こんにちは!
お腹が大きくなった女性の方に「赤ちゃんですか?」と聞いたら「違います!」と答えられて、気まずい思いをした自動車整備士のまいこです!
早速ですが、みなさんは「妊婦さんが車を運転できるのはいつまでか」ご存じでしょうか?
というのも、いつも女子会で集まる学生時代の友達の1人が妊娠したので、別の友達が「妊婦さんだから運転させない方が良いよね?」と聞いてきました。
妊婦さんとなった友人は「運転大丈夫でしょ!」という感じの子なので、まわりの友人が逆に心配しているような状態です。
ちなみに「法律的には妊婦さんが運転してはダメというものは無い」ですし、点検で入庫するお客さんにはお腹の大きな妊婦さんもみえます。
なので私は「案外大丈夫なんじゃないかな」と思ったのですが、なにぶんお腹に赤ちゃんがいる妊婦さんの話です。
車のことは分かっても妊婦さんのことは分かりません。(まだ子供産んだことないですし)
というわけで、ウチのお客様に産婦人科の先生がいるので「妊婦さんが運転しても良いのか?」実際に聞いてみました。
妊婦さんの運転はいつまで大丈夫?2人の先生に聞いてみた
今回「妊婦さんの運転はいつまで大丈夫なのか?」産婦人科の先生に確認するということで、ウチに車検など入れてくれているA先生と、友達が通っている産婦人科のB先生のお二人からご意見を頂けました。
- 妊娠初期や後期など「体調不良」に陥りやすい時期の運転は控えるべき
- 臨月までは問題ない
パッと見ると妊婦さんの運転の可否が分かれていますが、生活や仕事の関係上どうしても運転しないといけないのであれば「体調に気を配りつつ出来る限り短時間の運転にとどめておきたい」というのが先生たちの共通意見。
妊娠初期だと「つわり・下痢・便秘・風邪に似た症状(咳や熱)など」の症状が出たり、またホルモンバランスの変化から「急に眠気に襲われる」と言われています。
そういった体調の変化を感じたら「運転を控える」ようにして、1時間2時間と運転するなら疲れないように途中で休憩をしっかり挟んで無理はしないのが基本です。
仮にどうしても運転しないといけない場合でも、高速道路など「すぐに停車できない道路の走行は絶対に避ける」ようにして下さいね。
やっぱり臨月は運転すべきではない?
出産予定月となる臨月に関しては「もういつ赤ちゃんが生まれてきてもおかしくない」わけですし、運転による緊張も子宮を収縮しやすくさせると言います。
やはり運転は控えた方が無難です。
というか「長距離の外出も出来るだけ控える」ようにしましょう。
外出するにしても「1時間以内に病院に行ける距離」に留めたほうが安心です。
妊婦さんは運転中のシートベルトは必要ないって本当?
でも、これは正しい知識ではありません。
というのも、2008年に警察庁が運転者のマナーをまとめた「交通の方法に関する教則」を改定して、妊婦さんもシートベルトを着用するように定めました。そこには、
「シートベルトの着用」(第5章 第1節 3)
妊娠中であつても、シートベルトを正しく着用することにより、交通事故に遭つた際の被害から母体と胎児を守ることができます。ただし、妊娠の状態は個人により異なりますので、シートベルトを着用することが健康保持上適当かどうか、医師に確認するようにしましよう。
引用元:「交通の方法に関する教則」(国家公安委員会告示)
と記載されています。
免許の取得が2008年よりも前の方だと「妊婦さんはシートベルト無しでも大丈夫」と覚えたかもしれませんが、今は「妊婦でも安全のためにシートベルトはしましょう」と推進してることが分かります。
また、道路交通法でシートベルト着用の義務が免除されるのは以下のケース。
「座席ベルト及び幼児用補助装置に係る義務の免除」(第二十六条の三の二)
負傷若しくは障害のため又は妊娠中であることにより座席ベルトを装着することが療養上又は健康保持上適当でない者が自動車を運転するとき。
引用元:道路交通法施行令
つまり、妊娠中だからシートベルトを着用しなくてもよいわけではなく「お腹が張ってシートベルトを着用すると圧迫される」とか「陣痛がひどくて座っていられない」というような場合に限り免除されるというわけなんですね。
でも、妊婦さんもお腹が出てくると「通常のシートベルトだと圧迫される」と思います。
そこで最近は「妊婦さんの用のシートベルトグッズ」もあるんです。
妊婦さんの運転時におすすめ!マタニティーシートベルト
妊婦さんの腹部を圧迫させず、お腹の中の赤ちゃんに負担を掛けないシートベルト補助具として「マタニティーシートベルト」があります。
マタニティーシートベルトは、腹部ではなく太ももにシートベルトが当たるように調整して妊婦さんを万が一の事故から守ります。
ちなみに運転席だけではなく「助手席や後部座席でも使用可能」なので、車に乗る機会があるなら持っておくと安心です。
シートベルトは車に乗っている方を事故から守ります。
妊婦さんであれば「お腹にいる胎児も守る」ことに繋がりますので、出来る限りシートベルトの着用は心がけましょう。
ちなみに、カナダの医師チームが50万人を対象に行なった調査では「妊婦さんが事故を起こす確率は1.42倍」だったそうですよ。
妊婦さんが事故!それが原因で流産するとどうなる?
妊婦さんが事故を起こしたり遭遇すると「お腹の中の胎児」にも影響を及ぼします。
あまり考えたくはないですが、もし妊婦さんが事故に遭遇して流産してしまったらどうなるのでしょうか?
事故で流産したら「胎児」への賠償請求は可能なのか?
損害賠償や慰謝料の請求は「出生した状態」でないと権利の行使は認められていません。
ですが、胎児を失った妊婦さんへの慰謝料は増額理由として考慮され、実際にいくつかの判例もあります。
とはいえ、事故でお腹の赤ちゃんを失ってしまった精神的苦痛は計り知れないものがありそうです。
兎にも角にも、妊婦さんは細心の注意を払って事故に巻き込まれないようにして下さいね。
妊婦に運転させる旦那さん!奥さんは怒っているかもですよ?
ちなみに妊娠中でも多少の運転は問題ないからと「お酒飲んで帰れないから迎えに来て~」という旦那さんの話を聞きます。
たしかに妊婦さんでも運転は出来ますが、だからといって妊娠中は体調が変化しやすい時期で「いつもと一緒」ではありません。
初めての出産であれば不安なこともありますし、ストレスを与えないことが妊婦さんにもお腹の赤ちゃんにも大切です。
世の中の旦那さんは、ぜひ奥さんが妊娠した時は普段以上の気遣いをしてあげてくださいね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「妊婦さんの運転について」お伝えしてきました。内容のおさらいをすると、
ポイント!
- 妊婦さんでも運転は出来る(但し、体調が悪い時は運転を控える)
- シートベルトは妊婦さんで着用する(マタニティーベルトなどを利用しましょう)
- 妊娠前や出産後よりも妊娠中は事故率が上がる!運転には細心の注意を
- 旦那さんは妊娠中の奥さんに優しく接すべし(私からのお願い)
ということでした。
妊婦さんでも住んでいる地域や仕事の関係で「運転しないと生活できないという方は多い」です。
その点は産婦人科の先生も理解してくれているので「妊婦なんだから運転しちゃダメ!」とは言わない印象を受けました。
でも、だからと言って普段でも運転は緊張するものですし、可能であれば出来るだけ運転は控える事に越したことはないと思います。
運転する際は本当に気を付けてくださいね。
以上「妊婦さんの運転はいつまで?その他に妊娠中に気を付けるべきことは」でした。
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