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車がオーバーヒートする原因は?よくある7つのポイントはこちら!

更新日:

こんにちは!

自動車整備士のまいこです。

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突然ですが、あなたは車の走行中にオーバーヒートしたことはありますか?

オーバーヒートとは、「エンジンが冷却されずにどんどん加熱されてしまう」ことを言います。

私が免許を取って初めて買った中古車は「マツダ・キャロル」という軽自動車で屋根が開く可愛い車でした。(キャロルのすべてが屋根が開くわけではありません)

結構気に入ってたのですが、何度もオーバーヒートに悩まされましたので思い出深い車です(笑)

あとでご紹介する「オーバーヒートの7つの原因」のうち4つで故障して修理も大変でした。

とはいえ、早期発見・早期対応でしたから修理費自体は安く済みました。

ですが、そのまま走らせているとエンジンが焼けてしまって修理代が何十万にもなってしまう。

オーバーヒートは、そんな「お財布に優しくない車のトラブル」の代表格なのです。

というわけで、今回は「オーバーヒートの原因から症状・対策まで」幅広くご紹介していきます。

 

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車がオーバーヒートする7つの原因とは?

オーバーヒートが起こる原因を簡単に説明すると、エンジンを冷却するための「冷却水」が回っていない状態になっているのです。

だからエンジンが冷やされずに熱を持ちすぎてしまう。

では、何が原因でエンジンに冷却するが回っていないかというが、私の経験上では以下の7つが多いです。

 

1.サーモスタットの作動不良

サーモスタットとは冷却水を循環させるバルブです。

 

エンジンが冷えている状態では、冷却水が循環しないように蓋が閉じており、温度が上昇して来たら蓋が開いて冷却水が流れます。

この蓋が開閉が出来ないと水路が開かずに冷却水が循環しないためにオーバーヒートを起こします。

逆に開きっぱなしの場合はオーバークールとなりますが、車が止まるような故障にはなりません。

修理費の目安は1万円くらいです。

車種にもありますが、そこまで高くつくことは無いと思います。

(ちなみに、私のキャロルの初めてのオーバーヒートの原因でした)

 

2.冷却水不足

オーバーヒートの原因が、単純に冷却水が不足している”だけ”ということもゼロではありません。

12カ月点検を受けて1年に一度しっかり整備をしているなら大丈夫だと思いますが、やはり2年に1度の車検しか整備をしないとなると冷却水が不足しても気が付かない事もあるでしょう。

実際、車検の整備を行う時にはリザーバータンクが空になっている車は結構あります。

ちなみに、

マイケル
リザーバータンクの水が少し減っているから冷却水を足さないといけないとは思うけどクーラントを混ぜないとダメなんでしょ?

と思っているかもしれませんが、多少のことなら水道水だけ足しても問題ありません。

クーラントとは不凍液のことで、エンジン内部の冷却水が冬に凍ってしまうのを防ぎます。

一般的には、クーラント(3):水(7)にして使用します。

 

冷却水漏れ

サーモスタットの不良に並んでオーバーヒートの原因として多いのが冷却水漏れです。

冷却水漏れと言っても「箇所がいくつもある」ので一概に言えませんが、多いのは

  • ウォーターポンプ
  • ラジエーター
  • ホース類

です。

 

3.ウォーターポンプ

ウォーターポンプとは冷却水を循環させるための部品です。

ウォーターポンプ自体が欠損したり、水が漏れないようにするパッキンが破れたりするとウォーターポンプから水漏れを起こします。

 

また破損すると「カラカラ」というような異音が出る場合もあります。

ウォーターポンプの交換は車種によっては、かなり手間が掛かるので3万円くらいは修理費をみておいた方がいいですね。

(私のキャロルの2回目の原因でした。1回目の修理からわずか3か月で水漏れしたので悔しい!)

