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オーバーヒートの症状!車にこんな不具合が出たらヤバイかもよ

こんにちは!

自動車整備士のまいこです!

「オーバーヒートを起こすとエンジンが焼きついて壊れる」というような話を聞いたことはないでしょうか?

車のエンジンはガソリンを燃焼させているので、冷却水で冷やす必要があります。

そんな「エンジンを冷やすはずの冷却水が常に沸騰状態になっている」のが、オーバーヒート!

エンジンが冷やせない状態で走る続けると、先ほどの話のように「最悪はエンジンが焼け付いてダメになる」というわけですね。

 

こんな話をすれば「オーバーヒートを起こしたら嫌だ」と思いますが、仮にオーバーヒートしても「いち早く停車すれば」とくに大きな問題はありません。

となると、オーバーヒートを起こしたらどういった症状が出るのかは知っておきたいですよね。

というわけで、今回は「オーバーヒートの症状について」解説していきたいと思います。

 

 

車にこんな症状が現れたらオーバーヒートかもしれない!?

オーバーヒートを起こすと段階に応じて症状もいろいろ変化するのと、原因によって複数の症状が現れます。

なんにしても修理費を抑えるためには「出来るだけ初期症状の段階で気付くのがベスト」ですから、まずは考えられる症状を全てお伝えしていきます。

 

走行中に異変を感じる!

オーバーヒートが起こると「走行に異変を感じる」ようになり、初期から末期で症状も以下のように変化します。

  1. 初期状況 … アイドリングが不安定になる(走行は可能)
  2. 症状が進行 … アクセルを踏んでいないとエンジンが切れそうになる
  3. 末期症状 … エンジンが停止する

 

アイドリングが不安定になる原因はオーバーヒート以外にもありますが、アイドリングが不安定になるというのは「何かしらの不具合を起こしている」ということです。

また、普段よりも「アクセスを踏んでいるのにスピードが出ない」という症状が出るかもしれません。

田中
これは異常を感知して車側がスピード制御しているからです。

アイドリング不良やスピードが出ないと感じた段階で整備工場で点検を受けるのが好ましいですね。

 

異音が発生する!

オーバーヒートを起こすと「ノッキング音(金属音)」が発生することがあります。

ノッキング音とは「エンジン内部の振動や打撃(ノック)することで発生する音」なのですが、症状によって音も変わります。

  1. 初期症状 … カラカラ
  2. 症状が進行 … キンキン
  3. 末期症状 … コンコン

 

音の表現が難しいですが、症状が進むにつれ「高い金属音」になっていきます。

そこまで行くと走行にも支障が出ていると思うので、速やかに停車するようにしましょう。

 

異臭がする・煙が出る!

オーバーヒートを起こしている原因が「冷却水漏れ」の場合は、甘い匂いがしたり、ボンネットから煙(蒸気)が出てくることがあります。

もちろん対応としては「速やかに停車」ですが、ボンネットから煙が出ているということは「冷却水がエンジンルームに吹きこぼれている」可能性もあります。

まいこ
冷却水は熱湯状態ですから火傷などしないように細心の注意を払って下さい。

 


 

ここまでオーバーヒートの症状についてお伝えしてきましたが「そもそも症状が出ても気が付けるかな?」という心配があるかもしれません。

ですが、オーバーヒートを起こすと「警告灯」や「水温計」に異常が現れるので、車に詳しくない方でも気が付けるのでご安心ください。

 

 

オーバーヒートは「警告灯」や「水温計」で分かる!?

車は異常があると警告灯で知らせてくれるようになっています。

警告灯の種類は色々ありますが、オーバーヒートの場合は以下のマークが点灯するので覚えておきましょう。

 

水温警告灯が赤色で点灯する

上記画像のマークが「赤色」で点灯します。

車種によっては水温が上がっていない時は「青」や「緑」で表示されますが、こちらは異常ではありません。

まいこ
警告灯は「赤色はすぐに停車」というように緊急度が色分けされています。

 

水温計がH側に振り切れる

最近は水温計が付いていない車が多いですが、水温計に現れるオーバーヒートの症状としては以下の3つ。

  1. 初期症状では、水温計はHに向けて温度上昇していく
  2. 症状が深刻になると水温がHを振り切る
  3. また冷却水が漏れて不足してくると水温計が作動せずにCを示す

 

最近は水温計付きの車は少ないですが「半分くらいまで」は針も上がっていきます。

大体4分の3を超えるくらいまで上昇するなら異常だと考えて間違いありません。

田中
なんにしても「あれ?いつもと違うな」というのが分かるので、おかしいと感じたら「車に症状が現れる前に」整備工場で点検を受けるようにしましょう。

 


 

先ほどもお伝えしましたが、車の警告灯は緊急度が「色分け」されています。

  • 赤色 … ただちに停車して整備工場へ
  • 黄色 … 無理な走行はせずに整備工場へ
  • 青(緑)色 … 問題なし

とにかく「赤は安全な場所に停車してレッカーを呼ぶ」ということだけは覚えておきましょう!

 

 

おわりに

今回は「オーバーヒートの症状について」お伝えしてきました。

ご紹介してきた症状として、

  • アイドリングが不安定
  • スピードが出なくなる(制御がかかる)
  • 異音がする

というのは、オーバーヒートだけで現れる症状ではありませんが「車のトラブル」ということは間違いないありませんから、どちらにしても整備工場で点検を受けるようにしましょう。

 

また、最近の車であればオーバーヒートの症状が酷くなる前に「警告灯が赤色で点灯する」ようになっています。

この時点で無理に走行するようなことがなければ大事には至りませんから「オーバーヒート!やばいぃぃぃ!」と慌てる必要もありません。

落ち着いて安全な場所に停車して、対処について分からない場合はこちらの記事をご覧下さい。

オーバーヒートの対処!絶対にやってはいけないことが3つあるよ

以上「オーバーヒートの症状!車にこんな不具合が出たらヤバイかもよ」でした。

 



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花畑とまいこ

 


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