こんにちは!
現役の自動車営業マン、田中です!
最近は車も高くなってきまして「軽自動車でも200万円を超えることもザラ」です。
また、普通車もハイブリッド車や電気自動車など技術が進むにつれ車体価格も高くなります。
こう車も高くなってくると買い替えもなかなか大変ですし、せっかく手に入れた車ですから「出来るだけ長く乗りたい」と思いませんか?
そう考えると気になるのは「車の寿命」です。
今は「日本車が海外で30万kmを越えても元気に走っている」なんて話も聞きますが、ここで言うのは車の平均的な使用年数が一体何年なのか?
一昔前は「車は10年10万kmで寿命でしょう」なんて話もありましたが、今の車は性能も上がっていますからね。
実際15年20年と長く乗り続けている車が下取りに入ることもありますが、あくまで「平均的な使用年数」として20年っていけるのか?
今回、私も気になったので「車の寿命について」詳しく調べてみました!
車の寿命の平均年数は?日本以外の国もまとめて
すると「日本や諸外国を含めて自動車の平均使用年数のデータ」を発見!
まずはこちらのデータを見ていきましょう。
オーストラリアやフィンランドでは寿命20年は当たり前!?
国 | 平均使用年数 |
オーストリア | 15.4 |
ベルギー | 11.8 |
デンマーク | 16.8 |
フィンランド | 22.0 |
フランス | 15.2 |
ドイツ | 13.7 |
アイルランド共和国 | 13.0 |
イタリア | 14.1 |
オランダ | 15.1 |
スペイン | 18.0 |
スイス | 14.1 |
イギリス | 13.5 |
日本 | 13.3 |
韓国 | 13.0 |
オーストラリア | 22.6 |
カナダ | 15.4 |
USA | 15.3 |
ブラジル | 17.5 |
参照元:耐久財の使用年数分布の国際比較分析(こちらを参考に表を作成)
こちらの各国の車の平均使用年数のデータは2008年末と少し古いのですが、10年前でもフィンランドやオーストラリアでは平均的に20年以上は車を使用していることが分かります。
もっとも使用平均年数が少ないベルギーが11.8年ですから、世界的に見ても「車の平均使用年数は10年以上」あるようです。
また、日本の使用平均年数の13.3年。
この数値が正しいかどうか他の資料も調べてみました。
平均使用年数(2008年) | 平均使用年数(2017年) | |
普通車(乗用) | 11.58 | 12.97 |
小型車(乗用) | 11.71 | 12.87 |
普通車(貨物) | 13.47 | 16.71 |
小型車(貨物 | 11.05 | 13.36 |
普通車(乗合) | 16.81 | 20.19 |
小型車(乗合) | 13.94 | 15.19 |
参照元:一般財団法人 自動車検査登録情報協会(車種別の平均使用年数推移表を参考に表を作成)
上記は「一般財団法人 自動車検査登録情報協会の"車種別の平均使用年数推移表"」のデータです。
2008年度の乗用車・貨物車・乗合車の平均使用年数の合計を割ると「13.09年」ですから、先のデータと比較しても大きな違いはなさそうです。
また2017年度では「すべての車種の平均使用年数が伸びている」ことが分かります。
そう考えると「今の新車だと15年や20年乗り続ける」ことは、そう難しいことではなさそうに感じますね。
とはいえ、車を長く乗る為には点検整備は欠かせません。
仮に15年20年と長く乗る為には「どういったメンテナンスが必要」なのでしょうか?
H15年くらいの車(15年落ち)で考えてみましょう!
車の寿命を伸ばす!20年以上乗る為に必要なことは?
車を新車で購入するとメーカー保証が付いており「窓が開かない」などの軽微なものは3年6万km保証、エンジンやブレーキなど走行に関わる重要な箇所は5年10万kmのメーカー保証が付いています。
メーカー保証以上の走行距離や年数に関しては「重要な部品でも実費で交換」ですが、最近はリビルトパーツなどで出来るだけ安価に済ませることも可能です。
「せっかく購入した車だから長く乗りたい」と思われている方は、10万kmくらいで以下の部品はチェックですよ!
10年10万kmで要チェック!
10年10万kmを超えたら交換しておきたい部品はたくさんあります。
そのため全部交換していたら費用も大変なので「これだけはやっておきたい!」というものをご紹介します。
ちなみに、ちょうど下取りで入ってきた「H15年の三菱ekワゴン」を見てみました。
タイミングベルト
10年10万kmで交換したい部品は色々ありますが、とくに重要なのは「タイミングベルト」でしょう。(チェーンの場合は交換しなくても大丈夫です)
タイミングベルトは「エンジン内部の部品をつなぐ重要なベルト」で、切れてしまうとエンジンが壊れるので交換は必須。
そして、タイミングベルトを交換する時に「ウォーターポンプ」と「サーモスタット(温度調整の弁)」も交換しておくと安心です。
自分の車がタイミングベルトかチェーンか分からない方は、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせてどうぞ!
タイミングベルトとチェーンの見分け方!愛車がどちらか調べる方法は?
ラジエーターホース&キャップ
ラジエーターホースなどは経年劣化するので「走行距離が少なくても」交換しておいた方が安心です。
オーバーヒート「車がガクガクする(ノッキング)」と、女性や車に詳しくない方は焦るのではないでしょうか。
もしオーバーヒートしたら「応急処置としてリザーバータンクに水道水を入れる」ことで凌げますが、部品代もそう高くはないので変えておくと安心です。
車がオーバーヒートする原因は?よくある7つのポイントはこちら!
ブレーキ類
車で壊れたら怖いのが「ブレーキ」というのは間違いありません。
こちらは年数というよりは「5万kmずつ」で点検をしておくと安心です。
5万km、10万km、15万km、20万kmと消耗部品であるパッドやシューが交換時期となりますし、上記写真のディスクローターなども合わせて点検しておきましょう。
他にも10年10万kmを目安に交換しておくと安心という箇所はありますが、15年20年と長く車と付き合っていくなら「壊れたら修理する」というスタンスでも良いのかなと私は思います。
ただ、消耗部品の兼ね合いもあるので5万km区切りでしっかり点検整備受けておくと安心ですよ。
ハイブリッド車のメインバッテリーも10~15年くらいで不具合を起こす話もよく聞きます。
あと「どれくらい乗るのか?」を考えつつ、上手にメンテナンスしていきましょうね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「車の寿命について」解説してきました。
私も海外の車の平均使用年数は知らなかったのですが、オーストラリアとフィンランドは大自然というイメージがあるので平均20年以上というのは納得です。
逆に他の国は「たいして日本と変わらないんだな」という印象でした。
とはいえ、車の性能は月日を追うごとに大きく変わっているのも事実。
最近入って来る10年15年落ちの下取り車だと「まだ全然乗れる」というのが正直な印象です。
若者の車離れなんて話もありますが、安く買える中古車を寿命いっぱいまで乗り潰すというのも賢い選択かなと思います。
以上「車の寿命は20年が限界?日本や海外の使用平均年数が知りたい!」でした。
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