こんにちは!
自動車整備士のまいこです!
みなさん「オーバーヒート」という言葉を聞いたことがあると思いま
車のオーバーヒートは「エンジンを冷やす為の冷却水の温
- 水温計の針が上を差す
- 水温計が無い場合は水温計の警告灯が赤色で点灯する
- エンジンルームから煙(水蒸気)が出る
- 「キンキン」「カンカン」などの異音がする
- 2000回転以上吹け上がらない
こういった症状が発生したら、車はオーバーヒートを起こしているかもしれません。
「オーバーヒートしているなら急いでエンジンを冷やした方が良いかも!」と思われる方も少なくありませんが、じつはオーバーヒートを起こしている車には「やってはいけないことが3つ」あります。
オーバーヒートの対処!気を付けたい3つのポイント
オーバーヒートのまま走り続けると「最終的に走行不能」に陥りますので、対処として
- 安全な場所に停車させる
- ボンネットを開けて風通しを良くする
- リザーブタンクの水量の確認(空であれば冷却水漏れの可能性あり)
ということを行います。
エンジンルーム内部で沸騰した冷却水が噴き出している可能性があります。
また、ここから先を闇雲に対処すると危険なこともあるので「オーバーヒートを起こしたら以下に注意」して対処して下さい。
エンジンを切る前に冷却ファンの確認を!
オーバーヒートしたらエンジンを切ってしまいたい所ですが、まずその前に「冷却ファンが回っているか」を確認します。
冷却ファンは水温が高いと「温度を下げる為に作動する」ので、正常な状態であれば冷却ファンは回っているはずです。(回っていなければ故障)
冷却ファンが回っているのであれば「エンジンはかけたまま」にしておきます。
ファンの故障は電動に変わってから増えた!?
以前は冷却ファンもゴムベルトで機械的に回されていましたが、現在は電動ファンになっており「ある日突然動かなくなった」ということも増えました。
エアコンのファンと共用している車種で有れば、オーバーヒートの前兆として「エアコンが冷えなくなる」ということもあります。
ラジエーターキャップを開けない!
リザーブタンクが空の状態で水が入っていない状態であれば「急いで水を足したい」ところですが、エンジンが熱い状態でラジエーターキャップを開けると熱湯が噴き出す恐れがあります。
ラジエターキャップは「圧力をかけて内部の冷却水の沸点を120℃前後まで上げる」という役割があります。
そのため、ラジエーターキャップを開けると沸点が下がり「一気に冷却水が沸騰」します。(逆にオーバーヒートの症状も悪化させます)
応急処置で「水道水」を足したままにしない!
水漏れがひどい場合は無理ですが、多少であれば「応急処置で水道水を足して走行する事も可能」です。
しかし、現在の普通車の多くの車種では「水で希釈をしないタイプのクーラント液が主流」となっています。
そのため水道水を入れるとクーラントの性能は著しく低下します。
また、希釈するタイプでも水道水の割合が多いとエンジン内部やクーラントを利用している部品が錆で侵されます。
オーバーヒートした時の正しい対処法!
オーバーヒートした場合の対処法としては、とりあえず
- 安全な場所に停車させる
- ボンネットを開けて風通しを良くする
- リザーブタンクの水量の確認(空であれば冷却水漏れの可能性あり)
ここまでは同じですが、ここから先は状況に応じて対処法も変わります。
水漏れの状態や冷却ファンの作動状況が分かるのであれば「水道水を足して応急処置」もアリです。
水漏れや冷却ファンが回っているか分からない場合は!
水漏れや冷却ファンの作動状況もよく分からない場合は、エンジンを切ってJAFやロードサービスを呼びましょう。
エンジンを切ると冷却水の循環も止まるので「場合によっては良くない」のですが、症状が分からないのであればエンジンは切って自然冷却した方が安全です。
また、多少は車のことが分かるという方で応急処置で水を補給させるというなら…
応急処置で水道水を入れる場合は「リザーブタンク」から!?
応急処置で水道水を補充するならラジエーターキャップからではなく「リザーブタンク」から入れましょう。
ラジエーター内の冷却水が足りない状態でエンジンをかければ「リザーブタンクから水を補給する」ようになっています。
また量に関しても気にせず「満タン」入れてOKです。
満タン入れても足りない分はラジエーターに送られていきますし、多ければ(温度が上がれば水位は上昇する)勝手に外に出て行きます。
水道水を足したら「新しいクーラント」に交換する
応急処置で水道水を補充したら、念のため「新しいクーラント」に交換しておきましょう。
最近は希釈しないタイプのクーラントに水道水を入れると性能が著しく低下します。
ちなみに、以前クーラント液ではなく水道水100%を入れていたお客様が「オーバーヒート」して入庫しました。
車を確認するとエンジン内部も含めて「あらゆる部分の水経路が錆で詰まって」いました。
一度錆びが発生すると完全に取り除くのは不可能に近いです。(金額がかかり過ぎる)
オーバーヒートの対処を行う上で、
- 冷却水が漏れているかどうかの確認
- 冷却ファンの作動状況の確認
が出来ないと自分で対処する事は難しいでしょう。
もうよく分からない場合は、任意保険のロードサービスなどを呼んでプロに対応してもらうのが一番お金が掛からないと思います。
ある程度自分で対処できる方も「昔の希釈タイプのクーラントとは違う」ことが多いので、その点は注意して下さいね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「オーバーヒートを対処する時の注意点について」お伝えしてきました。
オーバーヒートの対処で気を付けなければいけない点として、
- 水漏れや冷却ファンの作動確認(エンジンを切るべきか?切らないべきかの判断)
- ラジエーターキャップを開けない(熱湯が噴き出す恐れあり)
- 今のクーラントは希釈しないタイプが主流(水道水を混ぜると機能低下)
という3つのポイントがありました。
またオーバーヒートの原因については以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければ是非!
以上「オーバーヒートの対処!絶対にやってはいけないことが3つあるよ」でした。
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