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車の暖房が効かない!そんな時の対応や故障の原因を解説します

こんにちは!

自動車整備士のまいこです。

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突然ですが、あなたは寒い冬に車の暖房が効かなくなったことはありますか?

「車の暖房なんて壊れる事あるの?」と思う方もみえるかもしれませんが、暖房からいつまで経っても冷風しか出ないというドッキリみたいなこともあるんです。

マイケル
私も一度フロントガラスが凍る冬の寒い朝に車の暖房が効かなくなったことがあります。しかも、その日は旅行に出発する日でした。
まいこ
そんな日に車の暖房が効かないなんて相変わらずツイてないわね。それでどうしたんですか?
マイケル
いつまで経っても暖房から冷風しか出てこないので、思わず「なんて日だ!」って叫んじゃいましたよ。
まいこ
「わかる!それつい言っちゃうよね。」とか乗らないですよ。マイケルさん、言いたくないですけど今まさに寒いんですけど。

 

夏にエアコンが効かないのも大変ですが、冬に暖房が効かないのも大変ですよね。

むしろ夏は窓全開で走れば風が当たって涼しいですが、冬はただ寒さに耐えるだけなので夏よりもツライかもしれません。

どちらにしても、故障してしまえば快適な車内のために修理が必要ですが、故障の原因が自分でもわかると修理に出す時に少し安心ですよね。

というわけで、今回は「車の暖房の仕組みから暖房が効かない故障のケース、また後付け可能の暖房快適アイテム」についてもお伝えしていきます。

 

 

車の暖房の仕組みについて

車の暖房の仕組みを理解しておくと、暖房が効かない理由もわかりやすくなります。

車はエンジンが始動して時間が経つと、触るとヤケドでは済まないくらい高温になるのはご存知だと思います。

その熱を冷やすために「冷却水」が循環しているわけですが、車の暖房はこの温まった冷却水の熱を室内に取り込んでいます。

具体的には「ヒータコア」という部品に温まった冷却水を取りこんで、「ブロアモーター」という部品で風を起こして室内に送り込みます。

 

(↑ヒーターコア)

このヒーターコアに温まった冷却水を貯め80℃くらいの熱の塊(ゆたんぽみたいなイメージ)にして、風を当てて温風にします。

風を当てればヒーターコアの熱は下がりますが、エンジンで温まった冷却水はドンドン送られてくるので、温風を送るのに車は困る事はありません。

 

早く車内の温度を上げたい時は、すぐに暖房を入れるべき?

車の暖房の仕組みを考えると、始動させたばかりでエンジンが温まっていない(=水温が上がっていない)時に「車内の温度を早く上げたい」と暖房を入れるのは逆効果ということがわかります。

水温が上がっていないということは、ヒーターコアも温まっていません。

その状態で暖房をオンに入れて風を送れば、ヒーターコアを温める妨げになります。

冬の寒い時期にいち早く車内の温度を上げたい時は、まず水温が上がるまで暖房はオフにしておきましょう。

 

 

暖房が効かない!考えられる故障の原因は?

暖房が効かない原因はいくつかあります。

ですが、暖房の仕組みを考えると

  • 暖まった冷却水が流れてこない
  • 暖まった風を送り出せない

という所に絞られてきます。

暖房とエアコンは一緒と思っている方もみえますが、車の場合は暖房とエアコンの故障は別問題です。(家庭のエアコンとは違います)

以下、暖房が効かない場合によくある故障のケースです。

 

サーモスタットの故障

サーモスタットとは、冷却水の温度を調整するバルブ装置です。

エンジンの温度が低いと、冷却水の水路を閉じて暖気をします。

逆にエンジンの温度が上がってきたら、水路を開けて冷却水を流し込み、エンジンの温度を下げます。

この水路の開閉を行うバルブが開きっぱなしになると、常にエンジンを冷やし、冷却水の温度も上がらないため暖房が効かなくなります。

修理費は車種によりますが”10,000円前後”です。

 

ヒーターコア、ヒーターバルブ、ヒーターホースからの水漏れ

暖房の仕組みとして「ヒーターコアに温まった冷却水を送る」ということは先で説明しました。

その冷却水が漏れていても、やはり暖房は効きません。

ヒーターコアやヒーターバルブ(冷却水をヒーターコアに送る送らないの選択をする)から冷却水が漏れていると甘い薬品のような匂いがします。(クーラントがそんなに匂いです。)

ヒーターバルブで修理費は、10,000円くらい。

ヒーターコアは、車種によって部品代も差があるのです”50,000円以上”は覚悟しておいた方がよいでしょう。

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エアミックスドアの故障

エアミックスドアとは、冷気と暖気を調整して適温の状態で車内に送り込むドアです。

エアミックスドアが壊れると暖房にしても、ヒーターコアからの暖気調整が出来ず、ただの送風(冷たい風)しか出てきません。

リンクーケーブルやモーターで制御されますが、壊れると工賃がかなり高めです。

ヒーターコア同様、”50,000円以上”は覚悟しておいた方がよいかもしれませんね。

 

冷却水が無い

そもそも冷却水が漏れて無い状態でも暖房は効きません。

冷却水漏れとなると、

  • ラジエーター
  • ホース類
  • ウォーターポンプ

など、いろいろ可能性が出てきます。

また、その場合暖房が効かないよりもオーバーヒートの可能性も出てきますから問題は深刻です。

車の下を覗いて水が漏れていたり、リザーバータンクが空になっていたら早急に点検に出しましょう。

 

 

暖房時にA/Cは入れた方が良い?

