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タイミングベルトとチェーンの見分け方!愛車がどちらか調べる方法は?

こんにちは!

自動車整備士のまいこです!

突然ですが、あなたは自分の車がタイミング「ベルト」なのか「チェーン」なのかご存知ですか?

車のタイミングベルトは10万キロで交換する部品で、交換前にベルトが切れてしまうとエンジンが壊れてしまうという「かなり重要な部品」です。

また最近ではベルトと違って切れない(切れにくい)タイミングチェーンを使用している車もあります。

 

交換費用もなかなかの金額になりますから、自分の愛車がどちらなのか気になりますよね?

これから中古車を購入する場合でも、後々のメンテナンス費のことを考えれば事前に把握しておきたいところです。

でも一体どうやって確認すれば良いのでしょうか?

というわけで、今回はまいこさんがビシッと「タイミングベルトかチェーンの見分け方」をお教えしましょう!

 

 

タイミング「ベルト」か「チェーン」の見分け方!

タイミングベルトかチェーンの見分け方は、いくつかあります。

ボンネットを開けて「タイミングベルトのカバー」を見たり「ステッカーを見る」というのも1つの手です。

ボンネット裏などに貼られているステッカーに記載されていると間違いありません。

 

また「タイミングベルトのカバーなどで確認する方法」については、以下の動画はすごく分かりやすかったのでご覧ください。

マイケル
(まいこさんがビシッと解説しないというボケに何人が気付けるのか…。)

 

でも、この方法も注意が必要で「車種によってはカバーが無くてもベルト」という車もあります。

そのため100%間違いないとは言えません。

そこで、こちらの方法でも合わせて確認して頂くとよいでしょう。

 

車検証の「原動機の型式」をチェック!

例えば、ダイハツの車の車検証を見ると「原動機の型式」には KF とか EF と書かれています。

原動機の型式とは何かというと車に積まれているエンジン」のことなんです。

あとはそのエンジン型式から「タイミングベルトなのか?チェーンなのか?」ネットで調べることが出来ます。

(「エンジン型式 KF」とかでヒットします)

ちなみに KF だったらタイミングチェーン。

EF だったらタイミングベルトですよ。

 


 

まいこ
タイミングベルトやチェーンの見分け方がわかったところで、もう少しだけ役割や違いについて勉強しませんか?

タイミングベルトやチェーンはエンジン内部のとても重要な部品です。

万が一切れてしまうと修理費用は何十万円にもなってしまいます。

せっかくなのでもう少しお付き合いください!

 

 

タイミングベルトとチェーンの役割とは?

エンジンを動かすうえで重要な役割を担っているのが「タイミングベルト」「タイミングチェーン」です。

車はエンジンを始動させるのに、

  1. 吸気行程
  2. 圧縮行程
  3. 燃焼行程
  4. 排気行程

という工程を行います。

 

簡単に説明すると「空気とガソリンを混ぜた気体を圧縮して燃やしたエネルギーを動力」としているわけです。

そして、これらのタイミングが狂わずに一定のリズムで行われるようにしているのが「タイミングベルト(チェーン)」の役割です。

また、これらの工程はとても早く行われており、またそれぞれのタイミングがズレてしまうとエンジン内部の部品が衝突して故障の原因になります。

その場合、部品が衝突して折れ曲がったりするのでエンジンのオーバーホールが必要となり、修理費用は数十万円単位になってきます。

 

タイミングベルトとチェーンの違いとは?

まいこ
タイミングベルトとチェーンの違い以下のような点があります。
タイミングベルト タイミングチェーン
切れる 切れない(伸びる)
交換は10万キロ 交換不要(30万キロ)
音が小さい 音が大きい

 

補足を加えると、元々はタイミングベルトよりも「切れないタイミングチェーンの方が主流」だったのです。

しかし「チェーンの音がうるさい」ということで静かなベルトに切り替わっていきました。

ですが「やっぱりタイミングベルトは切れてしまうとエンジンのオーバーホールが必要」なので、現在は音の静かな「サイレントチェーン」に再び切り替わっています。

「切れないし静かなら完璧じゃん!」と思うのですが、このタイミングチェーンにも問題はあるんです。

 

サイレントチェーンは伸びる

タイミングチェーンは切れないし交換することは無いのかというと、まったくゼロというわけではありません。

というのは、「サイレントチェーンは伸びる」のです。

「チェーン(鉄)なのに伸びるの?」と思われるかもしれませんが、自転車のチェーンが伸びるて外れるのを経験したことはないでしょうか?

当然タイミングチェーンが伸びれば、エンジン内部の動きのタイミングもズレてしまいます。

その場合はタイミングチェーンが切れなくても交換が必要になってくるのです。

 

とくにエンジンに負担をかけるような走行をしたり、エンジンオイルや冷却水の管理が悪いとチェーンが伸びたり、ベルトの場合は切れる原因になります。

またタイミングベルトに関しては「冠水」も気を付けましょう。

タイミングベルトは水に浸かっても強度が落ちて切れやすくなりますから注意して下さいね。

 

タイミングベルト(チェーン)の交換費用はいくら?

タイミングベルトの交換費用は高いですよ。

部品としては数千円ですが、タイミングベルトの交換作業自体は時間が掛かるため軽自動車でも3万円はします。

またタイミングベルトを交換するなら「これからも車を長く乗る」予定だと思うので、合わせてウォーターポンプなども交換するのが一般的です。

普通車では7~8万円くらいは覚悟しておきたいですし、車種によっては10万円を超えることもあるでしょう。

 

もっと高い!タイミングチェーンの交換費用は?

タイミングチェーンの交換費用は、タイミングベルトの1.5~2倍くらいが相場です。

タイミングベルトの交換費用も高いですが、もっと高いので修理することを考えると悲しくなりますね。

普通車の場合は、10万円を超えるのもザラに出てきます。

ですから、出来るだけエンジンに負担をかけないようにオイル交換などのメンテナンスを心がけたいですね。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

車のタイミングベルトとチェーンは「とても大事な部品」です。

もし自分の車がベルトかチェーンかご存知ない方は、せっかくなので確認してみてください。

ボンネットを開けてステッカーが貼ってあると一番わかりやすいのですが、カバーでも簡単に確認することが出来ます。

それで大体合っているのですが「ホンダの車」でカバーがないのにベルトがあったと思うので、念のために車検証の「原動機の型式」でもチェックしてくださいね。

 

またベルトやチェーンに負担をかけないために、

  • エンジンオイルを定期的に交換しておく
  • エンジンに負荷の掛かる乱暴な運転はしない
  • 冷却水不足などオーバーヒートにも注意したい

というような点がポイントもありました。

普段からきちんとメンテナンスを行い、安全運転&エコドライブを心がけたいですね。

 

マイケル
最近の車は走行距離が10万kmを超えても問題なく走るので買い替えかメンテナンスして乗り続けるか悩みますね。
まいこ
そうね。メンテナンスをしっかり行って年式の古い車を大事に乗っている方も多いけど、税金が上がったりする面もあるわ。
マイケル
自動車税も13年以上乗ると上がるっておかしな話ですよね。
まいこ
確かにね。でも個人的に車を大事に長く乗ってくれている人を見ると「ホッ」とするわ。

 



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