こんにちは!
自動車整備士のまいこです!
最近は電気自動車やハイブリッドカーが増えてきましたが、まだまたガソリン車に乗っている人も多いと思います。
そこで気になるのが燃費。
あなたは「燃費を向上させるような運転」を普段から心掛けていますか?
ここ10年でガソリン価格は大幅に高くなっていますし、毎日車に乗る方にとってはちょっとでもガソリン代は節約したいところです。
そこで今回は「燃費向上のテクニック」から、「燃費向上に関係するカー用品店に並んでいるグッズ」までいろいろみていきましょう!
車の燃費は体力の消費と一緒!
燃費を向上させる運転を考える前に「車がどんな時に燃費が悪くなるのか?」を知っておかなくてはなりません。
せっかく燃費に優しい運転を心掛けても、1つ燃費に悪い運転を行っていれば、今までの努力が水の泡になってしまいます。
車のことに詳しくない女性ドライバーやペーパードライバーの方でも安心してください。
車の燃費はジョギングの時の体力消耗と同じと考えてください。
ジョギングの時、スタート時はしんどいですよね。
少し体が温まってペースがつかめてくると自然と足が進んでいきます。
そして、せっかく調子が出てきても信号などで足を止めると、また再スタート時にしんどくなります。
あと上り坂や平地での無駄なハイペースも疲れます。
靴のサイズがあっていないのも上手く走れませんし、バッグに荷物をたくさん詰めて走るのも大変です。
これらは「人」に限らず、すべて車の燃費にも言えるのです。
というわけで、次は具体的に車に置き換えて燃費向上のコツを説明します。
車の燃費向上を目指すための準備
まずは実際に車を走らせる前の準備です。
多くは自分でも出来るくらの簡単な整備ですが、人でも体調管理は大事ですよね。
つまり、そもそもの車の状態が悪ければ、その後どれだけ燃費向上につながる運転を頑張っても結果に結びつきません。
愛車の燃費を知っておきましょう!
新車を買う際は燃費性能を気にする人も多いと思いますが、購入後は無頓着の方もいらっしゃいます。
最近の車は平均燃費や瞬間燃費が表示されるものもありますので、こまめにチェックしていつもと違う数値が出ていたら、自分の運転にフィードバックできるようにしましょう。
何よりも「数値を知っていると自然といい数値を目指したくなる」ものです。
無駄な荷物を積んでいないか?
ゴルフバッグやアウトドア用品など普段使わないものをずっと乗せたままにしていませんか?
荷物が多く、車の重量が増えれば当然燃費には良くありません。
おおよそ100Kg車重が増えることで燃費効率は3%ほど悪化します。
定期的に使うので乗せっぱなしなのが便利なのは分かります。
しかし、週末にしか使わないものを平日に乗せておくのは単なる重りでしかありません。
タイヤ空気圧は適正か?
空気圧が低いタイヤは地面との摩擦が大きくなりより多くのパワーを消費します。
これは自宅ではなかなか対応できないので、給油時にガソリンスタンドで定期的にチェックしてもらいましょう。
エンジンオイルやエアーフィルターは汚れていないか?
エンジンオイルが汚れていたり古くなっていると粘度が高まって効率のいい回転ができません。
また吸気用のエアーフィルターも汚れていると効率よくエアーを吸い込んでくれないので燃焼効率が悪くなります。
エンジンオイルは定期的に交換するように心掛けましょう。
うっかり忘れる方は「ディーラーのメンテナンスパック」などに加入しておくと、定期点検の連絡が届くので便利ですよ。
運転で車の燃費を向上させよう!
燃費向上の条件が整ったら、いよいよ運転のコツです。
運転の仕方は燃費に大きく影響しますので具体的に見てみましょう。
急発進は禁止!発進はスムーズに
車が燃料を一番消費するのが発進時です。
ドライバーにとってはアクセルを踏むだけですが、エンジンにとっては1トン前後の鉄の塊を動かすわけですから相当なパワーが必要です。
いきなりアクセルを踏み込む急発進ではなく、オートマ車であればブレーキから足を離し、クリープ現象で自然と車が動き出してから、ゆっくりと加速するようにしましょう。
車の発進時をゆっくりスタートにするだけで燃費の消費量が10%減ります。
無駄に飛ばさない!
一旦走り出すと慣性の法則も働いてスタート時ほどの燃料は消費しません。
しかし、加速し続けることは多くの燃料を使いますので、一定のスピードに乗ったら無駄な加速は止めましょう。
いずれ信号で止まるのですから、それまでの距離をいかにスピードのムラなく走れるかがポイントです。
ムラのある運転の場合、おおよそ2%~6%燃費効率が悪化します。
車間距離を充分にとる
一見燃費とは関係ないように思いますが、車間距離は重要です。
車間距離を詰めると前方車のスピードに合わせて加速・減速をこまめに繰り返すことになります。
同じ距離でも加速の回数が増えるほど燃料を消費していますので、車間距離を充分にとって一定のスピードで走りつづければ燃料の節約となります。
停車時は惰性を利用する
停車時も直前までアクセルに足を置いたままではなく、ある程度距離を置いた上でエンジンブレーキを利用しながらゆっくりと止まりましょう。
結局はアクセルを踏んでいる間が燃料消費ですから、早めにアクセルから足を離すことが燃料の節約に繋がります。
環境省のデータでは、約2%の燃費削減に繋がるとされています。
車の燃費を無駄にしない!
