすすめの「シートリフター」についてまとめます。
- シートリフターは、手動タイプと電動タイプがある
- 基本的にシートリフターは後付け出来ない
- 車購入時には装備されているか事前に確認！（メーカーオプションの可能性も）
いかがでしたか？
女性だと「シートリフター」という言葉を聞いたことが無いという方も多いですが、運転時のアイポイントが変わるのであると便利な機能です。
男性でもバケットシートのスポーツタイプの車に乗ると運転しにくいという印象はないでしょうか？
背の低い女性にとっては、常に車の前方が見えにくい感じなんです。
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