こんにちは!
自動車整備士のまいこです!
先日お客様から、素朴な疑問だけど「車のエンジンの焼き付きってどういう症状なの?」と質問されました。
確かに「エンジンが焼き付く」という言葉はよく聞きますが、具体的にどういった状態なのかご存知の方は少ないかもしれません。
エンジンの焼き付きとは「エンジン内部の金属が溶けて引っ付いてしまう現象」です。
エンジン内部のシリンダーやピストンが引っ付くと「焼き付いた瞬間にエンジンは
また、MT車であれば車輪がロックしてスピンする可能
いざ修理すると高額で良い事なしのエンジンの焼き付きですが、そもそも原因は何なのでしょうか?
まずはエンジンが焼き付きを起こす原因からお伝えしていきましょう!
エンジンが焼き付きを起こす原因は?
少し専門的な説明になりますが、車のエンジン内部のシリンダーやピストンというのは通常直接触れないように「必ず間にオイルが入り込
その油膜を形成しているのが「エンジンオイル」で、油膜を形成する事で
- エンジン内部の摩擦熱発生の防止
- 傷や錆の発生を防ぐ
という、重大な役割を担っています。
そのため、エンジンが焼き付きを起こす原因は「エンジンオイルの管理が悪い」ということがほとんどです。
エンジンオイルを長期間交換しないなど、オイルの性能劣化やオイル量の不足により油膜が形成できないと「金属同士が擦れて摩擦熱が発生する」ためエンジンが焼き付いてしまいます。

エンジンの焼き付きには前兆があるの?
では、そんなエンジンの焼き付きを起こす前には「何かしらの症状や前兆はないの?」というと、あります。
エンジンが焼き付く前兆は以下の3つから読み取れます。
- 警告灯
- 水温計
- 異音
それぞれ詳しく見ていきましょう。
エンジンが焼き付く前に「警告灯」が点灯する!?
1つ目は油圧警告灯がメーターに点灯することです。
この状態はエンジンオイルが極端に減っていることが考えられるので、そのまま走行をし続けてしまうとエンジンオイルの潤滑不良によりエンジンが焼き付いてしまう原因になります
また、後述しますが冷却水に異常があってもエンジンが焼き付く可能性があるので、合わせて水温警告灯も注意です。

「水温計」はオーバーヒートしていないか要注意!
エンジンの焼き付きは「オーバーヒート」が原因で起こることもあります。
オーバーヒートは、冷却水漏れや内部の錆などにより冷却水が詰まりを引き起こして正常に循環せず「エンジンを冷やす事が出来ない」状態です。
オーバーヒートのまま走行を続けてしまうと「エンジンが高温になってしまう」ので焼き付きの原因になります。

「異音」は症状が進行している恐れも!
最後は「異音」ですが、こちらはすでにエンジン内部の金属が擦れている最中と考えられます。(「かじり」とも言います)
異音としては、何かを叩くような「タンッタンッタンッ」という音や「ガラガラ音」が
異音を出している状
そのため、異音に気が付いたら安全な場所に停車
スピードメーターに表示される警告灯が点灯したとしても、すぐにエンジンが焼き付くわけではありません。
警告灯の色には対処法いルールがあり、
- 青(緑)… 異常なし
- 黄色 … 早めに点検を受ける(走行は可能)
- 赤色 … すぐに停車して点検を受ける
となっています。
異音発生はもちろんですが、警告灯が点灯したら早めにディーラーなどで点検を受けてくださいね。
エンジンが焼き付いたら修理代はどれくらいするの?
エンジンが焼き付きを起こした場合の修理方法は、
- エンジンオーバーホール(内部修理)
- エンジン乗せ換え(交換)
になってしまいます。
こちらは残念ですが、どちらも高額修理となり「30万円以上は最低ライン」で覚悟した方が良いでしょう。
車の使用年数にもよりますが、エンジンの焼き付きを起こした場合は「修理せずに車を買い替えされる」方が多いですね。
エンジンが焼き付いた車でも買取してくれる会社はあるの?
ちなみにエンジンが焼き付いてしまってディーラーだと廃車だと言われた車でも「値段をつけてくれる買取店」もあります。
その1つが「廃車買取は安心サービスの車買取カーネクスト」です。
廃車に掛かり手続きなども無料ですし、動かない状態での引取りも無料で行ってくれます。
エンジン焼き付きだけではなく、事故で動かなくなった場合も買取してくれるので「動かない車の処分」が必要な時は是非!
おわりに
いかがでしたか?
今回は「エンジンの焼き付きについて」お伝えしてきました。
まずエンジンが焼き付く前兆として、
- 警告灯の点灯
- 水温計の上昇
- 異音が発生
などがありましたが、警異音に関しては「すでに金属が擦れている」可能性があるので他の2つの症状よりも深刻な状態です。
異音が聞こえたら、いち早く整備工場で点検を受けるようにしましょう!
またエンジン焼き付き防止には「エンジンオイルの管理が一番大切」です。
エンジン内部にはいくつものオイルの通路があり、エンジンオイルの交換を怠ってしまうとスラッジなどが発生して「オイルラインの目詰まり」を引き起します。
愛車に長く乗りたい方は「エンジンオイルの交換」はお忘れなくですよ!
以上「エンジンの焼き付きとは?原因や前兆を学んで愛車に長く乗りましょう」でした。
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