ここまでで燃費向上もかなり達成できると思いますが、念押しで更なるポイントを紹介します。
道に迷わない!事前にルートの確認を
あたり前のことですが迷い道は時間と燃料のロスです。
あらかじめ道順を調べるなりして目的地までは最短を目指しましょう。
また、車を発進させてからナビやスマホを見て目的地を確認する人もみえますが、単純に危ないので発信前(停車中)に目的地を調べましょう。
また、時には最短距離でも渋滞にはまり、走っていないのに燃料を消費することもありますので、よく渋滞する道は抜け道も知っておくと鬼に金棒です。
満タン給油をしないで車重軽減!
ガソリン自体も重量物ですから、満タンにすると成人男性一人分くらいの荷重となります。
理想を言えば常に使用予定量だけを入れておいてこまめに補給するのがいいのですが、ガソリンスタンドに行く回数も増えるので上手く調整しましょう。
アイドリングストップを心掛ける
最近の車はアイドリングストップ装置が付いている車種も多いです。
アイドリングストップとは、信号待ちなどの停車時に自動でエンジンを切ることで燃費向上につなげる装置です。
アイドリングストップを10分行うと、燃料約100㏄の節約に繋がります。
接客的にアイドリングストップを意識していきたいですね。
燃費向上グッズは効果があるのか?
これまでのことを徹底すると燃費は向上しますが、世の中には燃費向上につながるとされるグッズも多く販売されています。
今までは「自分の運転」ですから費用は掛かりません。
しかし、燃費向上グッズは「節約できた燃料費-商品の代金」です。
「費用対効果が上がるのか?」がポイントとなってきます。
参考までに主だったものを紹介します。
低燃費タイヤ
テレビCMでもたまに見かける低燃費タイヤをご存知でしょうか?
新技術でグリップ力を落とすことなく、タイヤの転がりをよくしたタイヤです。
よく転がるとは走行時の摩擦抵抗を少なくしますので、エンジンの負担も少なく燃費に影響するのです。
ただし普通のタイヤより少し高くなっていますので、長期的に見ないと節約には直結しません。
燃料添加剤
ガソリンタンクに入れてエンジンまでの給油ラインを洗浄するとともに燃焼効率を上げるというものです。
こういったケミカル系は種類も多く、中には単なるアルコールのものもありますのでよく調べてから使うようにしましょう。
磁力で燃料改善系
燃料供給ラインに取り付けるだけで、強力磁石が燃料内の分子レベルまで作用し燃焼効率を上げる、さらには排ガスのクリーン化も実現すると言われています。
ガソリンの分子などは実際に見ることができないので仕組がいまひとつ不明なのですが、お守り程度に試すのも面白いかもしれません。
エアクリーナー系
エアーフィルターが汚れていると吸気効率が悪くなるほか、不純物が吸気ラインに入り込み不完全燃焼を起こすことも考えられますので、それらを防ぐものです。
スプレータイプの洗浄液から、取り付けるだけのセラミックなど種類は様々です。
ディーラー点検など、長期間メンテを行っていないような旧車であれば効果はあるかもしれません。
アーシング
バッテリー配線を見直すアーシングは電装系の高性能化のみならず、燃費向上やトルクアップにも効果があるとされています。
基本的にはどんな車もアース線は装備されているものなのですが、それらをより電気抵抗の少ないものに交換して電気効率を上げるというものです。
アーシングキットはカー用品専門店からホームセンターまで価格もピンキリで販売されていますが、よほどアース線が劣化した車でない限り燃費向上までの効果を得られるのは少ないようです。
燃費向上系のグッズですが、その他にもマフラーに取り付ける物まで様々ありますが、私が試したり聞いたりした中で「費用対効果抜群に効果があった」というものはありませんでした。
確かに取り付けて燃費が1~2km/L変わったのもありましたが、正直それくらいの変化だと「本当にグッズの効果なのか判断しづらく」グッズの購入費の方が割高になります。
個人的には「車の燃費向上を目指す」のは、普段の運転を心掛けておくのが一番だと思います。
まとめ
車の燃費を向上させる運転やグッズについて解説してきました。
- エンジンオイル・タイヤの空気圧など日常的に車のコンディションを保つ
- 無駄な荷物を載せて車を重たくしない
- 急発進・急停止など行わずエコドライブを心掛ける
- 燃費向上グッズに頼りすぎない
燃費を向上させる運転を行う事で、安全運転にも繋がり事故防止にもなるので心掛けたいですね。
というわけで、「車の燃費向上」についての話はいかがでしたか?
燃費向上グッズについても商品名は伏せますが色々試したものの「コレだ!」というものには巡り合ったことがないですが、それでも「エコタイヤ」は良いかなと思っています。
タイヤも高いので「出来るだけ安いタイヤ」という気持ちもありますが、やはり性能が良いタイヤは運転していても楽ですし、どうせお金を掛けるならエコタイヤかなと個人的には思っています。
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