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車のエアコンから煙が!蒸気っぽいけど放置すると故障の原因になる?

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こんにちは!

自動車整備士のまいこです!

夏の暑い日や冬場でもフロントガラスの曇り取りに車でエアコンを使用することは多いですが「車のエアコンから白い煙が出る」という経験をしたことはありませんか?

たまにお客様から相談を受けるのですが、基本的に車のエアコンから出てくる白い煙の正体は「蒸気」であることがほとんどで、後ほど詳しく説明しますが「簡単に言えば真夏に冷凍庫のドアを開けた時と同じ症状」なので故障ではありません。

 

マイケル
いやいや!そんなのなんとなく予想が付くし!

と軽く見ることなかれ!

というのも、エアコンの煙と合わせて「風が弱まる」や「異臭」などの症状がある場合は故障の可能性が出てくるからです。

そのまま放置しておくと思わぬ出費となることもありますよ。というわけで今回は、

  • 車のエアコンの仕組み(白い煙が出る理由)
  • 風量が弱まったり異臭がする場合、どういった故障が考えられるのか?

について、それぞれ詳しく解説していきましょう。

 

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なぜ車のエアコンから「白い煙」が出てくるのか?

冒頭でも少し触れましたが、車のエアコンから出る白い煙は「蒸気」です。

そして風量が弱まったり異臭がするのであれば故障も考えられますが、そこを理解するためにも「まずは車のエアコンの簡単な仕組みについて」解説させてください。

 

車のエアコンについて詳しく解説!

まず、全て車の冷房は家庭用エアコンと同じように「ガス」を循環させています。

そのガスを気化させる時に周囲の熱を奪って冷たい空間が出来るので、その冷たい空間に空気を当てて冷房を出したり、結露した所に風を当てて乾燥した空気を出して除湿しています。

つまり、エアコンから出る白い煙は「冷えた蒸気」というわけです。

田中さん
ガスを気化させるのは「注射する前に消毒液を塗って乾いていく時にひんやりする現象」と同じです。

 

また、暖房にはエンジンを冷やす為に使用している冷却水を室内まで循環させ、風を当てることにより暖かい空気を出しています。(電気自動車を除く)

このエアコンのガスを気化させる部品を「エバポレーター」といい、室内までひいた冷却水に風を当てている所の部品を「ヒーターコア」と呼びます。

そして、メーカーによって呼び名は変わりますが、エバポレーターとヒーターコア、風を出しているブロアモーターがセットになった箱を「クーリングユニット」と呼びます。

まいこ
これらエバポレーターなどの部品名を頭の片隅に残しつつ「風量が弱まる」や「異臭」といった症状が出る場合について解説していきます!

 

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「風が弱まる」場合の原因は?

クーリングユニットにあるエバポレーターから煙が出る場合は、エアコンが効きすぎている可能性があります。

真夏に冷凍庫のドアを開けた時と同じ症状ですから「実際には煙ではなく蒸気」なので、まだこの段階では異常とは言えません。

ですが、同じように使い続けていくと「どんどん吹き出し口から風が弱くなっていく」ようであれば異常になります。

エアコンが効きすぎてエバポレーターに霜が張ってしまい、空気の通り道が無くなる事により風が弱くなっている可能性があるからです。

その場合はエバポレーターに付いている「温度センサー」が故障していることが多いです。

 

温度センサーが故障すると「エアコンが効かない」か「エアコンが効きすぎるか」のどちらかになります。

エアコンが効きすぎる場合は「風が弱くなってきた時にエアコンスイッチを切る」と段々と風が強くなってきます。(霜が解ける)

まいこ
修理するまでの間は手動でスイッチを切り換えれば、とりあえずは問題なく使えます。

 

「異臭がする」場合の原因は?

煙に異臭がある場合はクーリングユニットにある「ヒーターコア」からの冷却水漏れの可能性があります。

こちらも煙の正体は「蒸気」になりますが、エンジンの熱で温められた冷却水は100℃前後になります。

その熱湯に風を当てる事により蒸気が吹き出し口から出てくるわけです。(つまり冷気ではなく湯気ですね)

沸騰した冷却水の臭いは鼻に残る「甘いにおい」ですので、きっと煙よりも臭いの方が気になると思います。

もし冷却水が漏れている状態でそのまま走行させると「オーバーヒートを起こしエンジンが破損してしまう可能性がある」ので無理に走行しないことが望ましいです。

 

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エアコンから煙が出る場合の「修理費」はどれくらい?

エアコンから煙が出る原因を「エバポレーターの温度センサー」と「ヒーターコア」にあるとしてお伝えします。

  • エバポレーターの温度センサー … 数千円程度
  • ヒーターコア … 2万円程度から

エバポレーターの温度センサーは部品自体もさほど高くありませんし、交換自体もさほど手間ではありません。

しかし、ヒーターコアとなると「ダッシュボードを全て取り外す」ケースもあり、そういった車種の場合は修理費5万円を越えることもあります。

とはいえ、とてもそのまま乗れる状態ではありませんので交換せざるを得ないですけどね。

 

おわりに

いかがでしたか?

今回は「車のエアコンから煙が出る」という状況について解説してきました。

ここまでの内容をおさらいすると、

  • 車のエアコンからでる煙は「蒸気」である
  • 冷房が効きすぎて風が弱くなる場合は「エバポレーターの温度センサー」が故障している可能性大!
  • 薬品のような甘い異臭がする場合は「ヒーターコア」から冷却水が漏れているかも!?

 

基本的には「ただ白い煙が出てる」のであれば、夏場に冷凍庫を開けた時と同じなので気にすることはありません。

ですが、風が弱まったり異臭がするのであれば「故障している」可能性が大なので、エアコンが必須のシーズンになる前に整備工場で早めに修理してもらうようにしましょう。

以上「車のエアコンから煙が!放っておくと故障したりするの?」でした!

 



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