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車検の日数ってどれくらい?選ぶお店や走行距離で変わってくるよ! 

こんにちは!

現役の自動車営業マン田中です!

田中さんあいさつ

先日我が家の愛車プリウスが車検だったのですが、奥さんに「車検って1日で終わるの?」という聞かれました。(そういえば私がお客様に車検の連絡をしていても、よく車検の日数について尋ねられます)

そう思って奥さんに何で日数が気になるのか聞いてみると「自分の乗り慣れた車が良い(代車が嫌だ)」とのことでした。

確かに日常的に車を使う方だと自分の車が良いかもしれませんし、そういう理由があると車検にかかる日数って気になるところですよね。

 

ちなみにウチの会社は基本的に車検にかかる日数は1日です。しかし、車検の日数は

  • どこのお店で受けるか(車検の受け方)
  • 整備内容はどこまで行うか

でも変わってきます。

今回は上記2点を踏まえつつ「車検にかかる日数」についてお伝えしたいと思っています。

…でもその前に「車検」って結構勘違いされている部分があるので、まずはそこから説明させてください!

 

 

そもそも「車検」って何なの?

まず車検とは何かというと、保安基準に適合しているかどうかを確認するための「検査」です。(ここが勘違いしやすい所ですが、車検は整備や点検ではありません)

解説する田中さん

ディーラーや整備工場では車検と合わせて「法定24か月点検」を行うのが一般的なので一緒に考えがちですが、じつは法定点検を受けなくても「検査が合格であれば車検はOK」なのです。

そのため、出来るだけ車検の費用を抑えたい方は「自分で陸運局に車を持ち込み、車検を受ける(ユーザー車検)」ことも出来ます。

 

車検の内容として以下の検査があり、車検だけでいえば書類の手続きも含めて大体2.3時間あれば終わります。

※ 但し、整備不良で不合格の場合は再検査となりますので、場合によっては余計に時間や日数が掛かります。

同一性の確認 車検証と車両が同一かの確認
外廻り検査 車体や灯火類に問題がないか
サイドスリップ検査 横滑りせずに安定しているか
ブレーキ検査 ブレーキはきちんと効いているか
スピードメータ検査 メーターと実際の速度に誤差はどうか
ヘッドライト検査 光量・光軸の確認
排気ガス検査 CO・HCの濃度のチェック
下廻り検査 車両下部の不具合の確認

 

ですが、車検を受ける時は「ディーラーなどのお店に任せる」のが一般的です。

また、ここでいう車検の日数は「お店に車検を任せた場合に掛かる日数」というのが求められると思いますので、次に「車検を受けるお店の違い」についてみていきましょう。

 

 

車検にかかる日数は店によっても変わります!

車検はディーラー以外にもガソリンスタンドやカー用品店でも受け付けています。

なかには「激安車検」など安さをアピールしている車検もありますが、車検も受けるお店(車検の受け方)によって費用はもちろん日数にも違いがあります。

 

ディーラー(認定工場)で車検を受ける場合

ディーラーで車検に要する日数は「大きな故障などなければ1日」で終わります。

ディーラーは「車検を自社整備工場で行うことが出来る」認定工場という資格をとっているので、整備が完了した車はすぐに車検(検査)を行うことが出来ます。

車の車検は「指定工場」と「認証工場」のどちらを選ぶべきか?

 

そのため、入庫が朝であれば整備一式と車検を済ませて夕方には車が戻って来ます。(ディーラーに限らず「認定工場」になっているお店であれば基本的に車検は1日です)

認定工場で車検と受けると車検証やステッカーは後日引き渡しとなり、代わりに「保安基準適合標章」が貼られます。

まいこ
ディーラーだと朝入庫すれば大体その日のうちに終わります。

 

モータースなど(指定工場)で車検を受ける場合

個人が修理工場を兼ねて自動車の販売を行っている店をモータースと言います。

モータースでも認定工場の資格を持っている会社はありますが、設備投資なども必要なので「自動車の分解整備は行ってOK」という指定工場の会社が多いです。

指定工場で車検を依頼すると普通車は陸運局、軽自動車は軽自動車検査協会で受けることになります。

そのため認定工場と比べれば「車検を陸運局に受けに行く時間が半日余分にかかる」ので1日預かることが多いです。(合計2日掛かる)

田中
早いと1日で終わりますが、基本的には「2日間は車を預ける」と思っていた方が間違いないです。

 

カー用品店は見積もりを別日に行うこともある!?

昔の車検見積りは「入庫はしてもらって作業する前に金額を伝える」というスタイルでした。

整備士としてはリフトアップなどの手間が省けますし、OK貰えればすぐに車検の作業に入れるので

ですが、最近は車検でも見積もりを事前(別日)に行うことが増えました。

これはカー用品店やチェーン店などでは「見積もりだけを行う」ことが多く、それでどこの会社が安いか比較検討することが出来るメリットがお客様にはありますよね。

ただ見積もりのために1日行動することを考えると「手間暇かかるだけ面倒」かもしれません。

まいこ
その分車検費用を安く済ませられれば価値はあるかも!?

 

ガソリンスタンドなどの激安車検でかかる日数は?

