いらっしゃいませ!
現役自動車営業マンの田中です!
最近、車の商談をしていると「事故を防ぐ車の安全性能」についての話になることが多いです。
家族の方が「お父さんやお母さんの運転が心配」というケースや、高齢者の方が車を買い替える時に相談を受けます。
高齢者ドライバーによる交通事故の多さが背景にあるのだと思いますが、そういった意識が高まるのは良いことですよね。
実際に警視庁の発表では、交通事故件数は下がっているのに対して、高齢者ドライバーの事故比率は年々上昇しています。
参照元:警視庁
このような交通事故件数の比率割合を見ると「高齢者ドライバーの方も何かしらの対策を考えなければいけない」と言われるのも納得です。
その対策として「免許証の返納」も1つです。
しかし、東京や大阪のような都心で公共交通機関が発達している地域であれば車が無くても移動に困ることはないかもしれませんが、地方に住む高齢者の方にとって自動車は大事な交通手段の1つです。
本当に「車が無いと買い物ひとつ困る」のです。
では、どうするか?
安全性能が高い車に乗り換えるのも1つの対策案ですよね。
じゃあ、ズバリどの車が良いのでしょうか?
現役の自動車営業マンとして「高齢者ドライバーが車を乗り換えるなら何がお勧めか?」お伝えしたいと思います!
車の買い替えの前に。まずは「自分の衰えを自覚」しましょう!
家族の方が「親御さんの車を検討する」時に相談されるのは、親が車の乗り換えを考えるための”材料”です。
というのは「自分はまだ若い」と思っているので車の乗り換えや、免許の返納などまったく考えもしないそうです。
50歳を超えれば気持ちが若くても体は若くありません。
交通事故に限らず病気もその1つです。
若いと言っていた人が突然脳溢血で倒れたりするのです。
19世紀の小説家である「オスカー・ワイルド」は、言いました。
老いの悲劇は老いたことにあるのではない。まだ若いと思っていることにある。
高齢者ドライバーの事故では、
- 前方への注意不足
- 安全不確認
- ブレーキやアクセル操作の誤り
という原因が多いです。
これらは精神的・肉体的な衰えもありますが、自分はいつまでも若いし運転も出来るという「慢心」からくるのではないでしょうか?
まずは「認めること」「己を知る」ことが始まりです。
コンパクトな車に買い替えを検討されてみては?
高齢者になると遠出するときに「車」という選択は無くなってくると思います。
旅行するでもバスや電車の方が楽ですからね。
そこで車も普通車ではなく「軽自動車」に乗り換えるのも一つの手だと思います。
というのも、普段が街乗りメインであれば軽自動車で十分走りますし、またコンパクトで運転もしやすいです。
また、なんといっても維持費の安さは魅力です。
そして、最近の軽自動車はお値段も良くなっていますが、機能もその分良くなっているのです。
「人」も察知する衝突被害軽減ブレーキ搭載車!
最近は車が衝突しそうになったら警報音と緊急ブレーキが作動する車も増えてきました。
そんな対歩行者に対する安全装置ですが、軽自動車にも搭載されているのはご存知ですか?
軽自動車では、2017年5月時点で、
- ダイハツ…タント、ミライース
- スズキ…スペーシア、ハスラー、ワゴンR
の5台に搭載されています。
ダイハツ・タント
参照元:ダイハツ タントカスタム
「スマートアシストⅢ」を搭載したダイハツ・タントは「対歩行者」に対応すべく世界最小のステレオカメラを搭載しています。
またスマートアシストⅢ搭載車に関しては、リヤコーナーセンサーも搭載されています。
ダイハツ・ミライース
スマートアシストⅢを搭載した新型ミライースが2017年5月9日に発売されます。
ミライースではコーナーセンサーも前後に搭載されているので、駐車場などでぶつけてしまう心配のある方にはうれしい装備が標準となります。
スズキ・スペーシア
参照元:スズキ スペーシア
スズキ スペーシアは、モーターの力で走る「S-エネチャージ搭載」で話題になりました。
しかし、ハイトールワゴンでは「ホンダ・N-BOX」「ダイハツ・タント」に販売台数では遅れを取っていますが、安全装置の「デュアルカメラブレーキサポート」など装備面では密かにかなり充実しています。
スズキ・ハスラー
参照元:スズキ ハスラー
スズキのハスラーは発売当初は「他のメーカーにない車」ということで売れるか懐疑的でしたが、発売してみたら爆発的なヒットとなりました。
その後のTVCMでも「アラレちゃん」「ももクロ」を使ってみたりと話題になりました。
車のデザインも個性的に愛着の持てる車です。
スズキ ワゴンR
参照元:スズキ ワゴンR
ワゴンRの安全装置は「デュアルセンサーブレーキサポート」となっており、スペーシアやハスラーの「デュアルカメラブレーキサポート」とは少し仕組みが違います。
「デュアルセンサーブレーキサポート」では、単眼カメラとレーザーレーダーになっておりダイハツのスマートアシストⅡと同じかと思いきや、こちらは「対歩行者」にも対応しているのと、フロントカメラの内側に設置されていることから雨天時でも機能停止しません。
現時点では、スズキのスイフトにも搭載されています。
「ダイハツ」vs「スズキ」の安全装置はどちらが良いの?
では気になる安全装置の性能ですが、軽自動車で対歩行者対応の安全装置は、
- スマートアシストⅢ…タント・ミライース
- デュアルカメラブレーキサポート…スペーシア・ハスラー
- デュアルセンサーブレーキサポート…ワゴンR
となっております。
それぞれの性能についてテストした動画があるのでご覧ください。
スマアシⅢとデュアルカメラブレーキサポートはどちらが良いの?
なかなか「衝撃的な結果」でしたね。
これを見ると高齢者ドライバーへおすすめするのは「スズキ」になりますね。
では、同じスズキの「デュアルカメラブレーキサポート」と「デュアルセンサーブレーキサポート」では、どちらが良いのでしょうか?
デュアルカメラとデュアルセンサーはどちらが良いの?
こちらに関しても対歩行者への安全装置のポイントを見ると、
- ハスラー…20.8
- ワゴンR…12.9
ですから、ハスラー(デュアルカメラブレーキサポート)の性能の高さが伺えますね。
これは高齢者ドライバーにお勧めするのは「デュアルカメラブレーキサポート」搭載車の
- ハスラー
- スペーシア
で決まりではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
思いのほか驚いたのはスズキの「デュアルカメラブレーキサポート」の性能の高さですね。
ハイトールワゴンに関しては、「N-BOXのデザイン性」と「タントのピラーレスという使い勝手の良さ」に遅れをとっている形になってしますが、安全性能の面ではスペーシアが圧倒的に先を行っている感じがします。
ただ高齢者ドライバーにとって「ハイトールワゴンの広さは必要ない」ので、同じスズキでもアルトに搭載されてくると面白そうですね。
その点で考えると「新型ミライース」がスマートアシストⅢが搭載され、コーナーセンサーも四方に付いてきますから販売台数を伸ばすかもしれませんね。
高齢者ドライバーの事故軽減を考えると、是非スズキには頑張ってほしいですね。
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