こんにちは!
自動整備士のまいこです。
突然ですが、あなたは車のドアが開かなくなったり、鍵が掛からなくなったことはありませんか?
車の開閉についてのトラブルはお客さんからの問い合わせ件数でみても意外と多いんです。
しかも、本当に故障が原因というケースではなく、ただの操作ミスというケースも少なくありません。
ですが、そんなちょっとしたことでも突然起こると「あれ?どうしたんだろう?」と慌ててしまうものです。
というわけで、今回は
- 急に車のドアが開かなくなった
- 急に鍵が掛からなくなった
そんなトラブルで慌てないで済むように”よくある原因”についてご紹介しましょう。
急に車の鍵が開かなくなった!?
そうは言っても鍵が開かないのが「スマートキーなどの電波を飛ばす」のと「キーシリンダーに直接鍵を差し込む」のとでは話が全然違ってきます。
ただ、問い合わせの件数で圧倒的に多いのはスマートキーやキーレスキーですけどね。
というわけで、まずはスマートキーやキーレスキーの話をしていきましょう。
まずはキーの電池残量をチェック!
スマートキーやキーレスキーで電波を飛ばしても鍵が開かない時はキーの電池残量を確認しましょう。
最近の車はスピードメーター付近のモニターで電池残量の警告表示が出ますが、基本的に鍵のランプでチェック可能です。
こちらが点灯しなければ電池が無いということです。
電池の交換は、精密ドライバーがあれば自分で替えることも出来ます。
電池はコンビニでも売っているボタン電池です。
ボタン電池も種類があるので、先に鍵の電池カバーを開けて品番を確認しておきましょう。
電池の交換方法は、以下の記事を参考にしてください。
スマートキーの電池交換をダイハツ車で!写真だからわかりやすい!
電池があるならバッテリー上がりの可能性も!?
また電池がある場合は、バッテリー上がりの可能性が考えられます。
キーシリンダーからドアを開けて、エンジンを始動させてみましょう。
電気系統が付かない、もしくはセルの回転が弱々しくエンジンが掛からないならバッテリー上がりでしょう。
電池もバッテリーも問題ないなら半ドアを確認しましょう!
あと、キーの電池もあるし、バッテリー上がりの可能性も少ない場合、半ドアの状態でドアロックしている可能性もあります。
とくにバックドアが少し浮いていることが多いので、一度全てのドアをグッと押し込んで半ドアになっていないか確認してみましょう。
そしてシリンダーに鍵を差し込んで回しても開かないとなると問題です。
- ドアロックアクチュエーターの故障
- ロックリンケージが外れている
- コンピューター系のトラブル
など、まず修理が必要になってきます。
鍵が掛からない場合は?
今まで普通に走ってきたのにスマートキーやキーレスキーで鍵を掛けようとしたら「急にロック出来なくなった」という場合、途中でドアの開閉を行っていませんか?
まずは半ドアになっていないかチェック!
もし行っていたら、その時に半ドアになった可能性が高いです。
一度全てのドアが半ドアになっていないか押し込んで再度スマートキーやキーレスキーの電波を試してみましょう。
または、一度キーシリンダーに鍵を差し込んで開けてみてください。
キーシリンダーの場合は、半ドアでも施錠できますし開錠も出来ます。
電波を飛ばして開閉できないけど、キーシリンダーで可能であれば半ドアの可能性がかなり高いです。
集中ドアで一部だけロックされない
集中ドアで一部だけロックされないようなケースは、うっかりミスということは考えにくいです。
よくあるのは「ドアロックアクチュエーターの故障」です。
交換となるとドアの内張りを外して手間は掛かります。
部品代と工賃合わせて15,000~20,000円くらいの修理代が多いです。
ただ、私は使ったことがありませんが凡庸性の高い中国製もネットで調べると出回っているようです。(ヤフオクなどで買える)
ドアスピーカーの交換が出来るくらいの方でしたら、自分で交換することも可能だと思います。
後部座席のドアが車内から開かない
後部座席のドアが外側からは開くけど車内から開かない場合は、チャイルドロックが掛かっているのではないでしょうか。
チャイルドロックは、子供が車内からドアを誤って開けないように後部座席のドアをロックする機能です。
画像のように後部座席のドアの横にスライドでロックさせることが出来ます。
チャイルドロックで施錠すると、車の鍵でロックを解錠しても”外側からドアを開けない限り”ドアは開きません。
スライドドアが動かない
新車を納車して1ヶ月くらいで「スライドドアが動かなくなった」という連絡を頂くことがあります。
実際に故障であれば新車クレームで即対応する所ですが、多くは「スライドドアをロックしている」ことが多いです。
車種によりますが、写真のようにスライドドアにはロック機能がついています。
ふとした拍子にオフにしていることがあるので、まずはロックになっていないか確認してください。
意外と多い!給油口のフタが開きっぱなし状態
また、車が新しいのにスライドドアが開かないケースとして「給油口のフタが開いている」場合があります。
こちらも左側のパワースライドドアを開ける操作をしても安全装置が働いて開きません。
これら以外だと故障の可能性が高いです。
- ヒューズ切れ
- ワイヤーが切れた・モーターの不具合(作動させると異音がする)
などが考えられます。
ハッチバックドアが開かない
これも人為的なトラブルですが、トランクルームに荷物を載せる時に、汚れないようにと薄手のビニールシートなどを引き、ロックする部分に異物が挟まってハッチバックが開かないことがあります。
異物が挟まってハッチバックが開かなくなったら1人で直すのは難しいです。
- 1人は外側からハッチバックドアを開ける動作を行う
- 1人はハッチバックドアの内側から押す
というように、2人で作業を行います。
ようするに異物が噛んでいるので力技で押しあけます。
これで大体開きますが、内側から押すのはかなり強く押すのでハッチバックのドアの固い部分を押しましょう。
停車して降りようとするとドアが開かない時は?
「ちょっと家族を駅に送る」ようなときは、わざわざ駐車場に止めずに路肩に寄せて一時停止させている間に降りてもらうことありますよね。
そういう時に「急にドアが開かない」場合は、Pレンジにしていないことが考えられます。
車種によっては「車速に反応してドアロックをオートで行う」車もあり、その場合Pレンジに入れない(例えばDレンジのままブレーキを踏んで停止)状態だとロックが解除されません。
急にドアが開かないと冷静さを失って慌てるのでPレンジのことも忘れがちです。
とはいえ、一度失敗すれば次は覚えちゃいますけどね。
まとめ
車のドアや鍵が急に正常に作動しなくなった場合は、
- 半ドアになっている
- チャイルドロックがロックの状態になっている
- スライドドアのロックがオンになっている
ということをまずは疑ってみましょう。
私たちがお客さんからのSOSの連絡を受けて話を聞いてみると、かなりの割合で上記のような”うっかり”がドアや鍵のトラブルの原因だったりしますよ。
いかがでしたでしょうか?
じつは私も「あれ?ドアが開かない!」ということで焦ったりすることがあります。
というのは「オートドアロック」なのですが、ついつい停車して助手席の方を下ろす時Dレンジに入れっぱなしにしちゃうんですよね。
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