ガソリンスタンドなどでは「激安車検」という、整備は行わずに車検だけ行うところもあります。

陸運局で車検の予約をとって検査ラインを受けるだけなので1日で終わりますが、整備不良で不合格となれば再検査となるので「上手くいけば1日だけど不合格だと余計な日数がかかる」ことがあります。

激安車検というだけに「メリットは何と言っても費用の安さ」ですが、不合格になった場合は逆に高くなることもあります。

田中
高年式や距離数の多い車は不合格の可能性も高まるので注意です。

 


 

車検(法定点検や整備込み)にかかる日数は、

  • 陸運局に持ち込む場合…1~2日
  • 認定工場(自社にて車検)…1日

と考えると、一般的に「車検にかかる日数は1~2日」と考えておけばOKです。

その中で出来るだけ早く車検を終わらせたいならディーラーなどの「認定工場」がオススメです。(整備もしっかりやりますし)

しかし、いくらディーラーでも車に異常があれば時間は掛かります。

というわけで、次は「車」についてみていきましょう。

 

 

「走行距離」と「年数」から車検を考えてみる!

車検が近いお客様に「もうすぐ車検ですよ」という連絡を行うと、日数と合わせて費用についてもよく尋ねられます。

そんな時は「交換の可能性のある部品」を考えて概算をお伝えするのですが、その際のポイントは「走行距離」と「年数」になります。

 

初回車検で走行距離30,000km未満

まず初めての車検(新車購入から3年)で、走行距離も30,000km未満であれば部品交換もほとんどありません。

車のメンテナンスという意味で「オイル類(エレメント)・ワイパーゴム・バッテリー」などの消耗部品をお客様の要望に合わせて交換する程度です。

もちろん整備にかかる時間も大したことはありません。

車によって諸費用(重量税や自賠責保険など)は変わりますが、諸費用と基本の整備費用くらいなので車検費用も安く済みます。

 

2回目の車検で走行距離が50,000km前後

2回目の車検(新車購入から5年)で、距離が50,000km前後であればブレーキ関係(ブレーキパッドなど)の部品交換が必要かもしれません。

こういった部品は取り寄せになるので、入荷に時間が掛かると車検の日数も伸びる可能性はあります。

とはいえ、50,000km前後で交換が必要な部品(頻繁に発注される)であれば、午前中に発注をかければ午後には入荷することがほとんどです。

2回目の車検であれば、整備も含めて大体1日あれば終わります。

 

3回目の車検で走行距離が50,000km以上

3回目の車検(新車購入から7年)で、走行距離が50,000km以上だと「走り方などの影響もあり」何が壊れてくるか分かりません。

とはいえ、最近の車は壊れにくくなっているので7年落ちくらいであれば大きな故障の心配はないかと思います。

50,000kmでブレーキ関係を交換していれば、オイルやバッテリーなどの消耗部品くらいで済むことも多いです。(意外と安く済む)

まいこ
今までの整備の受け方が影響してくる時期ですね

 

4.5回目の車検で走行距離が100,000km程度

4.5回目の車検だと新車から10年前後になり、また走行距離が100,000kmだと交換が推奨される部品も出てきます。

場合によっては「水漏れ」や「オイル漏れ」があると、車検も日数や時間が掛かってきます。

「これから故障が増えるかも」と心配になる時期でもあります。

田中
大きな故障は続きやすいので買い替えの検討もありですね!

 


 

部品交換の目安として「年数」と「走行距離」がありますが、現場で優先されるのは走行距離です。

例えば、年数は5年だけど距離は20,000kmであれば交換しなくても大丈夫なことが多いです。

ですから「5万kmや10万kmが部品交換のタイミング」と覚えておくと分かりやすいですね。

それくらいの距離数での車検は日数や費用が少し高くなるかもしれませんので覚悟しておきましょう。

 

 

車検で代車を借りると有料なの?無料なの?

私が車検の案内をすると「代車は有料なんでしょ?」と聞かれることも多いので合わせてお伝えしておきましょう。

あくまで私が知る限りですが、ディーラーでもモータースでも車検の代車で有料という話は聞いたことがありません。

多分ほとんどのお店で車検時の代車は無料で貸してくれると思います。

ただ、無料で貸し出す代車でも「新しい・古い」でチクリと言われることがあります。

そういった点で言えば、代車とはいえボロボロの古い車に乗るのは嫌だという方はディーラーでの車検がお勧めです。

 

個人店の場合は「下取りで入庫した車を代車としている」ところも多く、一概には言えませんが代車は少し古いこともあります。(もちろん新しい代車かもしれませんが)

ただ「下取りを代車にする率は高い」ので、ボロボロの代車はちょっと嫌だなという方は、車検を依頼する前に確認した方が良いですね。

でも古い代車もデメリットばかりではありません。

お店との付き合いにもよりますが、古いだけに多少傷をつけても「まあいいよ」くらいで済ませてくれることもありますよ。

 

おわりに

いかがでしたか? 今回は「車検にかかる日数」について解説してきました。

田中さんあいさつ

年数が経っていたり走行距離が10万km近くになれば「水漏れやオイル漏れなど」修理に時間を要する故障を起こしている可能性もあります。

そういった例外もありますが、大体車検にかかる日数はどこの整備工場でも「法定点検や整備も含めて1~2日」で完了します。

 

ただ、整備の内容は各整備工場の方針で変わってきます。

整備はしっかりやって欲しいなら「ディーラー」や「モータース」などの整備工場がおすすめですし、価格を重視したいなら「カー用品店」や「車検のチェーン店」などがお値打ちでしょう。

「車検に何を求めるか?」がお店選びのポイントですね。

以上「車検の日数ってどれくらい?選ぶお店や走行距離で変わってくるよ!」でした。

 



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