 

4.ラジエーター

ラジエーターは冷却水を空冷させるため車の前方に取り付けられています。

飛び石などがラジエーターに直撃してしまい、破損して冷却水漏れを起こすことがあります。

ラジエーターが交換となるとかなり費用は掛かります。

そのため「ラジエーターの水漏れ防止剤」というケミカル用品もあります。

あまり大きな欠損には効果がありませんが多少の水漏れであれば止まります。

ただ、あくまでケミカル用品で完全に直るわけではないですから、その点は理解の上で試してみるのも1つの手だと思います。

 

5.ホース類

車には冷却水を循環させるためのホース類がたくさんあります。

img_0876

こういったホースも経年劣化すると亀裂が入ったりして冷却水漏れの原因となります。

亀裂が小さく水漏れも少しであれば、水を足しながら走行しておけば整備工場まで持つと思います。

部品交換もホース類であれば、修理費もさほど高くはなりません。

(3,4回目がホースです。もう全体的に劣化が進んでいたので4回目の修理でホース類全部交換しました(笑))

 

6.ウォーターポンプを回すベルトが切れた

先ほどウォーターポンプが欠損することで冷却水漏れが起こると解説しましたが、ウォーターポンプが作動しなくてもオーバーヒートは起こります。

ウォーターポンプは、ベルトを回転させて動いているので、ベルトが切れたり緩んだりすれば、ウォーターポンプが作動しません。

そうなれば冷却水が循環しませんから、オーバーヒートを起こしてしまいます。

 

7.冷却用ファンモーターが回らない

ラジエーターを冷やすために冷却用ファンモーターが付いています。

img_0881

少し陰になって見えにくいですが、換気扇のようなファンが付いています。

オーバーヒートの原因でファンが回らないというのも、稀にあります。

JAFのテストでは、ファンが回らないだけで水温は30度上がるというデータがあります。

 


 

オーバーヒートを起こす原因ですが「冷却水関係」で考えると、おおよそ上記の7つに当てはまります。

ざっくり分ければ

  • 水漏れしているか?
  • 水が送られていないか?

ですから、車の下を覗いて水漏れしている、していないかで原因は絞り込みやすいです。

ただ、実際は走行中にオーバーヒートを起こすと「症状」が出て気が付くことが多いです。

 

オーバーヒートになると、どんな症状が出るの?

オーバーヒートが起こると、色々な症状が出てきますが、最も分かりやすいのは警告灯や水温計です。

この時点では、まだそこまで深刻な状況では無いと思いますが、気が付いたら路肩に止めて冷却水の量や車の下を覗いて水漏れしていないか確認してください。

 

高水温警告灯が赤く点灯する

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車種によっては水温が上がっていない時は「青」や「緑」で表示されてます。(異常ではありません。)

こちらが走行中でも赤色で表示していたらトラブル発生のお知らせとなります。

 

水温計

最近は水温計が付いていない車もあります。

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  1. 初期症状では、水温計はHに向けて温度上昇していきます。
  2. 症状が深刻になると水温がHを振り切ります。
  3. また冷却水が漏れて不足してくると水温計が作動せずにCを示します。

警告灯や水温計で異常が察知出来たら、いち早く整備工場で点検を受けましょう。

あまり無理して、以下のような症状が出てくると車にとって良くありません。

 

ノッキング音と異臭

ノッキング音とは、金属音です。

エンジン内部の振動や打撃(ノック)することで発生する音で、症状によって音も変わります。

  1. 初期症状では「カラカラ」というような音がします。この時に冷却水が漏れている場合、甘い臭い(不凍液)がします。
  2. 症状が深刻になるにつれ、高音の「キンキン」というような金属音になります。
  3. エンジンが焼きつくような危険な状態になると「コンコン」という音に変わり、またオイルが焼ける臭いがします。

3の症状になってくると、かなり修理も深刻な状況になってきますから、早めに対処しましょう。

 

走行中の異変

走行中でもオーバーヒートが起こると異変を感じます。

  1. 初期状況では、アイドリングが不安定になりますが走行は可能です。
  2. 症状が深刻になると、アクセルを踏んでいないとエンジンが切れそうになります。
  3. 末期症状では、エンジンが停止します。

1の症状で、水温計などに異変が出ていると思います。

オーバーヒートだと分かったら速やかに一旦停止して対処していきましょう。

 

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オーバーヒートになった場合の対処法は?

