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スピードメーターが動かない原因!そのまま乗っておくとマズイの?

こんにちは!

自動車整備士のまいこです!

「車のスピードメーターが動かない!」

だけど、車は問題なく走るので「とりあえず乗っておこうと思うけど何か問題ある?」という相談を受けました。

結論から言えば、車検時にスピードメーターの検査があるので「車検に合格できない」可能性があります。

あとは当然「自分がどれくらいのスピードで走っているのか分かりません」から、法定速度を超えて警察に取り締まられるかもしれません。

 

ですから、整備士の私が「大丈夫です」とは当然言えないわけで、きっちり修理することをお勧めはしました。

では、そんなスピードメーターが動かない時「故障の原因」に何が考えられるのでしょうか?

今回は「スピードメーターが動かない原因や修理費用について」解説していきます。

 

 

車のスピードメーターが動かない原因は?

まず車のスピードメーターは「機械式(ワイヤー)と電気式(センサー)」2種類があります。

機械式も電気式もトランスミッション内の回転を検出しており、機械式はワイヤーで繋がっていて、電気式はスピードセンサーで検出しています。

ですが、機械式は平成初めには「ほとんど無くなった」ので、現在の車の多くは電気式のスピードメーターになっています。

まいこ
でも、念のため両方のタイプについてお伝えしていきますね。

 

今は少ない「機械式(ワイヤー)」の故障について

ワイヤータイプのスピードメーターが故障するというと「ワイヤーが切れた」など考えられそうですが、じつはワイヤー自体が切れる不具合はほとんどありません。

機械式のスピードメーターの故障はメーター内部のトラブルが多いです。

解説するまいこ

 

また少し話が逸れますが、機械式で検出しているスピードメーターをよく見ると「0~20キロの幅の間隔と80~100の間隔」が違います。

じつはワイヤーだと「0~20キロ間の回転が遅い」ので誤差が出やすいので幅に違いがあるんですね。

 

電気式のスピードメーターの故障について

電気式は、磁石を使ったセンサー(磁石のスレスレを歯車が回転し、磁気の変化をパルス化して読み取る)になっています。

スピードセンサーが故障して動かなくなった故障も何件かありましたが、それでも電気式もメーター内部の故障の方が多いです。

ちなみに、機械式から電気式にスピードメーターが変更されていった理由として、

  • 車速をデータ化して各コンピューター間で情報を共有した制御ができる
  • 極低速でも機械式より正確なスピードを検出できる
  • ワイヤーよりも取り回しやレイアウトに自由が効く

などがあります

 


 

メーター内部の故障になると修理する供給部品がないのでメーターそっくり交換になります。

修理費用としては部品代と工賃を合わせても3万円以上、さらに車種によっては高級メーターもあり「10万円以上かかる場合もある」ので修理費が高額になる可能性もあります。

 

 

車のスピードメーターを交換すると「距離」はどうなる?

仮に車のスピードメーターを新品に交換すると、走行距離数はゼロからスタートになります。

ディーラーで新品交換にすると「メンテナンスノートに記録してもらえる」ので、下取りや買取時の査定も影響は少ないです。

田中
売却時の査定に影響することが少ないことがメリットですね。

 

ただ、メーター交換費用を安くするために「中古のメーターを利用する」こともできます。

中古メーターで安いものであれば1~3万円ぐらいで交換可能です。

ただし、中古メーターだと「今までの走行距離と交換したメーターの距離に相違が出てくる」ので、売却時の査定に影響を与える事になります。

それが嫌だからとメーター交換を申告しなければ「メーター改ざん」と見なされて、査定額は大幅に下がります。

メーター改ざんは「走行距離が不明」となるので本来の査定金額よりも安くなるでしょう。

 


 

車を売却する予定が無いのであれば「中古部品で交換を安く済ませるのはアリ」だと思います。

ですが、いずれ買い替えで下取りや買取に出す予定であれば新品交換して距離の記録を取っておいた方がお得です。

 

車のスピードメーターに誤差は無いのか?

先に機械式では「0~20kmで誤差が出やすい」という話をしました。

では、電気式メーターに誤差は無いのかというと、こちらもゼロではありません。

実際にお客様から「車のメーターは100を指していて後付けのGPSメーターは90を指しているけど、どちらが正確なのか?」という問い合わせを頂いたことがあります。

そこで検査機器で計測した所「95キロ」でした。

 

ですが、これは異常や故障ではなく「車のメーターには誤差が認められている」のです。

車の年式により基準がやや変わりますが、車検時の速度検査でも「メーターが40キロを指している時に31~42キロの範囲であれば合格」になります。

低速に余裕があるのは「現在の多くの車が実際のスピードよりもメーターが速め」に表示される事が多いからです。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

今回は「車のスピードメーターが動かない原因や修理について」お伝えしてきました。

内容をまとめると

  • スピードメーターが動かないのは「センサーよりも本体に原因がある」ことが多い
  • ディーラーで新品に交換すれば「交換距離を記載してくれる」ので査定の影響が少ない
  • 中古部品は修理費を抑えることが出来るが「メーター改ざん」にならないように記録や申告に注意!

ということがありました。

 

冒頭のお客様の質問ではありませんが、スピードメーター自体が故障していたとしても「車は走行できる」ので、実際に気にしないで乗り続けている方もみえたりします。

でも、どのみち車検時には修理しないと検査に通らないですし、スピード違反で捕まる恐れもありますから早めに修理した方が安心ですね。

以上「スピードメーターが動かない原因は?そのまま乗っておくとマズイの」でした。

 



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花畑とまいこ

 


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