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オルタネーター故障の症状が怖い!前兆で察知することは出来るの?

こんにちは!

自動車整備士のまいこです!

車の発電機にあたる「オルタネーター」ですが、こちらが壊れるとバッテリーに充電が行われないので大変です。

例えば、走行中に突然エンストして「ハンドルが急激に重たくなる」こともあります。

まいこ
パワステが効かないので女性だと路肩に寄せるだけでも一苦労なんです。

 

オルタネーターが故障した時の症状としては、

  • 異音がする(ウィーン音やガラガラ音)
  • 充電量不足によるバッテリー上がり
  • 充電量過多によるバッテリー上がり(異臭がする)

などがありますが、この中に「バッテリーが爆発するような危険な症状もある」ので要注意です!

というわけで、今回は「オルタネーターが故障した時の症状や前兆について」解説していきましょう!

 

 

オルタネーター故障の症状!とくに注意すべきなのは?

冒頭でオルタネーターが故障した時の症状をお伝えしましたが、多くは「異音がする」「充電量不足によるバッテリー上がり」の2つです。

しかし、もっとも危険な症状は「充電量過多によるバッテリー上がり」です。

過充電は最悪の場合「バッテリーが破裂する」など重大な事故を起こす可能性があります。

 

まいこ
バッテリーは過充電すると「硫黄臭(卵が腐ったような臭い)」がします。

異臭を感じたらエンジンを切って、ボンネットを開けずにプロに任せた方が安心です。

 

故障の原因には何が考えられる?

オルタネーターはエンジンの回転をゴムベルトを介して利用することで発電しています。

スムーズに回転出来るようにベアリング(ローラー)が付いていますが、このベアリングが消耗すると異音が発生します。

 

また、オルタネーター内部の発電に関わる部品が故障する事もあります。

  • エンジン回転に関わらず一定の電圧に保つ「レギュレータ」
  • 発電機になる「ローター」や「ステータ」
  • 電力を供給する「ブラシ」
  • 充電された交流の電気を直流に変換する「レクチファイア」

などがあり、これらの部品が故障すると充電しなかったり過充電を起こすことに繋がります。

 

オルタネーターの修理費は?

オルタネーターの修理費は4~5万円はします。

車種によってはもっと高いので、少しでも修理費を抑えたい場合は「リビルド品」を利用しましょう。

リビルド品とは、使用済みの部品を「分解・洗浄・劣化パーツは新品に交換」して、再使用に十分利用できるように検査も受けた再生部品です。

新品よりも購入費用が抑えられるので「部品代が高い」場合は、整備士にリビルド品で修理したいと伝えましょう。

田中
ディーラーでも取り扱っています。

 


 

オルタネーターが故障すると発電が正しく行われません。

そのためバッテリー上がりを起こしたからとジャンプスタートしても「エンジンがかからない」ので大変です。

出来れば完全に壊れてしまう前に「故障に気が付きたい」ですね。

 

 

オルタネーターが故障する前の「3つの前兆」とは?

オルタネーターが故障すると走行中にエンストすることもあるので、出来れば症状出る前に発見したいです。

ここではオルタネーターが故障する時に現れる3つの前兆をお伝えします。

 

バッテリーマークの点灯

通常オルタネータが発電しないとチャージランプ(メーターのバッテリーマーク)が点灯します。

エンジンをかけずにキーをオンにした時に点灯するランプです。

 

ただ少し厄介なのが、オルタネーターが全く発電しなければチャージランプが点灯します「足りないながらにも発電している場合はチャージランプが点灯しない」ことがあります。

チャージランプが点灯しないので前兆を感じにくいですが、以下のような症状で気が付けます。

 

アイドリング時のヘッドライトが暗い!?

チャージランプが点灯しなくても充電量が足りないケースでは、前兆として「アイドリング時のヘッドライトがいつもより暗い」状態になります。

しかし、走り出すと明るくなることもあるので「なかなか気付ける人は少ない」です。

まいこ
分かりやすい症状として「ヘッドライトがチカチカ点いたり消えたりする」こともあります。

 

「ウィーン」や「ガラガラ」という異音が発生する

オルタネーターのベアリングが損傷すると「異音」が鳴り出します。

音の種類は「ウィーン」や「ガラガラ」です。

異音が発生する状態のまま乗り続ければ、やがてベアリングが砕けます。

結果、ベアリングが回転出来ないので「エンストする」可能性があります。

 

怪しいなと思ったら自分で点検することも出来ます!

上記のような前兆が表れて「怪しいな」と感じたら市販のチェッカーを使えば自分で点検することも可能です。

下記はシガーソケットに差すだけでバッテリー電圧を測定出来るので、女性の方でも簡単です。

 

こういった前兆を無視してバッテリーだけを交換すると?

実際、こういったオルタネーターの故障の前兆に気付かずに「バッテリーが上がってしまうまで気付かない」ことは多いです。

そのため、バッテリーが古いから上がったのだと勘違いして「バッテリーを新品に交換する」のですが、本来の原因であるオルタネーターを修理していないので、バッテリーを新品に交換してもすぐにバッテリー上がりを起こします。

 

たかがバッテリー交換かもしれないですが「プロの整備士は充電量や暗電流(キーオフ時に流れている電気)を点検します。

マイケル
バッテリー上がりでも信頼の置ける整備士に見てもらうのは安心ですね。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

今回は「オルタネーターが故障した時の症状や前兆について」お伝えしてきました。

オルタネーターが故障すると症状として「充電不足や過充電によるバッテリー上がり」が起こります。

また、発電しないので走行中にバッテリー上がりを起こすと「突然エンストする」こともあります。

そのため、出来れば前兆を察知したいわけですが、

  • バッテリーマークが点灯する
  • アイドリング時のヘッドライトが暗い
  • ウィーンやガラガラという異音が聞こえる

などがありました。

 

上記のような前兆を感じて怪しいなと感じたら整備工場で点検を受けるか、もしくはオルタネーターチェッカーを使用して異常が無いか確認することをお勧めします。

オルタネーターが故障した車だとジャンプスタートしてもエンジンがかかられないので何かと大変ですよ。

以上「オルタネーター故障の症状が怖い!前兆で察知することは出来るの?」でした。

 



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雪の結晶とまいこ

 


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