オーバーヒートは初期状況で、たくさんの異変が起こります。

症状を感じたら無理せずに一旦停止してエンジンを切ってください。

まいこ
まずはエンジンを切って温度が下がるのを待ちましょう。無理して走っていると大変な修理になってしまいますよ。

 

水漏れやオイル漏れが無いかチェックする

まずは車の下を覗いて水漏れやオイル漏れが無いかチェックして下さい。

もし夏でエアコンをつけていた場合は、結露した水滴がポタポタ落ちますので間違えないようにしましょう。

冷却水やオイルが漏れているようであれば、無理して走ると故障がひどくなる恐れがあるのでロードサービスを呼んだ方が賢明でしょう。

 

冷却水の量をチェックする

ボンネットを開けてリザーバータンクの残量をチェックしましょう。

リザーバータンクの残量が減っている場合は、冷却水を補充します。

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緊急時の場合は、”水道水”で構いません。

リザーバータンクが空になっている場合はラジエーター内部の冷却水も不足していると考えられます。

本来はラジエーターから冷却水を入れますが、エンジンを切ったばかりでラジエーターキャップを外すと熱湯が噴き出す恐れがあります。

とりあえず冷却水が無くて焦げ臭い(エンジンが焼ける)ならリザーバータンクを満タンにしてください。

リザーバータンクのHマークより多くても気にせず入れて構いません。(多かったら勝手に吹きこぼれます。)

 

エンジンオイルをチェックする

エンジンオイルの量のチェックは、エンジンを切って5分くらい経ってから行います。

エンジンを始動させていたり切った直後だと、エンジン内部のオイルがオイルパン(オイルを貯めている所)に落ちていかないので正確な量を測れません。

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エンジンオイルの量は、レベルゲージを引き抜き、ゲージに付いているオイルをふき取り、再度指し込んで確認します。

その際にレベルゲージの規定ラインに収まっていない(残量が少ないとレベルゲージに付かないこともあります)のであれば、至急整備工場で点検を受けましょう。

 

オーバーヒートの対処で”やってはいけないこと”とは?

先ほども書きましたが、

まいこ
オーバーヒートしたからといって急いでラジエーターキャップを開けて水を入れようとしないようにして下さい。

エンジンを切ったばかりだと、冷却水もかなりの高温になっています。

そこでラジエーターキャップを外すと圧力がそこから逃げて、熱湯が飛び出してくる恐れがあります。

恐れがあるというか、かなりの確率で噴出してきます。

大変危険なので、本当に注意してください。

 

一度でもオーバーヒートしたら点検に出しましょう。

警告灯が付いたり水温計がHを振り切った後に、少し時間を置いたらその後は異常が出なかったとしても一度点検に出すことをお勧めします。

冷却水が不足する「少量ずつ漏れている」というように、何かしらの異常があるからかもしれません。

実際、ラジエーターに欠損があり、その欠損部分で冷却水が固まって(結晶化して)蓋の役目をして、ごく少量ずつ漏れていたのが走行中の衝撃で突然勢いよく漏れ出すということもあります。

またサーモスタットも一度不具合を起こすと、また不具合を起こす可能性もあります。

一度オーバーヒートを起こしたら、きちんと整備工場で点検を受けた方が良いです。

 

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まとめ

オーバーヒートの原因については、

  • 冷却水不足・漏れ
  • サーモスタット
  • ウォーターポンプ
  • ラジエーター
  • ホース類
  • エンジンオイル不足・漏れ
  • 冷却用ファンの不良

などが考えられます。

 

また対処法としては

  1. オーバーヒートの症状が出たら停止してエンジンを切る
  2. 車の下を覗いて冷却水漏れ、エンジンオイル漏れを確認
  3. エンジンルームから冷却水、エンジンオイルの残量を確認

冷却水、エンジンオイルの漏れもなければサーモスタットの不具合かもしれません。

その場合は、エンジンが冷えれば車は走ると思います。(その後、点検は受けましょう。)

冷却水漏れ、エンジンオイル漏れ、甘い匂いや焦げくさいニオイがするなら無理して車を動かさずにロードサービスを呼びましょう。

 

1

如何でしたでしょうか?

オーバーヒートの原因を調べてみると、車は色々なことをして温度を下げる工夫がされているのがわかります。

熱を下げるというのは大変なことですね。

 

「…あれ?なんだかマイケルさんが赤い顔して急いでますね。」

まいこ
マイケルさん!急いでどこに行くんですか?
マイケル
あ、まいこさん!あそこのデパートのUFOキャッチャーで5千円も使ってるのに景品がとれません!くやしいので銀行にお金をおろしに行こうと思ってます!
まいこ
どうやらマイケルさんもオーバーヒート気味のようですね。

 



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yuki

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