車は熱を取るのに困ることはありませんから、冷房のようにA/C(エアコン)を入れなくても十分暖かい空気は出てきます。

ですが、暖房時にエアコンをいれるメリットもあります。

それはガラスの曇りをとってくれることです。

 

なぜ、A/Cを入れるとガラスの曇りが消えるのか?

「エアコンを入れると外気温との温度差が無くなるから曇らなくなる」とか「エアコンガスに曇り止めの効果がある」などと言われることもありますが、こちらは正しくありません。

せっかくなので、きちんと解説しましょう。

車は、暖房の温度でA/Cスイッチを入れたとしても「冷房」の機能が働きます。

わざわざ冷却された空気を暖めて車内に送り込んでいるわけですが、一旦冷却された空気は結露を起こし空気が「除湿の効果」を持ちます。(結露して空気中の水分がなくなる)

この除湿した空気が車内に充満するのでガラスの曇り(結露)がとれていくわけです。

※空気を冷却させて除湿するのを冷却式除湿と言います。

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つまり、暖房でエアコンを入れると、

  1. 暖房だとしても一旦冷却させる
  2. 冷却することで結露を起こし除湿された空気となる
  3. 除湿された空気を暖めて車内に送り込む
  4. 除湿された空気が湿度を抑える

というわけで、A/Cスイッチを入れて暖房にするとガラスの曇りが消えていくわけですね。

 

車の暖房は燃費に影響があるのか?

家に設置されているエアコンだと冷房でも暖房デモ電気代は掛かります。

車でも暖房を入れると燃費に影響があるのでしょうか?

厳密に考えるとまったくのゼロではないかもしれませんが、A/Cスイッチを入れてコンプレッサーを動かす(=回転数も上がる)わけでなければ暖房は燃費に影響しないと考えて良いでしょう。

ただし、ファンを回したりするので電気は消耗します。

ガソリンが勿体ないからと、IG(イグニッション)電源の状態で暖房を付けっぱなしにしていると、バッテリーが上がる可能性があるので気を付けてくださいね。

 

アクセサリー(ACC)電源とイグニッション(IG)電源について

せっかくなのでアクセサリー電源とイグニッション電源についても解説しておきます。

車のキーを回すと、3段階で止まるポイントがあります。

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写真で見るとACCがアクセサリーで、ONの箇所がイグニッションです。

 

スマートキーの場合は、ブレーキを踏まなければACC(アクセサリー)電源からIG(イグニッション)電源になり、3回目で電源は切れると思います。

  • アクセサリー電源とは…オーディオやナビなど車の始動に関係ない(アクセサリー)ものが動くための電源です。
  • イグニッション電源とは…車の始動に関わる大きな電源です。スピードメーターの点灯や暖房などはイグニッションの時に電源が入ります。

車はエンジンを始動させることで発電機も稼働します。

長時間アクセサリーやイグニッションの状態にしていると電力を消費するばかりです。

バッテリー上がりにはご注意ください。

 

 

暖房には無い良さがある「シートヒーター」について

最近は「シートヒーター」がオプションで選択できる車も増えてきましたね。

シートヒーターはその名の通り、シートに発熱線が埋め込まれて暖かくなります。

その温かさは冬にオープンカーで走っていても全然寒くないくらい体を温めてくれます。

個人的にシートヒーターはかなりお勧めです。

シートヒーターのメリットについてご紹介しますね。

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体が温まるのが早い

車の暖房はエンジンを始動させたばかりだと暖かくありません。

冬の朝に「早く暖まって」と、みなさん一度は思った事があるのではないでしょうか。

しかし、シートヒーターの場合は違います。

あっという間にシートから熱が伝わってきます。

また背中やお尻の部分から暖まるので、体が温まるのが早いです。

 

乾燥が防げる

暖房をつけると乾燥が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

シートヒーターは発熱線で暖めるので乾燥することはありません。

 

後付けも出来る

新車のオプションでなくても、後付け用のシートヒーターも販売されています。

 

寒い冬の日がツライと思っている方は、シートヒーターが本当におすすめです。

普段、車を使用する時に「暖房が暖まる頃には目的地に着いている」という方もいらっしゃると思いますが、そういう人にこそ打ってつけだと思います。

試しに近くのディーラーでシートヒーターが付いている車に座らせて貰うと温かさが実感できるので、今度の休みにお出かけしてみては如何でしょうか(笑)

 

まとめ

車の暖房について解説してきましたが、如何でしたでしょうか?

今回の記事をまとめると、

  • 車の暖房は暖まった冷却水が熱源
  • 暖房が効かない原因は、”冷却水が回っていない”か”温風を送り込めない”か
  • 車の暖房としてシートカバーはおすすめ

というようなことについて解説してきました。

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マイケルさんも冒頭で車の暖房が効かなくなったことがあると言っていましたが、私も冬に暖房が効かなくなったことがあります。

私の場合は、水温計が上がっていかなかったので「サーモスタットが故障した」と原因がすぐにわかりました。

ある意味、暖房が効かない原因の中で最もお手軽なので良かったです(笑)

暖房が効かない故障の場合は、なかなか自分で修理するのは難しいことが多いと思います。

基本的に放置して改善することではありませんから、寒いのを我慢せずに早めに点検や修理に出してしまいましょう。

 



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